先日アップした
【エアガンカスタム】今人気のAR(M4)は?民間仕様の最近の流行はこんな感じ!
という記事が非常に好評につき、その続編として「カスタムARのトレンド」的に、コンプリートガンではなく、パーツ単位で人気の高いものをまとめてみました。
なお、ネットでの画像だけでなくラスベガスのSHOTSHOWで撮影した写真も含めました・・・というか、SHOTSHOWで「◯◯が付いてるAR、多かったね」と気づいたものも結構あったりします。
お気に入りの電動ガンに好きなパーツを組もうとした場合、「果たしてこの組み合わせはアリなのか?」と悩んでしまうことも少なくありませんが、そんな時の手助けになれば幸いです。
「そんなのいわれなくても知ってるよ!」という人も多いと思いますが、「AR系のカスタム記事や実銃の情報をもっと見たい」というリクエストがけっこう多いので、そのあたりはぜひご了承下さい。
トレンドその1:細身のハンドガード
最近よく見るのがフルレイルではなく上部レイルのみのスリムで軽いハンドガード。
とはいえ、何もつけられないと不安なのか、必要な位置に最小限のアクセサリをダイレクト装着できるKey-ModやM-LOKシステムを備えたモデルが多数を占めています。
GEISSELE SUPER MODULAR RAIL MK8 M-LOK
ガイズリーのAR用レイルの中でも新しめ、M-LOK対応のハンドガードです。
ガイズリーのハンドガードは軽いのに耐久性が高く、ミリタリー的な手荒な使い方にも耐えられそうです。
MIDWEST INDUSTRIES SS SERIES M-LOK FREE FLOAT HANDGUARDS
お手頃価格ながら品質も悪くないのでコストパフォーマンスに優れるMI製。アチラではAmazonでサクッと買えるような身近な製品だそうです。
見ての通りスッカスカで軽さと放熱性に優れるだけでなく、サイドスロット上下のわずかな面取りなど細かい作り込みもポイント。
これのエアガン用レプリカ、どこか出してくれませんかねぇ。
BRAVO COMPANY KMR KEYMOD FREE FLOAT HANDGUARDS
マグネシウム合金なので実物を手に取ると軽すぎてビックリします。
Key-Modシステム自体が軽量ということもあり、軽さ重視で選ぶとこれ!という人気のハンドガード。
その分、耐久性や頑強さはやや劣るといいますが、実際はどうなんでしょうかね?
エアガン用ではDytacのレプリカがあり、かなりデキがいいですよ。
トレンドその2:細い軽量バレル
「軽量化」を考えるた場合、最も重い部品であるバレルをどうにかすれば・・・というわけで、昨今では細身のライトウェイトバレルが流行しています。
ハンドガード内はあまり見えませんが、マズルデバイスの根元にチョロっと除くバレルが細ければ「あぁ、細いやつね!」という感じになります。
エアガンでは性能に関係ありませんが、バレルを変える時はぜひ「細さ」を意識してみてください。
RAINIER ARMS WYLDE MATCH BARRELS(16inch)
参考のため、俗にいう「ブルバレル」がこれ。ステンレス製で重さは970g。
ちなみにミリタリーのM4ではもっと太いバレルが採用されています。
FAXON FIREARMS LIGHTWEIGHT BARRELS(16inch)
こちらはスチール製のライトウェイトバレル。見た目からして細くて軽そうですね。
実際、重さは540gと上記のブルバレルと同じ長さでほぼ半分。
もちろん、細いと物理的な耐久性が落ちたり温まった時の弾道変化など欠点もありますが、それを差し引いても「重いのイヤ! 軽くしたい!」という人が増えているそうです。
トレンドその3:角度の立ったピストルグリップ
構えた時にヒジを張り出さず絞り込むのが近年主流のスタイルですが、そんな時に扱いやすくなるのがこのグリップ。
電動ガンの場合はモーターの関係でそこまで角度を起こせませんが、ガスブロではぜひ導入しておきたいところです。
BRAVO COMPANY GUNFIGHTER GRIP Mod3
けっこうな頻度で見るのがこのBCMのもの。どこででも安く買える人気のグリップです。
細かい違いによってバリエーションがありますが、基本的な角度や構造はほぼ共通。
