◎かっこいい大人の男のたしなみ。それはおいしいお酒を上手に楽しめる事。
皆様、「オーセンティックバー」という言葉をご存知ですか? オーセンティック(Authentic)とは信頼できる、とか本物のといった意味です。いわゆる正当派の伝統的なバーのことを「オーセンティックバー」と呼ぶのですが、銀座などにある分厚い扉の敷居の高い雰囲気をビシバシ感じるバーをイメージしていただければ間違いないと思います。
とはいっても筆者も大衆居酒屋やチェーン店はプロ並みに詳しいのですが、オーセンティックバーなぞはあまり入った事もありません。独特のルールがあるんじゃないかとか、どうやって注文したらいいの?とかものすごい高かったらどうしよう!とか謎だらけ。
今回は、このオーセンティックバーを攻略してみようと思います!チームアルファ、レディ!!
文末に、この記事を読んだ読者の方へのお得情報もあるのでお見逃しなく!
◎秋葉原のオーセンティックバー「Sekirei」に潜入
秋葉原、御徒町エリアといえばサバゲー・ミリタリーグッズのお買い物メッカ。・・・ですが、今回は、秋葉原に唯一あるオーセンティックバー、Sekirei(セキレイ)さんにお邪魔して正しいバーの楽しみ方を聞いてきました。エチゴヤさんやバトンさんがある末広町の交差点から線路方向に一本路地を入ると、シャーロックホームズに出てきそうな店構えが!
ガラスばりのドアなので、入りにくくはないですが「いらっしゃいませー!!はいよろこんでー!」に慣れすぎてちょっとドキドキ。
入っていみると内装も、落ち着いた上品な佇まいでなんだか特別な時間が過ごせそうな予感。
出迎えてくれたのはマスターの伊藤さん。
「秋葉原という街は、夜の営業に関しては鬼門。皆さんお買い物が終われば帰宅しますし、ナイトスポットがある街でもないですからね。でも今までなかったからこそ、秋葉原にもBAR文化を根付かせたかったんです。」
そう語るマスターのこだわりは内装にも現れています。ある程度サブカルチャー的なものを配置することによって、秋葉原に買い物に来る人が親しみを持てるように工夫しているそう。オーセンティックバーの雰囲気はそのままに、 いかにバランスをとって秋葉原をMIXさせるか、というところにはだいぶ苦労したそうです。
みあげると、アニメ作品の切り絵があったり、
アニメ「サイコパス」のモデルガン、「ドミネーター」が飾ってあったり。
◎オーセンティックバーの楽しみ方について学ぶ
さて、取材でもないと、なかなかバーのマナーなどについて詳しく聞く事もできないので(小心者)、この機会に色々聞いてみたいと思います!
まずはメニューについて。オーセンティックバーではメニューを出していないところも普通にあるそうです。でもメニューがないと時価のお寿司やさんみたいでちょっとドキドキしますよね。
そういう場合は、「初めて来たので、メニューがあれば見せて頂けますか?」と聞いてみるのもアリなんだそう。
メニューがあれば、見せてくれるそうです。
問題なのが「ウチはメニュー置いてません」ってところですよね。
その場合は、だいたいの金額の目安として、チャージ料1000円、通常のカクテルであれば1杯1000円前後、フルーツなどをふんだんに使ったものや特殊なものであれば1000円〜2000円、という目安で計算していくのが相場だそうですよ。
でも!いざ注文という時になっても、お酒に詳しければ、カクテルの名前を伝えて注文できますが、筆者はマティーニとかスクリュードライバーとか、本当にオーソドックスで有名な物しか知りません。そうするとそれしか注文できない!!なんて事態も!!
そこでちょっとカッコいい「お酒を楽しむ注文のコツ」をマスターに聞いてみました。
「一番の楽しみ方は、そのバーの空気やバーテンの個性を楽しむ事。だからおまかせでも全然構わないと思いますよ。ただし、ただおまかせします、だと初心者っぽいかもしれませんね。かっこいい任せ方のコツは、ベースをおぼえておくことです。カクテルのベースはジン、ウォッカ、ラム、テキーラ、ウイスキー、ブランデー。ベースを指定しつつ、アルコール度数(強め、弱め)や、味(甘い、さっぱり)を指定してもらえると、楽しみ方をわかってるなーって思いますね。」
なるほど!!それだったら好みを伝えるだけでいいので簡単そうですね!しかも、ある程度おまかせにするとバーテンダーの得意なメニューを出してくれる事が多いのでそういった面でもおすすめ!ちなみに、カクテルを入れるグラスにも意味があるそうです。
左から、ロング、ショート、ロックグラス。
実は、これってグラスの長さじゃなくて、時間のことなんです。(知らなかった!)
