【塗装カスタム】手軽にもっとカッコよくなる! NERFリペイントのススメ~その1


タカラトミーのお子さま用スポンジガンのNERF(ナーフ)
人差し指くらいのスポンジ弾を数m飛ばせる、極めて安全なおもちゃの鉄砲です。

しかし、デザインはSFっぽくてカッコいいのに、カラーリングが白やオレンジといったモロにSF風。もちろん、これはこれでいいのですが、このデザインのままリアルにできたら・・・と考えてしまうのがマニアの性かもしれません。

そこで今回は「トイガンのNERFをちょっとリアルに塗装してみよう!」ということでリペイントしてみました。

ベースにするのは以前にガンレビューでも紹介した「Nストライクエリート ストロングアーム」

6連シリンダーを備えた大型ハンドガンで、機構は手動コッキング式です。

では最初に仕上がりをイメージしましょう。

大型のハイパワーハンドガンというイメージから、アニメ『装甲騎兵ボトムズ』の「アーマーマグナム」っぽくしてみようと思います(写真は大日本技研のガレージキットです)。

今回の作業ではキチンと塗るので、ちゃんと分解します。

本体左側面のネジを外せば分解可能。
先に外すスライドに3か所、その後に開くフレームに9か所のネジ穴があります。隠しネジはありません。

分解できたら各パーツの表面をアルコールなどでよく脱脂しておいてください。
その後にまず下地塗装を行います。

使用するのは染めQ「ミッチャクロンスプレー」
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樹脂にも使えて無色透明、強力な塗料密着効果があります。
垂れたりしないよう、薄~く吹くのがポイントですよ。

模型用のサフェーサーも一部に使ってみました。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
しかし、ミッチャクロンのほうが剥がれにくく乾燥も早かったので、あえて使う必要はなさそうです。

下地が乾燥したらカラースプレーで塗装。

メタリックな質感にしたかったので模型用ラッカースプレー「黒鉄色」を使いました。メタリックカラーは缶をよく振ってから吹きましょう。
落ち着いた色味にしたい場合は半ツヤのブラックつや消しのダークグレーでもいいと思います。

どのカラーにしてもなるべく薄く、何回か重ね塗りで仕上げるようにします。
また、屋内で塗る時は換気に十分注意しましょう。

この段階でウェザリングもしておきました。
シルバーのマーカーのインクを綿棒に染み込ませ、エッジや角の部分、あるいはロゴ文字などに擦りつけて使い込んだように見せます。

コツは綿棒に染み込ませたシルバーがほとんど乾いた状態で、ちょっとずつ色を乗せていくようにすることです。

グリップ部はレッドブラウンで塗ります。

木製ではなくベークライトっぽいイメージです。
マスキングテープをパネルラインに沿ってしっかり貼り込み、これまた薄い塗膜を塗り重ねるようにスプレーしましょう。
ドバっと吹いて垂れると下の黒鉄色が溶け出して混ざってしまうので要注意です。

乾いたらマスキングテープを剥がしてチェック・・・うん、OKです。
グリップ中央のマークを白く塗ればコスモドラグーンっぽく見えるかもしれませんね。

では、残りも細かいパーツも順次塗装し・・・

塗り忘れがないか、完全に乾燥しているかを確認したら元通り組み上げます。

塗装前の状態と比べるとこの違い!
色が変わるだけでまったく別物に見えます。かっこいい!

最後の仕上げとして各部の丸モールドにホログラムシールを貼りました。

使ったのはガンプラのモノアイ用のミラーシールです。モールドは片面で12~15か所あるので、クドいくらい貼りこみました。
これでかなりSF感が出ると思います。

はい、完成です。

この迫力、どうですか? もちろんスポンジ弾は普通に発射可能。

下地をしっかり塗ったので、ガチャガチャ動かしても塗膜は全然はがれません。
インドアゲームで使っても(たぶん)大丈夫だと思います。

分解作業や下地塗装がちょっと面倒かもしれませんが、しっかり手間を掛ければそれだけ高い完成度が得られます。プラモデルを作る人なら簡単に塗れるでしょうから、ぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
あなたのNERF生活がより豊かになること請け合いです!

オマケ:シリンダーの展開角度をアップさせよう!
実射性能はちょっとしたNストライクエリートですが、スイングアウトしてもシリンダーがあまり開かずリロードがやりにくいのが難点。

これしかスイングアウトしません。

そこで分解したついでに改善してみました。
加工箇所はシリンダー前後の支持アームを受ける本体側。

マズル側

こちらがグリップ側

この2か所を写真のように切り飛ばすだけで、シリンダーがガバっと開くようになります。

これでリロードもラクラク(前込めですが)!
塗装しなくてもこの加工だけやっておいてもいいでしょう。
使いやすさが大きく向上するのでオススメの加工です。

タカラトミー・NERF公式web

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千葉にゃん

1983年、東京生まれ。
重い銃は持ちたくないと言う理由から
メインウェポンはデリンジャーと言う
強いのか弱いのか良く判らない装備になっている。
中でも大日本技研のディファイアント・デリンジャーが大のお気に入り。
最近ではサバゲーよりもカスタムグリップ作成ばかりしている。

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