【ゲーム】サバゲ―気分で楽しみたい!『バイオハザード リベレーションズ2』レビュー!

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日本のゲーム業界を代表するサバイバルホラーとして知名度の高い『バイオハザード』シリーズ
96年に第1作がリリースされて以降、さまざまなゲーム性で全世界のユーザーを魅了してきました。そんな中で、原点回帰をコンセプトに、シリーズ正史では描かれなかったシナリオを採用した作品が『リベレーションズ』シリーズ
シリーズ2作目に当たる本作『リベレーションズ2』は、「エピソディック配信版」と「ディスク版」の2種類が存在します。2月25日よりリリースされたエピソディック配信版では、全4話のシナリオが週に1エピソードずつ配信されました。
そして、今回紹介するディスク版は、3月19日に発売されたばかり。全4話のシナリオがすべて入っているのはもちろん追加特典も盛りだくさん。こちらを待ち望んでいた方も多いのではないでしょうか。
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絶海の孤島を舞台とした、本作のストーリーモードは2つあります。
『バイオハザード2』で初登場し、以降のシリーズでも活躍しているクレア・レッドフィールドを主人公とした「クレア編」
そして、初代『バイオハザード』から、縁の下の力持ちとして主要キャラ達を支えてきたバリー・バートンを主人公とした「バリー編」です。
それぞれのシナリオで相棒と共に行動するのが本作の特徴で、クレアはバリーの娘のモイラ・バートン、バリーは島で出会った謎の少女ナタリア・コルダと共に、異形のクリーチャー達の襲撃を受けながら、サバイバルを繰り広げていくわけです。

クレア・レッドフィールド
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モイラ・バートン
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バリー・バートン
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ナタリア・コルダ
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今回は『バイオハザード リベレーションズ2』のディスク版を、カプコンにて実際にプレイさせていただくことに!
実際にプレイをすることで実感した魅力を、アシスタントプロデューサーであるバンス・ジェームスさんのコメントと共にたっぷりとお届けします。
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原点回帰というだけあって、サバイバル感がより重視される本タイトル。サバゲファンのみなさんにも、このスリリングな世界をぜひ知っていただきたい!

未知の孤島からの脱出 クレア編
人々をバイオテロから守るために設立されたNGO団体・テラセイブのパーティが謎の集団に襲撃され、クレアとモイラが拉致される場面から始まります。
拉致されたクレアとモイラが目を覚ました場所は、舞台となる島内に建造された、監獄のような施設。
施設内の廊下は、血溜まりなどが散見され、明らかに不穏すぎる雰囲気が醸しだされており、早くもプレイヤーを恐怖のどん底に突き落とそうという、本作の意気込みが伝わってきます。
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そんなホラーな施設内を進んでいくと、突如響き渡る女性の悲鳴!
恐る恐る先へと進むうちに、プレイヤーは重傷を負ったテラセイブ職員の女性と、それを追う「何か」に出くわすことに・・・。
その「何か」の正体とは、本作を代表とするクリーチャーの「アフリクテッド」。
その後、アフリクテッドとの初戦闘を迎えますが彼らは非常に動きが素早く、凄まじい勢いでこちらに飛びかかってきます!
動きを止めるためには、足などの部位を攻撃して、ひるませることが重要です。
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わけもわからず謎の施設へと放り込まれ、クリーチャーに襲われる冒頭。マップのあちこちに置いてあるメモも、まだこの段階では、とんでもなくヤバい状況であること以上の情報は教えてくれません。
バンスさんが「ホラー感が途切れない雰囲気を重視しているために、情報を語りすぎずノートなどで断片的にわかるようにしています」という通り、プレイヤーは、突然危機的状況に放り込まれたクレアとモイラの不安感を、嫌でも体感するハメになるわけです。
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冒頭ミッションでは、初戦闘の前から恐怖感を感じさせる工夫が随所に仕込まれており、感染者に立ち向かい、マップ内の仕掛けを解きながら本作の肝となる相棒とのコンビネーションを学ばされます。
銃火器を扱っての敵の殲滅に特化したクレアと、銃は使えないものの懐中電灯を使ってのアイテム探索など後方支援に特化したモイラ、それぞれのキャラ特性を押し込まれるチュートリアル的な構成です。

