サバゲを楽しむスタイルはいろいろあります。
米軍を筆頭としたミリタリースタイルはもちろん、最近では自衛隊装備も人気がありますね。また、俗にオペレーター系といわれる民間風スタイルや、場合によってはコスプレも根強い支持があり、サバゲ=ミリタリーというワケじゃないのです。
とはいえ、「もっと個性的でカッコいいスタイルってないかな?」と思っている人もいるでしょう。小柄な女性ゲーマーはウェアのサイズの問題もあるかもしれません。
そこで今回は「レンタルBDUから脱却したいビギナー向けのスタイリング提案」というコンセプトで、今までにないようなサバゲのスタイリングを考えてみました。
ちなみにフルレンタルといえばこんなイメージ。
写真はBDUじゃなくてフライトスーツ(ツナギ)ですが、サバゲ初体験~数回という人はだいたいこんな感じで楽しんでいるのではないでしょうか。
なお、今回の予算は1万円ということで、エアガンとゴーグル、ブーツと装備品は別として純粋に服のみで揃えますよ!
というわけでやってきたのは都内の高円寺。
古着屋や雑貨屋が多く、格安でファッションアイテムが調達できるといわれています。
そして今回協力してくれるのはこの2人!
モデルの犬塚鴻羽くん(左)とx115xTaylorのK氏(右)。
そう、今回はプロのテイラーさんによる見立てでセットアップしてみます!
まずは軽く打ち合わせを。
「西アジアの民族衣装っぽい感じとかどうですか? 漫画『砂ぼうず』っぽい雰囲気もいいですね」
「あー、こういうのもアリですね! でもAKを持つとそのままゲリラ風なので、あえて違うエアガンを持たせたいかな?」
大まかにイメージをしつつ、古着屋にあるものをベースにしてそれに合わせていくという方針になりました。
まずは商店街にある大手の古着屋へ。
まずスタイリングのベースとなるパンツを物色し、モデルの犬塚くんにジャストサイズなカラージーンズ(カーキ色)をゲット。お値段は1,000円、安い!
同時に襟元がゆるっとしたカットソー(薄いラベンダー色)も1,000円で発見しました。
次にエスニック系の雑貨屋の突入!
ここではカーデガン風の薄手のシャツ(黒・2,800円)と、ざっくりと粗めのメッシュスカーフ(カーキ系・980円)を購入しました。
基本となるものはこんな感じ。
見ての通りミリタリー臭ほぼゼロです。
雑貨屋では麻のテーブルクロス(2.500円)とアクセサリーもいくつか買っておきました。
ウッドネックレスは980円、レザーブレスレットは500円、真鍮製の大型安全ピンは100円×2。
ここまでの総額は9,960円。1万円で収まりました!
では、赤羽にあるK氏のアトリエにて試着大会です。
モデルの犬塚くん、ものすごく期待している表情です。
そりゃまぁ、自分に合わせてコーディネートしてくれるわけですからね。
ということでさっそく着用してみると・・・
はい、いかがでしょうか!
ブーツとベルトは犬塚くんの私物、ニーパッドとグレネードポーチ、フライトグローブ(左手のみ)はK氏の私物、装備品はx115xTaylorのC1107チェストリグになります。
服自体はミリタリーとは関係ないものにしつつも、チェストリグなどの装備品に関してはちゃんとしたものを合わせるのが「いかにもありそう!」というリアリティのポイントになるそうです。
上半身はゆったりとしたカットソーとカーディガン。チェストリグを内側に装着するのがポイントです。カットソーにはサムホールがあったので、右手だけ親指を通して着用。逆に左手はブレスレット+袖まくりと左右非対称にしてみました。
ベタベタにペイントしたMP5SD6が、いかにも「表舞台に出たらいけない任務の人」っぽさを演出してくれますね。
カーディガンには上部にのみボタンがあるので、ここを留めるとよりシンプルに、そして怪しさ倍増です。
かなり身軽なのでサバゲで問題なく投入できるスタイリングだと思います。
ちなみにメッシュスカーフを頭にグルグル巻く時は、ざっくり丸めてボリューム感を盛り盛りにするのがコツらしいですよ。
なお、ここからさらに盛るオプションとして、テーブルクロスをマントのように羽織ってみると・・・。
おぉ、これはアヤしいイメージがマシマシに!
まだ新品なので固さはありますが、数回洗うと重さが出たり端がほつれたりで、もっとクタッとした雰囲気が出てくるでしょう。
テーブルクロスは胸元で大型の安全ピンで留めているので、MP5をマントの内側に隠すようスリングで吊ってもよさそうです。
今回のスタイリングは、最終的にこのような仕上がりになりました。
いかがですか?
手持ちの銃がMP5のSDということもありますが、いかにもストーリーがありそうなツウ好みのスタイルになったと思います。
全体的にかかる金額も低くおさえられるのも古着を使った理由の1つ。どうせサバゲで汚れてしまうのであれば、新品のBDUではなくユーズドでもいいのでは?と考えるのもアリですよね。
もちろん、ビギナーだけでなく、すでにアパレルや装備を各種揃えている経験者の人も、こういったスタイルにチャレンジしてみてもおもしろいと思います。装備品は流用できるので純粋に服だけであらたな楽しみ方ができる・・・かも。
サバゲはミリタリースタイルじゃなくてもカッコよく決まるよ!という提案になったでしょうか?
協力:x115xTaylor
ハイクオリティで個性的なアイテムはもちろん、各種オーダーメイドも受け付けてくれる頼れるミリタリーテイラーさんです。
モデル:犬塚鴻羽(いぬづかこうう)
公式ブログ:銀閣のブログ
公式Twitter:犬塚鴻羽(´・ω・`)元銀閣/@nuko_rist
犬塚くんはアクションや殺陣をもこなせる俳優さん。
舞台などの情報は上記ブログを要チェック!
※記事中の写真では撮影のためゴーグルやアイウェアは装着していません。いうまでもありませんが、実際のゲームでは必ず目と顔面を保護するもの装着して下さい。
[amazonjs asin=”4777915220″ locale=”JP” title=”別冊ライトニング78 ヴィンテージ古着大全 (エイムック 1868 別冊Lightning vol. 78)”]