沢山入っているもの(ロングやロック)は時間をかけて楽しんでもいいけど、ショートグラスは15分〜20分程度で飲み終えるのが◎。
そして、アルコール度数はショートグラスのほうが高いそうです。
バーテンダーによって同じメニューでもレシピや味が違うので、バーを巡ってお気に入りのカクテルを飲みくらべてみたりするのも楽しいですね!食いしん坊として気になるのは食べ物ですが、オーセンティックバーのメインはやはりお酒なので、食べ物のメニューがないところでは「何かつまむものありますか?」などバーテンダーさんに聞いてみましょう。
◎あちらのお客様から・・・はNG!?
次はオーセンティックバーでやっちゃうとバーテンダーさんが困ることについて聞いてみました。サバゲーと一緒で、知らずのうちにマナー違反、これしてしまうのイヤですよね。
例えば、ドラマや映画でよくある、「あちらのお客様からです」と知らない人が気になる異性に一杯をごちそうするシチュエーション。現実のバーではかっこわるい事だそうです。
確かに考えてみたらいきなりやられた方はびっくりしますよね。Sekireiさんの場合、これをお願いされたら「お知り合いの方ですか?」と確認するようにしているそうです。
そもそも、オーセンティックバーというのはバーテンダーがホストで、ホストを中心としたコミュニケーションが好まれる場所。カウンターの隣同士に話しかける事はオーセンティックバーではあんまりいいことじゃないようです。異性の場合はなおさら!!ある程度ホストとお客様のトライアングルがうまくなりたつのであればマスターがお客様同士の間をつなげることもあるそうですので、オーセンティックバーで人脈を広げたい場合はまずはバーテンダーとコミュニケーションを取るようにしましょう。
ちなみに一番困っちゃうことは?と聞いたところ、「私に合うカクテルを!」とか「彼女に似合うカクテルを!」と注文されることだそう(笑)
服装の好みとか好きな色とか徹底的に観察して、できるだけ好みに合うであろうものを作るように心がけているそうですが、結構悩んでしまうそうですよ!
そういったものを作ってもらいたい場合は、色や味、アルコール度数などを伝えた方が良いかもしれませんね。
◎オリジナルカクテル「さばなび」を作ってください!
というわけで、今回は事前にさばなびのサイト情報をお伝えし、さばなびオリジナルカクテルを作って頂きました!シェーカーを振る姿はさすがプロ!カッコいいです。
おお!!!これがオリジナルカクテル「さばなび」です!
アルコール度数が強そうだな〜と思いながら頂くと、意外や意外、チョコレート味!!プラス広がるオレンジの風味。しかも炭酸で割ってあるので甘すぎず後味スッキリ!!これは本当においしい!!そしてかなり飲みやすい。
「カカオとかコーヒーとオレンジの相性は悪くないんです。アウトドア派の男性読者が多いとお聞きしましたので、見た目は硬派、中身は優しい甘さのアルコール度数低めなカクテルです。これなら次の日早くても大丈夫ですし、女性と一緒に来て注文しても恥ずかしくない色合いなのではないでしょうか。」
とかなり考えて頂いたようで、ありがたい限り。しかも、香り高いオレンジ風味の秘密はこだわりのリキュール(パトロン・シトロンジ・テキーラ・オレンジリキュールというそうです)を使用しているところにあるそうですよ。本物のカクテルのおいしさ、やはりひと味もふた味も違います。
◎まとめ
オーセンティックバーは確かに居酒屋に比べたら敷居が高いです。でも勇気を持って入った人にはおいしい飲み物だけじゃなく素敵な空間や時間が約束される、そんな場所です。
最後に、Sekireiのマスターよりさばなびの読者へメッセージを頂きました。
「Sekireiの役割は秋葉原エリアのお客様を大事にしながら、BAR文化を秋葉原に根付かせることだと思っています。オーセンティックバーを経験したことがない方に興味を持って頂けるのが一番嬉しいですね。最初は敷居が高いように見えるので、扉を押す勇気は必要だとは思います。でも少しでも興味をもったら扉をおしていただきたいな、と。いままで体験した事のない贅沢な空間の楽しみ方、お酒の楽しみ方の方法が広がって行くと思います。」
オーセンティックバーSekireiはデビューの店としてはさばなび編集部御墨付きのおすすめ!です。
是非、一度その扉を開いて、贅沢な時間を過ごしてみては?
オリジナルカクテル「さばなび」も注文できますよ!!
Bar Sekirei(バー セキレイ)
【さばなび読者むけお得情報】
「さばなび」をスマホまたはタブレットで提示、もしくは「さばなび」のプリントアウト提示でオリジナルカクテル「さばなび」を半額にて提供!!期間は〜2/17(火)まで!
〒101-0021
東京都千代田区外神田4-8-3 ナカダイビル1F
TEL&FAX 03-6206-8285
火 – 土: 18:00 – 2:00(ラストオーダー 1:00)
日: 18:00 – 23:00(ラストオーダー 22:30)
月曜日定休
秋葉原駅(JR,日比谷線,つくばエクスプレス)下車
JR秋葉原駅電気街口より徒歩6分
末広町駅(銀座線)下車
1番出口より徒歩1分
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