【エアガンカスタム】今人気のAR(M4)は? 民間仕様の最近の流行はこんな感じ!

東京マルイのGBB「M4A1MWS」が話題になっていますが、今回はミリタリーではなく民間(コマーシャル)モデルのAR(M4)についてです。
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ミリタリーモデルはカスタマイズに制限がありますが、民間では法令の範囲内で好き勝手にカスタムが可能。おもしろいモデルがいっぱいあります。

そこで有名(と思われる)メーカーのコンプリートガンをざっと集めてみました。基本的に14.5あるいは16インチバレルが中心ですが、中には所持許可が必要なショートバレルもあります。
毎度のごとく「これが絶対です!」ということは全くなく、単に「最近はこういったタイプが人気あるようですよ」と思ってくれれば・・・。
では、さっそくどうぞ!

COLT
アメリカを代表する銃器メーカーのCOLT。ARや1911といった現在人気の銃器類のオリジナルは、ある意味COLTが発祥といってもいいでしょう。
ARについてはオーソドックスなモデルが多いようです。

LE6940
113
1399USドル
ワンピースなモノリスティックアッパーを備えた16インチバレルモデル。

AR15A4
114
999USドル
20インチバレルのフルサイズAR。大ざっぱにいうとM16A4のセミオートモデルです。
ちなみにコルトもM16A4を製造して米軍に納入しています。

S&W(Smith&Wesson)
一昔前はリボルバーで、今ではM&Pシリーズで知られる古参メーカー。お買い得価格のM&P15シリーズは市場でも好評だそうです。

M&P15 Sport
115
739USドル
プラハンドガードのベーシックモデル。セールでは400ドルほどで買えることもあり、カスタムベースとしてよく売れているらしいです。

M&P15 VTAC II Viking Tactics
116
1949USドル
V-Tacがプロデュースしたタクティカルモデルでライトマウントとスリングも付属。ハイダーやストックはVLTOR製です。

HK(Heckler & Koch GmbH)
元々はドイツのメーカーですが、アメリカ現地法人のHK-USAもあり。独特の機構と高い品質、そして高価格という分かりやすいラインナップです。

MR556A1
121
約3300USドル
HK416の民間仕様がMR556。16.5インチバレルのベーシックモデルですが、従来の4面レイルだけでなく、写真のようなKey-Mod風ハンドガードになるモデルもあります。グリップやストックもHK独自のものですね。

SIG SAUER
現在はスイスのSIGでは銃器類の生産はほとんどなく、アメリカのSIG SAUER USAが一気に取り仕切っています。高精度な仕上がりと品質は折り紙つき!

M400 Carbon TS
117
1999USドル
同社はガスピストン化されたSIG516が有名ですが、これはリュングマン方式のM400。
その中でもLancerSystems製のカーボンハンドガードを備えたハイエンドモデルです。

M400 Enhanced
118
1234USドル
MAGPULのポリマーパーツが組まれたベーシックモデル・・・とはいえ、1200ドル以上してしまうのは、さすがSIGといったところでしょうか。

FNH
ベルギーのFNハースタルも現地法人のFN-USAを展開中。
2015年からカスタムARがラインナップされ、お買い得感のあるコンプリート価格が好評だそうです。

FN15 TACTICAL CARBINE
119
約1400USドル
MI製のM-LOKハンドガードやMAGPUL製MOE-SLストックなど最新パーツで組み上げた2015年のニューモデル。非常に軽く、取り回しに優れます。

FN15 DMR
120
約1050USドル
クロームステンレスの18インチヘビーバレルを備える高精度AR。
マズルデバイスはシュアファイアのProComp556を装備しています。

BCM(Bravo Company USA)
元々は大手ショップだったBCMですが、ここ何年かで急成長して今や立派なメーカーに。オリジナルパーツは扱いやすくお手ごろ価格なので非常に評判いいそうです。

BCM RECCE16 KMR-A
109
1400USドル
15インチのKMR ALPHAやMOD 0コンペンセイターなど自社製パーツで構成された軽量な16インチモデル。

BCM Mk12 Mod 0-A5 FDE
110
2700USドル
俗にいうSPR。MOD 0タイプのハンドガードが最大の特徴です。18インチの高精度バレルとOPS製のサプレッサー対応ハイダーも独特なものになります。

LMT(Lewis Machine & Tool Company)
ミリタリーやLEモデルも手掛けるかなりの規模のメーカー。
ほぼ自社生産の部品を使い、スタンダードからハイエンドまで各種のARをラインナップしています。

LM8MRP SC (SLK8)
122
2405USドル
一体型のロングスリックアッパーが特徴。16インチバレルはステンレス製のマッチグレード、トリガーは2ステージマッチトリガーになっています。

