たとえ夏は終わっても、ゾンビの襲来は年中無休で終わることはありません。
生ける屍が溢れる廃墟と化したロンドンで、たった1人の最終決戦が今開始されます。
いえることはただひとつ、生き残れ！
Wii U用のゲームソフトとして2012年11月に発売された『ZOMBI U』は、マップの作り込みやゾンビの猛攻のシビアさなどの評価が高く、任天堂ハードで遊べるゾンビゲーとしてトップクラスのクオリティを誇っていました。
その傑作がこのたび、タイトルを『ZOMBI』と改めてPC、Xbox one、PS4対応の移植版として8月18日にリリースされました。
今回から数回、移植版を待望していたゾンビ好きのために『ZOMBI』の魅力を徹底解説しましょう。
ロンドンに闊歩する生ける屍たちと戯れつつ、このゲームの魅力を紹介します。
初っ端から大惨事！ 先行き不安すぎるロンドンゾンビツアーの幕開け
ゲームを起動してキャンペーンモードを開始すると、さっそくゾンビの集団に追いかけ回されるシーンからスタート。
思わず泣きたくなる状況ですが「プレッパー」と名乗る謎の男から無線が入り、「隠れ家へ急いで走れ！」との指示を受け、主人公は猛ダッシュで隠れ家へと向かいます！
PC版はWASDキーによる移動とマウス照準をメインとした、一般的なFPSと同様の操作方法。FPSを多少はかじっている人ならば、悩むことなくプレイできるでしょう。
なお、本作はゾンビに1回噛まれただけで即感染（＝死亡）してしまうのでモタモタしないように！
ゾンビから逃げ延びてやってきた隠れ家。電源を入れると「以前の生存者」から荷物を受け取れといわれます。
以前の生存者とは、つまりゾンビにやられてお仲間入りしてしまった人か・・・。
これもゾンビで溢れた世の定めということで、映画『ショーン・オブ・ザ・デッド』以降、ゾンビ退治ツールの定番となったクリケットバットをいただきました。
死体から本作で初登場となる銃「L9A1」を入手。いわゆるブローニングハイパワーの英国陸軍採用モデル。
1934年に完成した本銃は、古いながらもダブルカラムマガジンを筆頭とする近代オートの基本項目が全て詰め込まれています。
ただ、十分な弾薬が調達できないため、イザというときの必殺武器として大切に持っておきましょう。
初のゾンビを撃退し、荷物を持って隠れ家に戻ると「近所のスーパーマーケットの監視カメラをハッキングしろ」という指示が。
サバイバルの鍵を握るのがスキャナー。
物資がありそうな場所に照準を合わせることでその有無がわかるという便利アイテムです。これを使ってミッションに必要なオブジェクトをスキャンするシーンもあるので要領よく使っていくべし。
というわけでバット片手に隠れ家を出て、平和な街からサバイバルフィールドへと変貌したロンドンに繰り出してみた次第。
荒れに荒れた町並みにゾンビの群れがいる風景は、まさにポストアポカリプスの世界そのまま！
ゾンビゲーではもはや定番も定番な光景ですが、ゾンビ大好き人間はこういう風景だけでニンマリしてしまうのです。
スーパーマーケット店内はあきらかに何かいそうな様子で、予想通りこの先にはゾンビがチラホラ・・・。冒頭シーンほどの大群ではありませんが油断は禁物です。
上の画像はバリケード化されたドアをハンマーでこじ開ける様子。
ハンマーがあればバリケードの組み立て・破壊が可能となり、隠れ家の強化や街での簡易的な避難所作成など、生存確率をグッと上げられます。
向かってくるゾンビの頭部をバットで破壊しながら、なんとか目的地に到着。
このジャンクションボックスをスキャンすることで、スマートマップ（他画像で右下に表示されているレーダー）が更新され、未開の地のぐっと探索が楽になります。
これにて最初のミッションも終了ということで、帰路につく生存者でしたが・・・。
やられても安心！いろんな意味で生き返るぞ！
帰路をのんびりと移動していたら、スキを突かれてゾンビの大群に囲まれてしまった！
ということで、筆者の操作していた生存者はゾンビのお腹の中に入ってゲームオーバー・・・・・・かと思いきや！
プレイヤーキャラが見知らぬ生存者にチェンジ。
そう、このゲームでは生存者が死ぬと、プレッパーが新たなる生存者を見つけ出し、何度でも「復活」することができるのです。
生命の軽い世界観とこの設定が非常に上手く融合しており、ともすればゲームの興を削ぐこともある「復活」の概念に、一定のリアリティをもたせる工夫が素晴らしい！
やられてしまった生存者は、ゾンビと化して死亡した場所の付近を歩きまわっています。そのため、新しい生存者がまずやることは、ゾンビ化した旧生存者を退治して所持品を回収すること！
最初のゾンビ退治が、本作の特徴的なシステムを説明する演出になっています。
今回は隠れ家のすぐ近くだったので簡単でしたが、遠くになればなるほど、物資が欠乏した状況での回収となるので難易度が・・・。
今回は筆者の不甲斐なさもあり、ロンドンの洗礼を受けてゾンビにやられてしまいました。しかし、意思ある人間はゾンビと違い、経験から反省することができます。
ということで次回は、先ほど紹介したL9A1やそれ以外の頼れる銃器類を紹介してみます。大きな銃声でゾンビを引き寄せてしまうというリスクはあるものの、本作でもパワフルな活躍を見せてくれるでしょう。
そう、いよいよゾンビに反撃開始だ！
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