本日より開催された「第54回静岡ホビーショー」。
皆さんが最も気になるであろう東京マルイの新製品情報は朝イチでお伝えしましたが、ここで改めてちょっと詳しくリポートします!
まずは何といってもイキナリ発表で話題の「AA-12」。
基本はバッテリーで動作する電動ガンです。
しかし、3シリンダー、3バレルの「電動ショットガン」。エアコッキングやガスショットガンで実績のある1列で給弾されたBB弾を3つのチャンバーに分けて押し込み、同時発射するというメカが電動化されています。
当然フルオートも可能でメカボックス自体のサイクルは10発/秒。
しかし、3バレルなので秒間30発という圧倒的な面制圧力・・・・。
外観はツルンとしているシンプルな印象。
標準装着は写真のボックスマガジン。
装弾数は90発ですが、3発動時発射なので30回トリガーを引けます。実銃はフルオートオンリーですが、マルイのAA-12はセミオートも可能。
なお、重さは約4.2kgあり、次世代電動ガンのHK417よりちょっとだけ軽い印象でした。
クリアモデルもあったので内部が(ある程度)わかります。
内部構造は電動ガンとしての信頼性や確実さを重視した独自のもの。グリップやバレルガードあたりは内部に補強リブが入りまくりです。
メカボックスはストック後端からグリップ全部までの長大なもの。まったく新規のメカボックスです。バットプレートに近い後端にモーター(専用品)が入っているのがわかりますか?
バッテリーはこの下にミニSサイズが入ります。
ちなみに従来の電動ガンよりほんのちょっとバッテリーの消費が多いとのことですが、1300mAhのミニSバッテリーで1000発弱撃てるそうです。
3バレルのHOPチャンバーがすごい!
コッキングハンドルを引くと現れるダイヤルで、3バレル完全独立のHOP調整が可能。
しかも、センターのバレルは通常の上HOPですが、左右(下側)のバレルはHOPがナナメにあります。これによって、一定の距離を飛んだ後で、3発のBB弾をフワッと広がるように拡散させることができます。
これをフルオートで撃たれたら・・・と考えると恐ろしいですね。
ピストン(シリンダー)はグリップ上部に。
多弾発射のショットガンのように小径シリンダーが3つあるそうです。
ストロークは従来の電動ガンより長いそうで、後端部のモーターやギア(3枚)と離れていることから、何らかの方法でピストンをコッキングしているようです(ヒミツとのことで教えてくれませんでした)。
調整可能なリアサイト。
金属製でシンプルながら頑丈なもの。
上部レイルがないので、狙う時は強制的にアイアンサイトを使うことになります。
こちらはフロントサイト。
左右のガードがなくむき出しなのは実銃通りです。
前後サイトの中央にあるコッキングハンドル。
これを下げてホールドオープンし、HOPダイヤルを調整します。
マガジンキャッチはここにあります。
AA-12というとドラムマガジンのイメージがありますが、ボックスマガジンもシンプルでカッコいいと思いました。
ショットガンらしいぶっといバレル。
3本のインナーバレルはやや奥にありました。
ちなみにこのアウターバレルはめちゃくちゃ剛性が高く、マズル付近を握って水平に持ち上げてもギシギシいいませんでした。
樹脂製の本体内部はビシッと金属製のフレームが通っているそうです。
オプションとなるドラムマガジン。
電池巻上げ式で装弾数は3000発以上。
フルオートで撃ちまくると誰でも弾幕魔神になれます。
機構上の特徴といえばこのノズルガイド。
「カシマコート」とよばれる自己潤滑コーティングが施され、過酷な動作環境でも確実な給弾ができるとか。
他にもFETの標準搭載もあり、東京マルイの新機軸が多数盛り込まれた期待の電動ガンです。
発売予定は「夏頃には・・・」というお答えでした。
なお、「スタンダード電動ガン」「次世代電動ガン」というくくりではなく「電動ショットガン」というジャンルになり、価格も「次世代電動ガンよりは安くなれば・・・」とのこと。
おそらく想像よりも安い価格でリリースされるのではないかと思います。
これは期待ですね!
