タミヤの妥協のない力作、1/16RCタンクシリーズNo.36「陸上自衛隊 10式(ひとまるしき)戦車 フルオペレーションセット(プロポ付)」が発売されました。(※写真はキット組み立て、塗装したものです。)
【 徹底した実車取材により音と光、動きまでもリアル再現 】 2010年に制式採用された陸上自衛隊の10式(ひとまるしき)戦車を1/16スケールで再現した電動ラジオコントロールタンクの組み立てキットです。陸上自衛隊の全面協力により徹底した実車取材を行い、120mm滑腔砲や傾斜した装甲を持つスリムな車体をリアルにモデル化。現用戦車らしいパワフルでスムーズな前後進や左右旋回をはじめ、砲塔旋回や砲身上下もコントロールでき、射撃時の砲身後座や車体反動まで再現しました。実車から収録したエンジン音や主砲発射音など、それぞれの動きにサウンドが同調。主砲と連装銃は発射光も連動します。さらに、走行中の車体の姿勢や砲塔の向きを感知して、砲身の上下と砲塔の左右の動きを自動的に調整する砲身制御システムを搭載。送信機であらかじめ設定した方向に対して常に砲身を向け続けて走行できます。また、砲身は専用サーボの制御により、発砲後に装填角に戻り、砲塔を後方に向けた際の砲身の車体回避動作も自動的に行います。別売のバトルシステムも搭載可能。
【 走行性能 】 トルクフルな540モーターを2個組み込んだユニット式のギヤボックスをリヤに搭載。十分なパワーで低速から高速まで力強い走行が可能です。しかも、前後進と左右旋回を別々のモーターでコントロールするという、実車のトランスミッションとほぼ同様の動力伝達方式を採用。緩旋回から信地旋回、超信地旋回まで一段とリアルな操縦感覚を実現しました。
【 砲塔・砲身動作 】 砲塔は旋回速度が送信機の操作により調整でき、リアルな作動音が臨場感を演出。また、砲身を下げたまま砲塔を後方に旋回させると、砲身が車体を避けて自動的に水平状態となる回避動作(ディッククリアランス機能)もサーボの制御により行います。主砲はオレンジLEDによる発射光とともに、迫力あふれる発射音がシンクロ。砲塔内部にセットされたリコイル用ギヤボックスにより、発射音とともに砲身がすばやく後座し、スムーズに戻る一連の動きを再現。また、主砲発射後に砲身が自動的に俯仰して装填角となり、続いてもとの位置まで戻るという次弾を込める動作も再現しました。
【 陸上自衛隊10式戦車について 】 最新のテクノロジーを駆使して2010年に制式採用された、陸上自衛隊の最新鋭戦車が10式(ひとまるしき)戦車です。主砲には国産の44口径120mm滑腔砲を搭載。射撃統制装置の性能向上をはじめ、自動追尾機能や砲安定装置により、S字スラローム走行中でも動く目標物に対して百発百中の命中精度を誇ると言われます。またC4I(Command Control Communication Computer and Intelligence)と呼ばれるシステムを導入して各部隊が連携した戦闘が可能となっています。パワーユニットはコンパクトに仕上げられた出力1,200馬力のV型8気筒ディーゼルターボエンジン。無段階自動変速操向機を組み合わせ、優れた機動力を実現しています。サスペンションは車体を前後、左右、上下に姿勢制御できる全油気圧式。さらに、砲塔などにモジュール装甲を採用して防御力と運用性を高め、日本全国への展開のための迅速なトレーラー輸送が可能です。2012年から部隊配備が開始され、運用・乗員教育を進めながら、74式戦車と順次交替して配備される予定となっています。
デモンストレーション走行の様子を収めた動画がこちら。これはすごい!
[youtube width=”580″ height=”344″]https://youtu.be/ikfkXWye5Yg[/youtube]
【 砲身制御システム 】 高度な射撃統制システムを採用した10式戦車の動きをイメージし、「砲身制御システム」を搭載しました。車体・砲塔のそれぞれに制御基板を搭載し、砲塔制御基板にはジャイロチップを内蔵。走行中の車体姿勢と砲塔の向きを感知して、砲身の上下と砲塔の左右の動きを自動的に調整。送信機であらかじめ砲身の位置を設定するだけで、常に砲身を設定した方向に向けながら走行させることができます。
【 複数台で気軽に遊べる2.4Gプロポを使用 】 スティックタイプの4ch送信機、走行用7.2Vバッテリー、充電器などもセット。RCメカはクリスタル交換によるバンド調整の必要がなく、気軽に複数台で楽しめる2.4GHzプロポセットを採用。コンピューターの無線LANなどにも使われている2.4GHzは、送信機と受信機(車体)が1対1で対応するので混信の心配が少ないのが特徴です。
【 基本スペック 】 ●全長596mm、全幅207mm、全備重量約4050g。 ●シャーシをはじめサスアームやドライブスプロケットなど足まわりに金属パーツを使用。 ●主砲はアルミ削り出し製をメインに、排煙器、砲身カバーなどに樹脂製パーツを使用。さらに、後部バスケットやエンジン室上甲板グリルにはエッチングパーツを使用して精密感を高めます。 ●連結済み履帯は形状をリアルに再現した硬質プラスチック製。 ●すべての動きにサウンドが同調。車体に搭載された2個のスピーカーから重厚なサウンドを響かせます。 ●マルチファンクションユニットや2.4GHz帯仕様の4chプロポ、走行用バッテリー、充電器も付いたフルセット。
【 別にお求めいただくもの 】 ●送信機用電源(単3形電池4本)
なんとお値段118,800円(本体価格110,000円)。さすが模型屋のパイオニア、タミヤの類を見ないRCシリーズです。