DANIEL DEFENSE PISTOL GRIPS
コンプリートガンのDDM4に装着されてるものですが、グリップのみの単品販売もあります。
トリガーガード一体でゴム製のクッションがポイント。見た目は好みが分かれますが、握り心地はかなりよかったですよ。
撃ちやすさやハンドリングも優秀とのことです。
トレンドその4:ショートスコープ
ちょっと前までタクティカルシーンではダットサイト一色でしたが、最近では低倍率のズーム式ショートスコープの使用が増えています。
特に倍率を1倍にしてイルミ機能を使えば、その使用感はダットサイトとほとんど変わりません(きちんと構えた場合に限ります)。そのまま倍率を上げれば中〜遠距離の精密射撃も可能とくれば、多少重くなってもハヤるのは分かります。
VORTEX VIPER 1-4x24mm
軽くて視界も明るく、それでいてそこそこの価格なのがVORTEXのスコープ。
ハイエンドのRAZORはもちろん好評ですが、ミドルクラスのVIPERシリーズも軽くて人気があります。
VORTEXのレンズは日本製が多く、このモデルも非常にクリアでシャープな視界。長すぎないアイリリーフも好印象でした。
LEUPOLD Mark6 1-6x20mm
天下のリューポルドはやっぱり人気の一流ブランド。
ミリタリーユースもあるMark6やMark8は高価ながら、タクティカルシーンでは頂点ともいえる信頼と実績があります。
その性能は素晴らしく、チラッと除けば誰でも「これスゴい」と分かるレベル。ただ、ちょっと重いかも・・・。
トレンドその5:TrijiconのRMR
ここ数年で一気に見かけるようになったドットサイトがこれ。
とにかく小さくて軽く、ハンドガンのスライドに直乗せしても壊れない堅牢さが利点。最近ではハンドガンのみならず長物、特にARに搭載するケースが増えているので要チェックですよ。
ARに搭載する場合はハイマウントが必要になりますが、こんなデザインのものもあります。
LaRueの「RMR Mount LT827」
光学機器は意外と重さがあるので、RMRのような軽いドットサイトはそれだけで選ぶ理由になりますね。
トレンドその6:MAGPULのアイアンサイト
光学機器を乗せても不意のトラブルに対してアイアンサイトは必須。
中でもよく使われているのが金属製の「MBUS-PRO」です。
折りたたむとかなり薄くなり、スルッと引き起こせて見やすい!というよくできたもの。
しかし、人気の理由は「安いから」だと思います。
フロントもリアも実売価格は100ドル前後。他社製品に比べて圧倒的に安価です。
それで普通に使えるとなれば高い装着率も納得ですね。
高精度を売りにするLVOAのコンプリートガンにも搭載されていました。
デフォルトだとフロントのサイトポストが太めですが、エマージェンシーと考えればそれほど気にならないでしょう。
トレンドその7:ハンドストップ
上記のような細身のハンドガードの普及によるためか、グリップ位置を固定できるハンドストップの装着が増えています。逆にフォアグリップを付けている画像は減りましたね。
特に薄いKey-Modでは直付けのフォアグリップに力をかけると凹んだり曲がったりします。
B5 SYSTEMS GRIP STOP HAND STOP
このようなシンプルなものが人気あります。
ちなみにハンドガードパネルの装着も前よりも減っているように思います。
以上、ここ最近の民間AR、特にタクティカルユースでよく見るパーツをピックアップしてみました。
ARのカスタマイズにはクルマのドレスアップのように流行があり、使うパーツの年代を意識すると、よりそれっぽく仕上がると思います。
もちろんエアガン用のレプリカは、市販後しばらくしてからリリースされることも珍しくないので、「何がなんでも最新!」という組み合わせは難しいかもしれませんが・・・。
最後にひと言。
今回の記事でもいつものように「こうでなきゃおかしい!」とか「これはないわー」という気は毛頭ありませんので、「こんなパーツが人気なんだ」くらいに考えてくれればと思います。
その上でこだわりたい人はパーツ選びの時にでも、ぜひ参考にして下さい。
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