LM8MRP 10.5-300 BLK SBR
123
2451.51USドル
スリックアッパーと10.5インチバレルを備える300ブラックアウト専用のショートモデル。

DANIEL DEFENSE
2000ドル未満で買えるコンプリートガンDDM4が好評のDD。
独特のデザインは好みが分かれますが、実用と考えれば一級品のラインナップです。

DDM4 CARBINE  ISR-300 BLACKOUT
101
2899USドル
10.3インチバレルにサプレッサーが付くやや特殊なモデル。ガスブロックはピストルレングスで口径は300ブラックアウト。亜音速弾の使用が前提なのでしょうか。

DDM4 CARBINE  V11 LW
102
1599USドル
ライトウェイトプロファイルの16インチバレル+15インチのKey-Modスリムレイルという軽さがウリのコンプリートAR。
2015年に登場したストックやグリップが新鮮です。

AMBUSH 300 BLACKOUT
103
1799USドル
ハンティングユースを狙ったモデルでマズルデバイスはなし。ハンドガードは12インチのMFR。300ブラックアウトを使用し、大型のイノシシでも1発で仕留められるそうです。

Knight Armament
みんな大好き、ナイツ・アーマメント。ミリタリーはもちろんコマーシャルでも大人気のメーカーです。
自社生産はレシーバーとハンドガード、小物パーツくらいでバレルはNoveske、その他のパーツはLMT製を多用しています。

SR-15 MOD2
104
約2400USドル
民間用のSR-15の基本となる現行モデル。E3ボルトやURX4ハンドガード、2ステージマッチトリガーやアンビコントロールなどナイツならではの機能を多数搭載している人気モデルです。

SR-30
105
約2700USドル
300ブラックアウトを使用するSR-30ですが、カタログではこの9.5インチバレルしかありません(実際はイロイロあるようです)。バレルとマズルデバイス以外はほぼSR-15と同じ仕様になります。

TROY DEFENSE
数年前はお手軽ARの印象がありましたが、最近では独自のコンプリートARが特徴。
2015年からはPDWタイプのストックがラインナップに加わり華を添えています。

TROY M7A1 PDW 5.56
106
1749USドル
TROY伝統のPDWモデルがM7A1。その現行モデルは7.5インチバレル+7.2インチのアルファレイル、ストックは同社のPDW。9mmのサブマシンガンに替わるPDWシステムとしてラインナップされています。

TROY Alpha Carbine
107
1299USドル
メインとなるAlphaCarbineにもショートバッファーのPDWストックが組み込まれます。バレルは14.5インチながら、1.5インチ長のハイダーが固定式。特別な許可がなくても所持が可能です。

TROY DELTA CARBINE
108
1099USドル
組み込まれているデルタレイル(ミッドレングス)は頑強なだけでなく、通常の16インチバレルにそのまま被せてフリーフロート化が可能という機能的なもの。

Bushmaster Firearms
格安ARの代名詞ともいえる同社ですが、最近ではちょっとハイエンドなカスタムARもラインナップ。用途や予算に応じて好きなモデルが選べます。

XM-15 Basic Tactical Carbine
111
1350USドル
オリジナルの15インチハンドガードと16インチバレルを装備するタクティカル仕様のAR。アンビセレクターと2ステージトリガーも装備しています。

16″ MOE MID-LENGTH
112
1330.65USドル
16インチバレルながらガスシステムはミッドレングス。ハンドガードは通常よりもやや長めです。グリップやストックはMAGPULのMOEでリアサイトも同じくMBUS。

以上、ここ1~2年の新しめのモデルをざっとまとめてみました。
オリジナルパーツを使う個性的なモデルも多いですが、その場合はエアガン用のレプリカがないと再現は困難かもしれません。

ただ、全体的な傾向として4面フルレイルのハンドガードは減り、細身で軽量なスタイルが好まれているようです。
また、CNC切削を多用した少量生産メーカーにはもっと変わったモデルも多々あり、民間ARの進化や発展はまだ続きそうです。
電動ガンやガスブロAR(M4)をカスタムする際の参考にしてみて下さい。

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乾 宗一郎

東京都生まれ。親の影響で幼少時よりモデルガンに親しんで育つ。装備品よりは銃器類の方に明るく、民間ARとオールドリボルバー、SFプロップガンが専門分野。ここ数年はガスブローバックのARカスタマイズにハマっている。好きな映画は『エイリアン2』、好きなモビルスーツは「トールギス」。サバゲはエアガンカスタムのフィールドテストとして嗜む程度。

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