【連載】もと女性自衛官アヤベの「ここだけの話」その34~自衛隊、年中、花盛り

こんにちは、アヤベです。

自衛隊では、基地や駐屯地を一般開放することがあります。開庁祭や納涼祭など、各地でいろんな行事が開催されています。もちろん、立ち入りできる場所は限定されていますが、普段は入れないところに行けるのって、ワクワクしますよね。

いろんなものが珍しいので、あちこち目移りしてしまうかもしれませんが、ぜひご覧になっていただきたいのが地面です。

地面のどこかといいますと、マンホール。自衛隊の敷地にあるマンホールのふたには、桜のマークがついているのです。(用途によって違うマークのものもあります)

マンホールのふたって、管轄する市町村によっていろんなマークがあるんですよ。アヤベの故郷である長崎県長崎市は、アジサイと☆五芒星☆でした。街中に結界が張ってあるみたいで面白いでしょ。梅がシンボルの太宰府天満宮に行ったときは、梅花のマークだったなあ。みなさまの街のマンホールはどんなマークですか?

自衛隊のシンボルは桜なので、マンホールも桜マークです。階級章も桜星と呼ばれるマークがついていますし、自衛隊の車両や物品にも桜のマークがついています。マンホールや階級章と違って、車両や物品の桜マークは、三幕それぞれちょっとずつ意匠が違うんですよ。陸自はちょっと丸っこい桜、海自は錨との組み合わせ、空自は桜の両側に三本線がデザインされています。このマークを見れば、どこの管轄のものかが一目でわかりますね。ちょっと硬い雰囲気に見られがちな自衛隊ですが、実はあちこち花盛りなんです。

現役隊員は、自分が所属している幕のマークは見慣れていますが、他幕のものはよく知らなかったりします。途中で退職していればなおさらです。アヤベもちょっと前まで――具体的に申しあげますと先週まで、通算すると入隊直後から14年間――物品のマークは全自衛隊共通で桜に三本線だと思っていました。そうか、この三本線は翼だったのか。

実は、「ここだけの話」の連載を始めてから知ったことが、たくさんあるんですよねえ……っていうのも、ここだけの話ですよ。

イラスト:モノ

▶▶▶前の回を読む:【連載】もと女性自衛官アヤベの「ここだけの話」その33~あってはならないはずの音

[amazonjs asin=”4197104286″ locale=”JP” title=”自衛隊VS中国軍 すべてわかる最新兵器の真実!: 徹底戦力比較 (タウンムック)”]

綾部綾

長崎出身、名古屋市在住、元航空自衛官。
ライター&プランナー。
料理と宴会幹事が趣味で、サバゲでは主に弁当、炊事、打ち上げ等の後方支援を担当。

投稿者記事

  1. 【連載】もと女性自衛官アヤベの「ここだけの話」その6~まだまだこだわる! 続いて足元!

    2017-10-26

  2. 【連載】もと女性自衛官アヤベの「ここだけの話」その1~草食隊員攻略法~

    2017-09-30

  3. 【連載】もと女性自衛官アヤベの「ここだけの話」その36~隊員浴場に女性がいるっ!?

    2015-12-30

  4. 【連載】もと女性自衛官アヤベの「ここだけの話」その35~自衛官にふさわしい格好とは?

    2015-12-23

関連記事

  1. アニメ効果すげえ!!海上自衛隊がプロモーションに協力 護衛艦で「蒼き鋼のアルペジオ」の撮影が行われる

    2013-10-26

  2. 【先進技術】「将来戦闘機」純国産・ステルスジェット戦闘機がもうすぐ初飛行する!?

    2018-03-14

  3. イラストで解説するサバゲ「サバゲ・イラストレーティッド」大好評の第7回!

    2013-11-19

  4. 【連載】もと女性自衛官アヤベの「ここだけの話」その4~限りなく素直すぎるネイビー

    2015-05-21





RSS さばなび

アーカイブ

ページ上部へ戻る