より快適に、そしてよりハイパフォーマンスをサバゲーで発揮したければ、足もとをおろそかにしてはいけません。
そうです、ブーツへのこだわりです。
ブーツにこだわれば、見た目がかっこよくなるのはもちろんのこと、疲れも軽減されて、きちんとメンテナンスすることで末永く使っていくことができます。
一方で、サバゲーで使うとガッツリ汚れてしまうことも多いので、「いいブーツを使うのはもったいないなぁ」と思う人も少なくないでしょう。特に雨や雨上がりのフィールドは汚れる&濡れることは覚悟しないといけません…。
そんなワケで、いいブーツをサバゲーに投入しても、困らないための本革ブーツのカンタンなお手入れ&収納方法をご紹介します!
【サバゲー後にすべきこと】
お手入れに最低限必要なアイテムは、ミンクオイル(ワックス/保革油)、ブラシ、タオル2枚以上(水拭き用とオイル塗布用の2枚)。
こだわればキリがありませんが、この3アイテムがあれば十分なケアができます。
<手順1>泥落とし
誰かのクルマに同乗させてもらっている場合、帰りに十分な時間はとれませんが、最低限やっておきたいのが泥落とし。
粘土質の土の場合は、乾いて固まるとキレイに取るのはなかなか大変です。
そのためにも大きな泥はあらかじめフィールドで落としておきましょう。
目安としては下の写真くらいまで泥が落とせていると後からラクです。
泥が詰まりやすいつま先やかかと周辺のコバ部分は意識的に泥を落としたいところ。
ブラシの柄を使うえば、詰まった泥もしっかり落とせます。
靴底も泥が詰まりがちなので、しっかり落としましょうね。
横着してそのままにすると次に使う時にやたらと重い…なんてことにもなりかねません。
また、サバゲーで使った後にはBB弾が詰まってしまうこともあるので、きちんと落としましょう。
そのままにしておくと転倒しやすくなったりもするので要注意です。
<手順2>靴ヒモを解く
ついつい面倒臭くてそのままにしがちですが、お手入れの時には一旦、靴ヒモはすべてほどきます。
皆さんも仕事が終わって家に帰った際に、スウェットなどのゆったりした服を着たくなるように、革製品も窮屈な状態は好みません。
すべての靴ヒモをほどいて、ラクにしてあげましょう。
ちなみに靴ヒモをほどかずにいると、革のひび割れ、型崩れ、汚れ残りなどの原因になりかねません。
<手順3>水拭き&ブラシがけ
靴ヒモをほどき終えたら、水拭きで汚れをキレイに拭き取りましょう。
水拭きだけではとれなかったか所は、ブラシを駆使してよりキレイにしていきます。
<手順4>ワックスがけ
水拭きでついた水分が乾いたら、もっとも大切なワックスがけです。
革部分にまんべんなく保革油を塗りこむことはもちろんですが、
意外と忘れがちなのが革部分とコバの境目!
ブーツの場合、水がしみこんでくるのはこの部分なので、しっかりと保革油を塗り込んでおくと水がしみこみにくくなります。
<手順5>保管のための準備
ひととおりワックスがけが終わったら今度は保管するための準備です。
まずは型崩れ防止のために、靴ヒモを再び装着してブーツの中に新聞紙を詰め込みます。
新聞紙は型崩れを防いでくれる上、ブーツ内部の余分な水分も吸い取ってくれるので一石二鳥です。
これで最低限すべきことは終了です!
写真左がお手入れをしたブーツ、そして右がお手入れ前のブーツ。
一目瞭然ですね。
ちなみに雨の日のサバゲーなどでブーツがぐっしょり&ドロドロになった場合も、革のブーツで絶対に御法度なのが水洗い。
革が縮んでしまったり、型崩れしてしまいます。
そんな時は、乾かすために新聞紙をブーツに詰めたり、新聞紙でくるんでじっくりと乾燥させます。
面倒だからといってストーブとかドライヤーで乾かすのはNG。
急激な乾燥も革製品には御法度です。
乾いたら、ここまで紹介してきた手順でメンテナンスをすればOKです。
続いては保管方法をご紹介しましょう。
【次のサバゲーまでの保管方法】
●風通しがよく涼しい場所に!
汚れを落として、保革油を塗り、靴ヒモを元に戻し、新聞紙をしっかりと詰めたら保管準備OKなワケですが、基本的には靴箱にしまってOKです。
しかし、靴箱が意外とクセ者で、トビラを閉めたままだと湿気がこもりがち。
靴箱には、乾燥剤を置いたり、定期的(2~3週間に1回程度)に靴箱のドアを開け放ち、空気の入れ換えをしてあげてください。
もしそれらを怠ると、せっかくのブーツにカビが生えてしまったり、革が傷んでしまいます。
人間も湿気が少なく、涼しく、風通しがいい場所だと心地よいように、それは革製品も同じ。
人間が快適だなぁと思う場所は、革製品にも最適な場所なので覚えておきましょう。
●ケースに入れての保管はNG!
そしてもう1つ、大切しようとするあまり、ついついやってしまいがちな間違いが、買った時に付いてくるケースにしまうこと!
このケースは、保存するためのものではありません。
1度使ったブーツは水分を含みますし、風通しが悪く、湿気がこもりやすいので、カビや革の劣化の原因になるので、大事にしたい時は、しっかりと靴箱で保管しましょうね。
あとは、3~4週間に1回くらい保革油を塗ってあげるなどすれば、次のサバゲーでもいい状態のブーツでゲームすることができます。
ちなみに今回、いろいろとブーツのメンテナンス方法を教えてくれたのは、ALPHA INDUSTRIES INC(アルファ インダストリーズ)のシューズ部門のライセンス製品を扱っているシューズメーカー「シャミー」の西牧正晴さん。
西牧さん自身も、サバゲーに足繁く通っているアクティブなゲーマーで、サバゲーマーと靴のプロの両方の視点から初心者向けのブーツメンテナス術を解説してくれました。
ALPHA INDUSTRIES INC公式Webサイト:http://www.alpha-usa.jp/
シャミー公式Webサイト:http://shammy.co.jp/
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