光学照準器大手のAimpoint(エイムポイント)社は、今月20日(現地時間)付けのプレスリリースで、新製品の「Aimpoint Carbine Optic」(ACO)を発表しました。
ACOは同社のエントリーモデルに位置づけられたダットサイトで、AR15をはじめとする現代のスポーツライフルでの使用を前提としています。
本体はアルミ合金製でレンズ径は30mm、完全防水、CR1/3Nリチウム電池×1で1年間の連続点灯が可能です。レティクルは2MOA(100m先の約6cmの範囲をカバーする大きさ)で、AR15のアブソリュート・コウィットネスマウント(レティクルがアイアンサイトに重なる状態)が付属。開封してすぐに使えるようになっています。
希望小売価格は393USドル、発売時期は10月半ばから後半を予定しています。
※アメリカでの販売
ACOに似たAimpoint社の製品として、2011年に登場した法執行機関向けモデルの「Patrol Rifle Optic」(PRO)が挙げられます。エントリーモデルであるACOはPROと比べて、ナイトビジョン併用に未対応、付属マウントがクイックリリース式ではない、レンズカバー・キャップが未同梱という点が異なります。プレスリリースによれば、跳ね上げ式レンズカバーと反射防止フィルター、そして予備電池ホルダーは別売りされるようです。
Aimpoint社の新製品といえば、今月はじめに公式発表されたMicro T-2も話題になりました。
こちらは850USドルくらいするようです。
その前身であるMicro T-1は、日本でも根強い人気があります。Micro T-1はミリタリー・LE向けモデルであり、他にも民間向けのMicro H-1、射撃競技向けのMicro R-1(生産終了)が存在します。
ACOとPROも、元々は軍隊向けモデルだったCompシリーズを基に派生したものだと考えられます。
かつては軍隊向けモデルと民間向けモデルでデザインが大きく異なっていたAimpoint製品ですが、今後は1つのデザインを基にエントリーモデルとハイエンドモデルを展開する方針なのでしょうか?
参考
Aimpoint To Release New Carbine Optic
Aimpoint sneaks out value 2MOA RDS Carbine Optic
ライタープロフィール
Jien
http://jisakujien.org
1994年、栃木県生まれ。AR-15とタクティカルギアが大好き。AR-15の開発と発展の歴史、世界各国の軍隊・法執行機関におけるAR-15の運用状況、そしてアメリカ合衆国の銃産業・銃市場・銃規制について勉強しています。
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