メキシコの麻薬王による映画のような脱獄劇のニュースが話題になっています。
脱獄したのはメキシコ最大の麻薬密売組織「シナロア・カルテル」の最高幹部である「エル・チャポ(El Chapo)」ことホアキン・グスマン(Joaquin Guzman)受刑者(58歳)。
グスマン受刑者は麻薬密売などの罪でメキシコシティー近郊にあるエル・アルティプラーノ刑務所に収監されていました。
ここは殺人犯や誘拐犯などを収容する刑務所のため最高レベルの警備体制が敷かれていましたが、何と地下に約1.5kmのトンネルを掘って脱獄したとのこと。
画像出典:Eyewitness News
トンネルは刑務所のシャワー室から近くの建設現場まで繋がっていて、高さ1.7m、幅80cm、照明や換気設備まで備わっていたそうです。
トンネルを掘るためにプロ仕様の機器を使用して1年がかりで5000万ドルも費やしたと考えられており、3,250トンの土を運び出すためレールに取りつけたバイクを使用した模様。
グスマン受刑者が脱獄するのは二度目で、一度目は2001年、洗濯物のカートに隠れて脱獄したそうです。これも映画みたいな話ではあるんですが、それに比べると今回はえらく大掛かりな手段を取ったものです。
もっとも、一度目の脱獄は対外的にはそういうことになってますが、実は看守を買収しまくってやりたい放題、最後は正門から堂々と出て行ったなんて説も・・・。
メキシコもなかなか闇が深そうです。
監視カメラの死角に作られた刑務所側のトンネル入り口
画像出典:The Wall Street Journal
建設現場側のトンネル出口
脱獄した瞬間の監視カメラ映像
Video released of ‘El Chapo’ escaping(1:04)
[youtube]https://youtu.be/fb2Tep2dtc8[/youtube]
記事出典:Daily Mail Online
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