前回まではPC版の発売に合わせて『GTA Ⅴ』の魅力について紹介した。今回から、サバゲーマーにも人気のゲーム『バトルフィールド』について迫っていきたい。
『バトルフィールド』シリーズといえば、『コールオブデューティー』と並んで有名な、FPS(ファーストパーソン・シューティング)の一大タイトルだ。プレイヤーは、多彩な銃器や兵器を使用して銃撃戦が楽しめるところが特徴。いままでのシリーズでも、アジアから中東まで、世界中のあらゆる地域で暴れ回るという、迫力の戦闘体験ができた。このゲームをキッカケにサバゲーに興味を持ったという人も多いだろう。
2015年3月19日に発売になった『バトルフィールド』シリーズの最新作『バトルフィールド:ハードライン』の舞台は、なんとマイアミを中心としたアメリカ国内! 見慣れたコンクリートジャングルを舞台に、プレイヤーは警察か、犯罪者のどちらかになり、壮絶なサバイバルに参戦することになるのだ!
今回は、狭い空間での銃撃戦でからカーチェイスまで、短い中にも『ハードライン』の魅力が凝縮されたプロローグを紹介していきたい。
冒頭のデモムービーはいきなり護送車の中から始まり、今作の主人公であるはずのニコラス・メンドーサ(通称ニック)は囚人服を着ている。
そこから時代は3年前に。どうやら昔は警察官だったらしいニックが、同僚のストダードと共に、麻薬絡みの事件でホテルに乗り込むところから物語が始まる。
銃のかまえ方など、キャラクターのモーションはリアル。『バトルフィールド』シリーズでは、人気サッカーゲームの『FIFA』シリーズに導入されていた技術「モーションブレンディング」が導入されている。そのため上記のような突入シーンなどでも、モーションとモーションがなめらかにつながっており、自然な動きが楽しめるのだ。
メンドーサとストダードが突入すると犯罪者は不意打ちに面食らったのか、悪態を突きつつも大人しく逮捕される。この逮捕アクションは『ハードライン』ならではの要素。ネット対戦でも有効なアクションだ。
無事仕事も終わりかぁ……と思いきや、部屋のシャワールームに隠れていた女性が、出会い頭にショットガンで発砲。あっとういう間にホテルの一室は銃弾飛び交う戦場となった!? やっぱりこうなるの!! 落ち着いてもいられないが、落ち着いた判断のもと、冷静に犯罪者に対処する必要がある。主人公は警察官なのでキャンペーンモードではハンドガンの活躍が目立つ。しかし、ハンドガンは、アサルトライフルなどよりも威力や射程で劣るため、実際に重装備の犯罪者と対峙する警察官の恐怖感を体験できる。
銃撃戦も終わったところで一安心……かと思いきや、たまたま部屋にいなかったらしい犯罪グループのひとりが、ニック達を目撃して逃亡!
走って追うが、犯人は窓から飛び降り、車で逃げ出している。ここからはカーチェイスだ!
マイアミを舞台にした大カーチェイスが始まる。いままでの『バトルフィールド』にはなかった要素だ。火花の華麗なエフェクトなど、既存のシリーズで評価されていたグラフィック描画力はコンクリートジャングルに舞台を移しても健在だ。
ド派手すぎるカーチェイスの末に、なんとか犯人逮捕に漕ぎ着けたニックたち。こんなことして怒られないのかしら……?と思うのだが、その予想は次のミッションで的中することに。
プロローグのあと始まるのは、おしゃれな海外ドラマ風オープニング映像。そう、今作のキャンペーンは何かと海外ドラマをかなり意識しており、プロローグからどうニックが犯罪者となっていくのかが明かされていくストーリーの展開や、ちょっとした台詞、豪華キャストに至るまで、かなり充実した内容となっているのだ。ぜひ、じっくりとプレイしていただきたい!
今回紹介しておきたいイチオシ役者が、キャンペーンに登場するニール役のマーク・ロルストンだ。『さばなび』的には、ジェームズ・キャメロン監督の『エイリアン2』に登場する海兵隊員ドレイク役としておなじみだろう。今作ではスマートガンを撃ちまくるようなことはないが、ワルっぷりが堂に入っているので、ぜひチェックしていただきたい所存!
次回は、『ハードライン』と『4』の対戦モードを比較! ミクロな戦場とマクロな戦場の魅力を確認しよう。
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