5月はサバゲやスポーツを楽しむのに快適なほどよい季節ですね。
でも、6月からはかなり暑くなり、それなりに体調を考えつつゲームをしないと、冗談ではなくぶっ倒れることも。特にサバゲーに関して言えば、7~9月の真夏、それも炎天下の真っ昼間に装備を身につけて走り回るわけですから、冷静に考えると倒れない方がどうかしています。
さばなびでは何度か熱中症対策の情報を皆様にお知らせして参りましたが、今回は保存版!熱中症対策のまとめをお届けします!!
1.熱中症にならない為に用意しておきたいグッズ
まずは、熱中症にならない為のグッズまとめです。これを持っているのといないのではパフォーマンスにも差がでてくるのでは?暑い夏、下記グッズを参考にして少しでも快適な野外活動を!
◎タオル
何はなくともまず汗ふき用のタオルは必須。一般的なコットン製でも構いませんが、予算があればマイクロファイバー製のスポーツタオルがオススメ。汗で湿っても少し置いておくだけですぐ乾きますし、吸水性も抜群!
ちょっと大きめのサイズを買っておけば、帰りに寄るスーパー銭湯でバスタオルの代わりにもなります。
◎高機能下着
汗をかいてもすぐ乾く、薄手で伸縮性のあるスポーツ用のアンダーウェア。肌から出た汗を吸い上げて、表面全体から蒸発させて清涼感を得るので、真夏でも長袖の方が効果的。夏場はとにかく汗をかきっぱなしになるので、コットン製のTシャツだとずっと湿った状態になりかなり不快です。
アンダーアーマーやアディダス、skinsなどのスポーツ用がオススメですが、ちゃんと「夏用」のものを選ぶことが大事!!
価格はちょっとお高いですが、一回着たらこの爽快感は病みつきになります。
◎ハンガー
上記の高機能下着とセットで使いたいのがハンガー。つまり、フィールドにはアンダーウェアを2枚持って行き、1ゲームごとに着替えるようにするわけです。そして脱いだ汗まみれの下着はゲーム中にハンガーで干しておけば、常に完全乾燥した爽やかなウェアでゲームに望めます。
この方法だと上着のBDUなどが汗まみれになりますが、昼休みや休んだゲームの間に同じくハンガーで干しておくとだいぶ乾いてくれるはず。
写真のようなかさばらない折りたたみタイプでも、家にいくらでもある針金ハンガーでも、とりあえず1個持って行くと便利です。汗を拭いたタオルを掛けておくのもいいですね。
◎塩タブレット
夏場の屋外では飲料を欠かさないのは当然として、さらに用意したいのが塩タブレット。汗で失われた塩分やミネラルを程よく補充できます。水ばかりガブガブ飲んでいると貧血になる可能性があります。
どうせなら単なる塩でなく、この手のスポーツ用タブレットを持って行きましょう。
◎汗ふきシート
アルコールや清涼剤が染み込んだ厚手のシートで、さっぱりとした拭き取り感が特徴。
昼休み前や終了後などの節目で使いましょう。顔面や首筋、腕などをさっと拭けばかなりさっぱりします。
なお、好みもありますが、人口香料の香りに寄ってくる虫もいるので、虫刺され対策も含め、無香料のものをオススメしておきます。
◎冷却スプレー
噴射すると冷たくなる冷却スプレーですが、直接噴射用ではなくタオルなどに吹きつけるタイプがオススメ。吹き付けたタオル表面には薄く氷が張るほど冷たくなるので、そのタオルをオデコや首筋に当てて冷やしましょう。太い血管がある場所(首筋、鼠蹊部、脇の下など)に使うのが効果的です。
ちなみに、冷えたタオルを当てるとほとんどの人は「ぅんほぉぉ!!」と声を上げるのはなぜなんでしょうか。
◎経口保水液
スポーツドリンクも良いですが、経口保水液が市販されています。ドラッグストアやインターネットなどで購入可能ですよ。ちなみに、市販のスポーツドリンクと違うのは個別評価型病者用食品であるということ。(個別評価型病者用食品とは、特別用途食品のうちで特定の疾病のための食事療法上の期待できる効果の根拠が医学的、栄養学的に明らかにされている食品として消費者庁が許可した食品です。)過度の発汗による脱水症状にも良いとされているので、サバゲーに行くときはお守り代わりに持っておくとよいと思います。
2.熱中症になっちゃったかも!?どうすればいい・・・?
