身の回りの友達に「こないだサバゲーにいったんだ~!」などというと、最近では「今度、誘ってよ~!」なんて返しをされることも珍しくありません。
自分が知識豊富なベテランサバゲーマーなら、迷うことなく「誘うよ~!」と返せますが、サバゲー経験1、2回くらいだとなんらかのトラブルがあった時に自分で対処できるかなぁ?と不安になったりします。
少し前に【初心者応援企画】はじめてのサバゲーの前に知っておきたいマナー&ルール集という記事も書いているので、合わせてそちらも見てもらえるとありがたいのですが、今回はインドア戦を想定して、ハンドガンに関する注意事項をまとめてみました。
まず、ハンドガンとひとくちに言っても、いくつかの種類があるのは先日、【初心者応援企画】ハンドガンが欲しいけどガスブロとか電動とかエアコキとかよく分からない!でご紹介した通り。
【セフティーレバーは?】
長モノならセフティレバーは分かりやすいですが、ハンドガンはなれていないとちょっと迷ってしまいます。
例えば、東京マルイさんのガスブローバックハンドガン「M&P 9」の場合なら、セフティレバーは↓ココになります。
上の写真の状態ならセフティがかかっていない状態。
そして上にレバーを上げると、セフティが効いている状態となります。
この状態ならトリガーを引こうとしても、ロックがかかっていて引ききることができません。
よくフィールドで、「弾が出ないんだけどどうしたらいい?」などとのやりとりを見聞きしますが、このセフティーがかかっている状態であることが多いです。
ちなみに東京マルイさんの電動ハンドガン「Hi-capa E」のセーフティは↓コチラです。
こちらもセフティレバーが上がっていると弾が出ない状態です。
電動ハンドガンの場合はセフティレバーを上げていても、トリガーは引けます。
*編集部のモデルは分かりやすくするために、ピンバイスで掘ってホワイトドットを入れています。
そしてセフティレバーを下げると、弾が出る状態になります。
このセフティレバーを上げておくことで、うっかりトリガーに指がかかった場合でも暴発を防げます。
よく刑事モノの映画とかドラマで、新人刑事がベテランから「セフティがかかっているぞ!」と笑われているシーンなどを見るので、これだけでも知っておくとカッコウがつきます(笑)。
ちなみに上で紹介したタイプとは異なるセフティ装置もあります。
例えば、マルゼンさんのガスブローバックハンドガン「WALTHER P99」。
これまで紹介してきたハンドガンはハンマーの近くにセフティレバーがありましたが、この銃はトリガーの上辺りにセフティがあります(分解用のロックを兼ねたもの)。
この四角い部分を下に押し下げるとセフティがかかり、トリガーを引いても1発目は出ません。1回トリガーを引くと、セーフティが解除されます。
他にもデコッキング機能(起きたハンマーを安全にダウンする機能)も装備しています。
また、GLOCKシリーズは、トリガーにセフティ装置が付いていたりもします。
※写真のGLOCK17は元は東京マルイさんのですが、持ち主によってカスタマイズされています。
トリガーの真ん中が突き出ているのですが、この突き出た部分を含めてトリガーを引かないと弾が出ません(M&P9にもこのタイプのトリガーセフティがあります)。
ちょっと指がかかったくらいで暴発しない仕組みです。
【弾を撃つには?】
次に弾速チェックする際などに戸惑うのが、セフティを解除しているのに弾が出ない!という時。
ガスブローバックハンドガン場合は、動力であるガスがマガジンに入っているので、マガジンを装着しないとそもそも弾は出ません。
なのでまずはマガジンを装着。
そしてガスが入ったマガジンを入れているのに弾が出ない…
そんな時はハンマーが起きていないので、一度スライドを引いてみましょう。
その時、マガジンに弾が入っていないと「ホールドオープン」状態になります。
この状態だと撃てないので、通常の状態に戻さないといけません。
上の写真の丸で囲んだ部分のレバー(スライドストップレバー)を下げることで戻ります(一般的なオートハンドガンでは反対側にあることが多い)。また、スライドストップレバーがないモデルはマガジンを抜くとスライドが前進します。
電動ハンドガンの場合は、あらかじめ電池を装着しておく必要があります。
東京マルイさんの電動ハンドガン「Hi-capa E」の場合は、下記のような手順で、電池スペースにアクセスできます。
コード類を挟まないようにして元に戻して下さいね。
そして電動ハンドガンの場合は、フルオートとセミオートの切り替えが可能。弾速チェックなどはセミオートで行うので、設定をセミオートにしておきましょう。
※銃によりセミオートとフルオートの切り替え方法は異なります。
きちんと充電された電池を装着し、BB弾が装填されたマガジンがささっていれば弾は出るはずです。
最初の1発は弾がでなかったりしますが、2発、3発撃てば出ます。
このとき、決して銃口をのぞいたりしないで下さい。
【ゲーム後】
電動ガンの場合は、長モノ、ハンドガンにかかわらず、フィールドからセーフティに戻る際にはマガジンを抜いた状態で1発撃って、弾抜きをする必要があります。
ハンドガンであっても、電動ガンならセーフティでの事故防止のために必ず実行しましょう。
ちなみについついクセで、ガスブローバックハンドガンでも同じことをやってしまいますが、ガスブローバックハンドガンは、マガジンを抜いた段階で弾がでないのでやる必要はありません。
思わずやっちゃって何となく恥ずかしい思いをしちゃうんですよね(私だけ!?)
【1日の終わりに】
次にサバゲー終了後、長モノの多弾数マガジンなら使わなかったBB弾はまたBBボトルに戻せばいいですが、ハンドガンのノーマルマガジンの場合は、戻そうと思ったら一苦労。
「余った弾って、どうしたらいい?」なんて聞かれることもあるかと思いますが、手っ取り早い回答としては、「シューティングレンジで全弾撃ち尽くしちゃって!」という手があります。
また、ガスブローバックハンドガンならゲーム後にマガジンのガスを抜きたくなるところですが、そこは慎重に…。
写真の丸で囲んだ部分のボタン(バルブ)を押すと、ブシューっとガスを抜くことができるのですが、メーカーによってはガスを抜かずにそのまま保存することを推奨していたりもします。取り扱い説明書をよく読んで推奨する方法を選択して下さい。
もしガスを抜く場合でも、上の写真のバルブは絶対に押さないで下さい。エアガンで使われているフロンは、もともと工業製品の洗浄用で油分を浮かせて洗い流す性質があります。つまり、マガジン内部、特にバルブ周辺に必要なオイルも飛ばしてしまうためです。
シューティングレンジなどでガスがなくなるまで撃って、ガス抜きをするのがベターです。
また、ガスを残したまま保存するにしても、液体ガスを残したままだとマガジン内部のパッキンなどの劣化を招くという説もあるので、その場合は液体ガスを完全に使い切り、気体ガスだけを入れておくのもベターな選択。これならバルブに適度な圧力をかけた状態で保存できます。
やり方ですが、通常、マガジンにガスを入れる場合は、缶を逆さにして入れますが、この方法だと液体ガスがマガジンに注入されます。
しかし、逆さにすることなくマガジンに注入すると、缶の中で気化したガスだけが注入されるので気体ガスのみを充填させることが可能です。
とってもかけあしの説明となりましたが、この辺を押さえておくと初心者をエスコートしたい時でもある程度対処できると思います。
これ以上のトラブルや質問を受けた時には、フィールドのスタッフさんや、ゲームに参加しているベテランっぽい人を見つけて聞くのがいいでしょう。
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