実銃の世界でAR用ポリマーマガジンといえば、今まではMAGPULのPMAGが独壇場でした。
しかしここ数年、他のメーカーからも相次いでこのタイプのマガジンがリリースされ、さまざまなAR用マガジンが登場しています。
そんな中、ちょっと前に話題となったのが「HEXMAG」。
文字通り外装全面に六角形の幾何学的なモールドがあるポリマーマガジンです。
飛び抜けたスペックはありませんが、堅牢性と弾上がりという基本性能に優れ、14.99USドルという価格もあってじわじわとシェアを伸ばしているとか。
筆者も個人的に注目していて、「エアガン用のHEXMAGが出ないかな?」と思っていたところ・・・香港のDYTACから発売されました!
その名も「HEXMAG Airsoft」。正規ライセンス品なので商品名は同じです。
スタンダード電動ガン用のスプリング給弾式で装弾数は120発、カラーはブラック、ダークアース、フォリエッジグリーン。価格は20USドル前後。
スプリングマガジンとはいえ、120発も入ればメインとして使える装弾数です。
パッケージは個別包装のビニールパック入り。
では各部を見て行きましょう。
まず重要な給弾部。
オレンジ色のフォロワーが目を引きますが、これはエンプティインジケーターを兼ねたもの。BB弾をロックするストッパーはやや固めのスプリングでかっちりと可動します。
PTSのPMAG(M-version)と比較したところ・・・。
PMAGはストッパーを解除してもここまでしかフォロワーが上がりません。
つまり、HEXMAGは残弾がある状態でマガジンを抜いた時にポロッとこぼれるBB弾が1~2発少なくなっています。
底部にも鮮やかなオレンジ色が。
特に機能的な意味はなくアクセントです。 ここは実銃用と同じようにカラーパーツがオプションで発売されるかも?
エンドプレートを抜くことが可能。
マガジンのケースからインナーを抜き取る場合はエンドプレートのスロットにあるシルバーのピンを叩いて押し出す必要があります。
前後面には六角形のパターンはナシ。
このすべり止めのリブがとても効果的で、マガジンを握った時にほどよくサポートしてくれます。
外装もPMAGと並べるとマグウェルに入る上部までモールドが入っているのが分かります。
長さや反り具合はPMAGと寸分違わず同じでした。
以下、各色の装着見本です
では実際の給弾性能はどうなのかを試してみました。
数マガジン分をパスパスと撃ってみたところ・・・セミオートでもフルオートでもバッチリ給弾しました!
11.1Vリポのフルオートサイクルでも追いついていたので、ハイサイクルでも問題なく使えそうです。
というわけで、ちょっと変わった外観ながら、マガジンとしての性能は問題ありませんでした。
ミリタリーではなく民間仕様になってしまいますが、目新しさのあるこのHEXMAGはオススメ。これからこのマガジンを装着した実銃の写真が増えていくと思われるので、今のうちから先取りでいかがでしょうか。
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