6月16日から19日の3日間、ロシア・モスクワ州クベンカで行われた国際軍事技術フォーラム「ARMY-2015」。
ここで、カラシニコフは新9mmピストル「PL-14」のプロトタイプを発表しました。
ロシアの特殊部隊とIPSCの専門家が共同で開発したものだそうです。
特徴は、実際に撃つ人間工学と射撃技術の融合によるバランスだそうです。
「軍や警察のための武器としてだけではなく、競技用の銃としても汎用性があります。特殊部隊向けだけでなく、民間の競技用なども生産していくつもりです」とカラシニコフCEOのAlexey Krivoruchkoは述べています。
グリップの厚みは28mm、スライド厚みは21mmと比較的薄く、ピカティニーレールを採用、操作は全てアンビ対応というもの。
リコイルを最小限に抑えてスピーディーな射撃が可能だそうです。
安全面にも最大の注意が払われており、もしも高所から落下しても暴発を防ぐ構造。基本バージョンのPL-14は暴発や誤発砲がないようにトリガーが長く、また重くなっており、ベテラン用にトリガーの軽いバージョンもあります。
<PL-14の仕様>
口径:9×19mm
全長:220mm
高さ:136mm
厚さ:28mm
銃身長:127mm
装弾数:15発
重さ(装弾後):0.99 kg
カラシニコフの銃はライフル競技でよく見かけますが、今後はハンドガンシューティングの分野にも手を伸ばすのでしょうか。
写真を見る限り、なかなかおもしろそうなハンドガンに仕上がっていると思います。
[amazonjs asin=”4022732067″ locale=”JP” title=”カラシニコフ自伝 世界一有名な銃を創った男 (朝日新書 106)”]