突然ですが皆さんは「M4カービン」をどう読んでいますか?
「エムフォー」それとも「エムよん」?
元々がアメリカ製ということもあって「えむふぉー」が正しいはずですね。
じゃあ他の銃器は?
2ケタや3ケタの数字はどう読むの?
今回は素朴な疑問である「銃器類の名前の読み方」をまとめてみました!
わりとどうでもいい!かもしれませんが、もしかしたら何かのタイミングで役に立つことがある・・・かも?
先に例を出したM4カービンと並ぶ米軍のM16。
多くの人は「エムいちろく」と読むのではないでしょうか。
しかしアチラでは「エム シクスティーン」というため、それに習うのであれば「エム じゅうろく」が正しくなります。
うーん、これは違和感がありますね。
ちょっとオールドなM14も同じです。
映画『フルメタルジャケット』でも「エム フォーティーン♪」と歌っていましたね。
なので正しくは「エム じゅうよん」です。
話題の電動ショットガンのAA-12もそう。
「エイエイ トゥエルブ」と読みます。
「エイエイ イチニイ」ではなく「エイエイ じゅうに」が正しいわけです。
米軍のハンドガンといえばベレッタのM9。
これは「エムナイン」で問題ありません。
しかし、アメリカ人が大好きM1911は・・・
「ナインティーンイレブン」。「いちきゅういちいち」や「せんきゅうひゃくじゅういち」ではなく「じゅうきゅう じゅういち」と分けていいます。
ちなみに「ガバメント」といってもまったく通じないので要注意。
グロックシリーズも数字として読みます。
グロック17は「グロック セブンティーン」グロック26は「グロック トゥェンティシックス」、グロック43は「グロック フォーティスリー」です。
オールドガンに多い4ケタ数字は1911と同じく2ケタずつバラして読むことが多いです。
コルトの1851NAVYは「エイティーンフィフティワン ネイビー」、コルトの32オート(M1903)は「エム ナインティー ゼロスリー」というそうです。
問題は3ケタの数字です。
S&WのM629は「エム シックストゥーナイン」ではなく「エム シックス トゥェンティナイン」といいます。日本語だと「えむ ろく にじゅうきゅう」ですね。
あぁ、これも違和感が・・・。
同じく米軍のMINIMI(M249)は
「エム トゥー フォーティナイン」。
1ケタと2ケタにバラして読みます。
弾薬についても基本的に上記の読み方がほとんどです。
45口径は「フォーティファイブ」、44口径は「フォーティフォー」ですが、357マグナムは「スリーフィフティセブン」、338ラプアマグナムは「スリーサーティエイト ラプア」といいます。
全体的な傾向としてはこんな感じでしょうか。
1ケタはそのまま読む
2ケタは数字として読む
3ケタは1ケタ+2ケタに分けて読む
4ケタは2ケタ+2ケタに分けて読む
10や500などキリの良い数はそのまま数字として読む
のが基本になります。
なお、今回の例はすべてラスベガスのSHOTSHOWでメーカーの中の人に聞いてきたので間違いないはず。
これは戦車や戦闘機の型番でも同様です。
ただ、いくら正しい読み方でも、普段の会話で通じなければ意味がありません。
やっぱりM16は「エムいちろく」ですよね!
知識として覚えておいて、ふとした時に(イヤミにならない程度に)ウンチクとして炸裂させましょう。
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