いつ頃からでしょうか。黄土色のアクセサリーパーツや塗装を見かけるようになったのは。
最初は違和感バリバリでしたが、今ではすっかりおなじみ、というかむしろ黒一色のライフルに違和感を感じることも・・・。
AR系などポリマーパーツが普及した昨今、素材の成型色で色を表現できますが、それでもオリジナル塗装のカッコよさは惹かれますね!
現地で応急的に仕上げたものや、そこそこの手間をかけてそれっぽく塗ったものなど。
というわけで今回は、筆者がよく行っている簡易迷彩の方法を紹介します。
簡易というくらいなので手間がかからず仕上がりもまぁまぁ。ここ数年よく見かけるクリプテックっぽい仕上がりです。
興味がある人はぜひ挑戦してみてください!
素材はMFTのバトルリンク・ミニマリストストック。
サンドカラーのものを使うので、下地塗装はいりません。
このままスプレーを吹いちゃいますよ。
使用資材
下地処理(脱脂)用のパーツクリーナーとウェス。
マスキングテープは塗りたくないところをカバーします。
そしてスプレー缶。模型用のラッカー系が使いやすいでしょう。
最後にメッシュスカーフの切れ端か100均の洗濯ネット。
クリプテック風塗装にはこれが必須です。
まず最初にマスキング
今回はバットプレート部を黒いまま残したかったので、マスキングテープとガムテープで覆っておきました。
裏を塗る時にひっくり返す場合は、このテープ部を持つとラクですよ。
脱脂作業は念入りに。
パーツクリーナーやシンナーを染み込ませた布で表面を拭き取りましょう。
いうまでもありませんが、拭いた面は素手で触らないよう注意して下さい。
使うスプレーはこれ(タミヤカラーの場合)
好みもありますが、この3色があればとりあえずそれっぽく仕上がるはず。
下地のサフェーサーや仕上げのフラットコートは不要です。
では、スプレーしていきます。
最初はオリーブドラブ2でグリーンの太い線を入れます。
あまり深く考えず、ナナメの線をズビっと入れていく感覚でいいでしょう。この色は濃い目に吹きますが、スプレー缶を近めの位置(20cmくらい)でさっと動かして、表面で塗料が垂れないように注意して下さい。
この段階のイメージ。だいたいこんな感じでOK。ちょっとテカって見えますが、完全に乾燥すればツヤは収まります。
また、この段階でオリーブドラブと同様に木甲板色を吹いておいても構いません。
お次はメッシュスカーフを被せましょう。
くぼみの部分が浮きやすいので、シワを入れるようにして密着させます。
そうしたら今度は木甲板色を、先に塗ったオリーブドラブを挟むように細く、そして薄く吹きます。
かなり白っぽい色合いなのでびっくりしますが大丈夫。オリーブドラブを塗りつぶしてしまわないよう注意して下さい。
吹いて数分で乾燥するので今度はダークアースをスプレー。全体的にムラムラになるよう粗く、色の固まりを置くように吹きます。
ある程度塗れたら、ひっくり返して反対側も同様に。
垂直面も忘れずに塗りましょう。
左右の面からオリーブドラブのラインが続くように意識するとキレイに仕上がります。
コツは「まだもうちょっと塗っていない部分がある」状態でやめること。
最終調整。
ネットを外して、全体にうすーくダークアースを吹いて色味を整えます。
この時注意しないと、全体がダークアース一色になってしまうので、本当に軽く、離れた位置からシュ、シュッ!とかすかにスプレーして下さい。
ここで塗り過ぎたら台ナシですよ!
これで数分待って乾いたら完成!
マスキングテープをはがせばできあがりです。
完全に乾くとツヤも落ち着いて色味も揃っているはず。塗った直後は「あれ?」というケースも多いですが、そこでアセって補修せず、とりあえず乾くまで待ってみましょう。
電動ガンにつけてみました。
ほうほう、これは予想以上にいい感じに!
一見してクリプテックパターンに見えますよね?
で、構えてポーズをキメてみました。
特にARのストックは細身ながら目立つので、いいアクセントになります。
資材さえ揃えば作業時間は5分ほど。サバゲ当日のセフティの片すみでもできてしまうレベルです。
もし失敗したり気に入らなければ、パーツクリーナーやシンナーで拭き取ればほぼリカバリー可能。完全に除去するのはムリですが、どうせまた塗り直しちゃうのなら問題ありませんよね。
皆さんも意外と簡単にできるメッシュを使ったスプレー塗装、ぜひお試し下さい。
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