クレアだけでプレイしようとすれば、その小回りの効かなさに苦戦させられるし、モイラは小回りは効くものの、戦闘では決定力に欠けます。

この能力配分の絶妙なバランスがクレア編の特徴でしょう。
パズル要素のあるステージの仕掛けやトラップも健在で、まさに「原点回帰」というに相応しいと感じました。

未知の孤島からの脱出 バリー編
クレア編からの時間の経過が感じられる。クレアとモイラの失踪を聞きつけたバリーが島へと向かうところからストーリーが始まる流れは、過去作『コードベロニカ』を彷彿とさせます。
突然島に放り込まれたクレア達とは違い、開始時から完全武装のバリーはとにかく心強い限り。
完全装備のバリーのマニア的な注目点はメインアームとして使用するアサルトライフル。おそらくナイツのSR-47がモデルと思われます。M16/AR系と同じ使用感ながら、AKの弾倉に対応している本銃は、諸々の事情から世には出回らず、7丁しか生産されなかったといわれています。ガンマニアなバリーのキャラが反映された銃器チョイスに、ついつい胸が高まってしまいます。
サイドアームはお馴染みのカスタムハンドガン・サムライエッジに加え、初代『バイオハザード』からのトレードマークでもあるマグナムを携行しています。実にバリーらしいですね。l

そんなバリーの相棒は謎の少女・ナタリア。彼女は第六感を持っており、壁越しに敵の位置を把握することができます。
「ナタリアをまったく使わないで進むこともできますが、敵の配置を確認してより有利に進むことができます」(バンスさん)
こちらの存在に気付いていない敵は一撃で倒すことができるので、弾薬を消耗しないでサバイバルするには非常に有用な能力!
敵だけではなく隠しアイテムなどを発見することも可能で、一見か弱い少女ながら、バリーの目として大活躍します。
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バリー編の冒頭で主に登場するのは「ロトン」という敵で、鈍重な動きはゾンビを彷彿とさせるもの。実はこのロトンはアフリクテッドの変異した姿とのこと。
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時間軸の違いを意識させられる表現はこのロトンだけではなく、マップの随所に仕込まれています。
例えばクレア編で鍵のかかった部屋の扉を開けておくことで、バリー編では有利に働くことがあったり、逆にクレア編では有利に働いたトラップが、バリー編では進行の妨げになることも・・・。
巧みに活かされている時間軸の設定も、本作の醍醐味の1つといえます。

「さばなび」読者必見!トリガーハッピーなレイドモード!
「こちらは戦闘シミュレーションが暴走している設定なので、ストーリーでは出せないいろいろな武器やさまざまな敵などが、自由に提供できるようになっています」(バンスさん)
『バイオハザード3』以降、お約束となったアクション特化のボーナスコンテンツですが、今回のレイドモードはボリュームが段違い。
基本的な流れはミッションを攻略し、そこで入手した武器をさまざまなアイテムで強化することで、さらなるミッションを・・・というもの。シンプルながらも、いくらでも続けられてしまうハック&スラッシュなゲーム性は、メインのシナリオでの恐怖感を払拭したいプレイヤーにはぴったりな内容です。
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筆者がプレイしたのは最初のステージということもあって、敵はレベル1のロトンばかりでしたが、確かにこれはついついハマってしまう!
ミッションを終えた後、報酬を使って銃の改造やスキル購入をしていき、次のミッションに備えての下準備を行うこのワクワク感。トリガーハッピーなゲーマーには垂涎ものでしょう。
各ミッションは、クリアするごとにより高難易度のミッションがアンロックされていき、さわりの感触はライトながらも、やり込みの底が見えない! 近日中にオンラインCoopに対応するとのことで、協力して感染者狩りに勤しむプレイヤー人口は、さらに増加するのではないでしょうか。
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「ちょっと作り込み過ぎたと思います(笑)」
最後にそう語ったバンスさんの笑顔に、本作への強い自信が感じられました。

『リベレーションズ2』のディスク版は、本編では描かれなかったモイラとナタリアのサイドストーリーを体験できるエクストラエピソードに加え、ハンクやウェスカーといったレイド専用キャラ、レイドの追加マップも収録されています。
そう、配信版では購入しなければならないものが、すべてこれ1つで揃ってしまうという非常に贅沢な内容。
じっくりと『リベレーションズ2』を楽しみたい人や、初めて『バイオハザード』シリーズに足を踏み入れるという人にとってもベストな逸品といえます。

5521『バイオハザード リベレーションズ2』
PS3、PS4、Xbox One向けに発売中
ダウンロード版: EP1~4 各741円
主要コンテンツをまとめて収録したコンプリートシーズンは3,241円
ディスク版:4,990円
※上記スペックは全てPS3版、PS4版。
詳細は公式サイトをご確認ください。

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志田英邦/山田幸彦(sashimi)

寝ても覚めても編集とライター。ぼんやりして1日中映画とゲームとアニメばっかやったりみたりしてる志田英邦と、銃をぶっぱなす映画とサバゲ―と洋ゲーが好きな山田“チュチュミィ”幸彦です。sashimiという名前の編集をしたり原稿を書いたり宣伝をしたり映像をつくったりするチームです。いつも新鮮なネタをお届けします! 

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