【イベントリポート】爆炎をバックに撮影! 特殊撮影の現場を取材して、なおかつ体験撮影されてみた!

7月某日、私イヌイは千葉県の鋸南町におりました。
目的はとある採石場にて行われる「特殊撮影のお手伝い」のためです。
その特殊撮影とは・・・

これ! ガチ爆炎ですよ。CGじゃありません。

歴代特撮モノで爆破シーンの数々を演出し『巨神兵東京に現わる』や『進撃の巨人』なども手がけてきた制作会社ローカストさんが「特撮爆破撮影する」というので、お手伝いという名目で取材+便乗したわけです。

ではさっそく、当日の様子をリポートします!

この採石場は特撮番組などでもちょくちょく登場するマニアにはおなじみのスポット。
この日の気温は31度で、台風の接近によって時おり強風が吹くという微妙な天候でした。雨よりはいいのですが、風が吹くと吹き上がった炎が流れてしまうそうです。

現地にて撮影に使われるカメラは・・・

一眼デジカメやムービー、GoProなど盛りだくさん。
この他にも見学者のミラーレス一眼やスマホなどでも撮影が行われます。

これが発火用のスイッチ。ローカストさんが操演者として取り扱います。

電気着火でガソリンを発火。業界的には「ナパーム」と呼ばれる仕掛けです。

※安全対策のため画像は加工してあります。

さすがに危険な撮影なので・・・

メジャーでしっかり距離を測り安全管理を徹底。
爆炎はおおよそ半径2m上空4~5mまで、1秒ほどかけて広がるそうです!

さて、準備ができたのでまずはテスト発火から行いましょう。

このマネキンさんに実験台になってもらいます。
爆心地(?)からの距離は約10m。ここで風が止んだ瞬間に・・・
[youtube]https://youtu.be/3JroDcDLwFc[/youtube]

20mほど離れて撮影していましたが、衝撃波と熱風が全身に押し寄せてきます! グワッ!と熱い空気を全身で体感。バックが岩山なので反射した熱や音が時間差でこちらに向かってくるような印象もありました。

もう1枚テストの様子。

モデルの立ち位置はこんな感じです。

では、本番の様子をどうぞ!

サンプルとなるのはサラリーマンのお二人。
有無をいわさずこの撮影に拉致されたそうで普通に営業スタイルです。
[youtube]https://youtu.be/wNOBBp1dico[/youtube]
炎 の 営 業 マ ン こ こ に 爆 誕 。

さて、私イヌイも撮影されてみました。このために(ほぼ)フル装備と電動ガンを持ってきたのです。

「次に風が止んだらいきます」というアナウンスを聞いて緊張感がマックスに。
うぅー、ドキドキしやがります。
写真の矢印は10m後方にセットされた発火装置。もうちょっと離れたほうがいいかも・・・と思っていたらイキナリ、3、2、1・・・ドカーン!

うおぉぉー、背面全体が熱気で押されて・・・す ご く ア ツ イ !
そして熱気が収まった途端、ススや真っ黒に焦げたビニールの破片が、背後から足元をザザーッと流れていくことからも相当なエネルギーなんですね。
ちなみにペルターのイヤマフはしっかりサウンドカットしてくれましたよ。

「OK!」の合図の直後、被験者は100%振り返って確認します。
まだほんのちょっとくすぶっていますが、すぐにスタッフが濡れた毛布をかけて消火していました。さすが!とプロの手際の良さを実感。
と、こんな感じで大きなアクシデントもなく無事に終了しました。いやー、これは貴重な経験。

そしてこのように爆炎をバックで写真が撮れてしまう撮影イベントですが、そのうち開催される可能性があるとのこと。
もし実施されればサバゲチームでの記念撮影はもちろん、今までにない写真を撮りたいコスプレイヤーさんや愛車をカッコよく撮りたい人などかなり需要があるのでは?

何か発表がありましたらお知らせしますので期待してお待ちください!

※可燃物を使用した撮影は非常に危険なので不用意にマネをしないで下さい。今回の撮影は撮影場所の使用許諾や消防への申請などを行い、プロの操演者の指導・管理のもとに行っています。

※取材協力:ローカスト、mitok
※記事内の動画はmitokより

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乾 宗一郎

東京都生まれ。親の影響で幼少時よりモデルガンに親しんで育つ。装備品よりは銃器類の方に明るく、民間ARとオールドリボルバー、SFプロップガンが専門分野。ここ数年はガスブローバックのARカスタマイズにハマっている。好きな映画は『エイリアン2』、好きなモビルスーツは「トールギス」。サバゲはエアガンカスタムのフィールドテストとして嗜む程度。

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