ガスブローバック「M4A1 MWS」。
去年のこの会場で発表されたガスブロM4。
改良を続けて「ほぼ市販状態」に到達したとのことです。
外観などは以前に紹介したものと変化ありません。
会場内で空撃ちできましたが、ビシビシとキレの良いリコイルはナカナカのものでした。
展示品はロワーの刻印が入っていませんでしたが、市販品は「レーザー+打刻」によるコルトディフェンスの刻印がバッチリ入るそうです。
打刻ということで非常に期待してしまいますね。
スペアマガジンはアルミ製。価格は未定。
さすがに1本1万円ということはないようです。
基本ともいえるミリタリーM4だけに期待している人も多いでしょう。
発売は「夏には・・・」とのことなので、涼しくなる前に入手したいですね。
ガスブローバック ハイキャパ・ゴールドマッチ
ガスブロハンドガンの名作、ハイキャパ5.1のカスタムモデル。
すべり止めのグリップテープが付属します。
ハイキャパ用としては裏面に型紙がついていました。
マッチ用と考えればこれはうれしいですね。
実射性能に関しては信頼と実績のハイキャパなので心配いらないはずです。
ガスブローバック ベレッタM9
ひとことでいえばM9A1のフレーム変更モデル。
もちろんスライドの刻印はちゃんとM9のものになっています。
従来の92F、M9A1と合わせてマガジンは共用可能。
F/RサイトもちゃんとM9用の2ドットタイプです。
特にM9Aとはスライドを組み替えても動作するとか。
30年に渡って米軍のサイドアームを務めているM9だけに、興味のある人も多いのではないでしょうか。
BBエアーリボルバー(10歳以上用)
10歳以上用のエアーコッキングリボルバー。
シングルアクションで1発1発ハンマーを起こして発射します。
まずはコルト・パイソンから「夏休みをめどに」登場予定。
4/6インチ、ブラック/シルバーなど、どれからリリースするかはまだ未定だとか。
先込めのカートリッジ式です。
スピードローダー使えますよ!10禁ガンと侮れません。
これはちょっと興味が湧いた人も多いと思います。
なお、357マグナムと44マグナムでちゃんとサイズを変えているそうです。
コンパクトマシンガンシリーズ
バッテリーがリニューアルされ、電動ハンドガンと同じマイクロバッテリー仕様になります。
このような変換アダプタ同梱でパッケージが変わるそうです。
LED PRO LIGHT
プロライトの高輝度バージョンが登場。
なんと200ルーメンの明るさです。
もちろん電動ハンドガンの外部バッテリーとしても使えます。
これもちょっと期待ですね。
そして今回最も隠し球すぎたのが「特急ガン」。
電車が変形するストライカー式のトイガンです(7才以上向け)。
専用の柔らかいBB弾(シリコンゴムっぽい材質)を、エアシリンダーではなくストライカー方式で弾き出して発射します。
ちなみに通常のBB弾は装填できません。
パワー的には銀ダン以下。
しかし、エアガン人口の裾野を広げるというのは素晴らしいことだと思います。
これで遊ぶお子さまが増えたらいいなぁ。
10才以上用 プレゼントキャンペーン
恒例のスペシャルモデルが当たるキャンペーン。
さばなび的には3位の「mk.23 SOCOMスペシャルフルセット」に引かれました。10禁エアコキのケース付きフルセットですよ!
前評判に反して(?)ものすごい盛り上がりだった東京マルイのブース。
ぜひ一般公開日に足を運んで、特にAA12のスゴさを見てほしいと思います。
個人的にはエアーリボルバーが早く欲しいかな。
第54回静岡ホビーショー
14日(木)業者招待日 9:30~16:30
15日(金)業者招待日 9:30~16:30
16日(土)一般公開日 9:00~17:00
17日(日)一般公開日 9:00~16:00
第54回静岡ホビーショー公式web
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