グッズは万全、無理しないように気をつけていた、でもなんか体調が・・・?あれ・・・?
なんてこともあるかもしれません。
熱中症かな?と思ったら正しい知識で適切な処置をしてくださいね!
◎熱中症の初期症状について
くらくらめまいがする、立ちくらみがする、顔が熱くほてる感じがする
ちょっと走りすぎたかな?寝不足かな?と見過ごしがちですがめまいや顔のほてりは熱中症のサイン。
頭痛、体のだるさや吐き気
体に力がはいらないような感じがしたり、頭がガンガンするなどの症状に注意しましょう。
汗がとまった、または汗がとまらない
真夏なのに全く汗をかかない、逆にダラダラと汗が止まらないなど発汗の異常も熱中症の初期症状。
筋肉がけいれんしたり、手足がつったりする
これも「久しぶりに運動したからな〜」と安易にとらえず、熱中症を疑いましょう。
体温が高い、皮膚が熱い・カサカサしている
体が熱をもっていたり、皮膚が熱をもっていたら要注意。
その他、腹痛、皮膚や唇のしびれ、頭がぼーっとする、のどが乾いて仕方がないなどいつもと違う体調の異変に気づいたらまずは熱中症の応急手当をしましょう。
◎熱中症の応急手当
涼しいところに移動して休む
夏場のサバゲーフィールド、なかなか涼しいところがありませんよね。
フィールド事務所などがあれば事情を話してそこで休ませてもらう、車で来場している場合や知り合いの車を使わせてもらえる場合はエンジンをかけてクーラーを効かせ、シートを倒して休むなどの方法で対処しましょう。
装備を外して衣服を緩める
プレートキャリアやチェストリグ、ベルトなどの装備は全て外しましょう。
パンツのボタンを外す、上着を脱ぐなどしてなるべく風通しのよいスタイルに。
体を冷やす
濡らしたタオルで体を拭いたり、冷却スプレーなどを使用したりして体を冷やします。首や足の付け根、脇の下など太い血管がある場所を冷やすのも効果的です。同時にウチワやタオルなどであおいで体の表面を冷やしていきましょう。
水分と塩分を補給する
少しずつ、水分と塩分を補給しましょう。スポーツドリンクも良いですが、グッズでも紹介した経口保水液が市販されていますので、夏場は携行しておきましょう。
◎こんなときは救急車!
意識がもうろうとしている
引きつけやけいれんを起こした
正常なやり取りができない
ふらついてまっすぐ歩けない
水分補給がうまくできない
などの症状が見られた場合は躊躇せず119番!!
救急車を待つ間、応急手当を続けることで症状の悪化を防げるそうです。意識がはっきりしなかったり嘔吐の症状がある場合、自力で水分補給ができない場合は嘔吐物が気道につまる危険性があるので無理矢理水分を飲ませることはせず救急車の到着を待ちましょう。
熱中症は命にかかわることもある症状です。これくらい大丈夫だろうと思っているうちに急激に症状が悪化することもあるので自分の体調はもちろんのこと、周りで具合の悪そうな人がいないかどうかにも気を配りたいですね。
特に気温が上がる昼過ぎ〜夕方は熱中症発生を警戒が必要です。
まずは予防をしっかりする、それでも熱中症になってしまったかな?と思ったときは正しい知識で対処してくださいね。
自分の体調と相談しながら楽しい夏サバゲーを!
【参考サイト】
healthクリック-知っておこう!熱中症の予防と応急処置
気づこう熱中症
高齢者の熱中症
*当記事に記載した熱中症に関する内容は一般的な情報です。全てのケースが当てはまることを保証するものではありません。体調の異変を感じたら個人の判断で医療機関を受診してください。
*本記事は過去に執筆したものを再編集しています。
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