ロシア陸軍の主力戦車はT-90とT-72（の改良型）。
ちょっと前にはT-80系もありましたが、ウクライナが独立したりコストが高いなどの理由で、現在はT-90（T-90A）がMBTの任を負っています。
そんなT-90の（ほぼ）現行の最新型がT-90SM（輸出用T-90Sの発展型）。
今回はそのT-90SMの生産工場（ウラル兵器廠）をリポートした動画（元はロシアのテレビ番組）を紹介しましょう。
Танк T-90SM (Russia TV Film)
[youtube]http://youtu.be/I6tdV0R0TOY[/youtube]
数年前の番組ですが、26分ちょっとある長めの動画です。
最初はこれでもか！と走り回るT-90SMの勇姿。
50tほどの軽量ボディもあって機動性は高そう。試乗しているリポーターも楽しげです。
そして動画を見て気づきましたが意外にコンパクトなんですね。
で、カメラは工場内へ。
ある程度カタチになったところからですが、この段階の艤装は手作業みたいです。
巨大なガントリークレーンでぶら下がっています！
別ラインで組まれる砲塔。
砲塔のリアクティブアーマー（コンタクト5）はこうやって固定されるんですね。
完成したT-90SMはさまざまなテストが行われます。
これはミサイルやRPGなどに対する防御兵器のシュトゥーラ。飛んでくる砲弾を察知して散弾で撃ち落とすシステムです。
効果はかなりあるのですが、随伴歩兵が巻き添えを食ってしまうというおそロシアな装備です。
もちろん主兵装である125mm滑空砲も射撃します。
48口径で自動装填装置を備えています。砲口初速は約1,800m/s。滑空砲弾だけでなく対戦車ミサイルの発射も可能です。
おぉー、渡河試験も！
さすが大国ロシアのMBT、この動画で見る限りはめちゃくちゃ強そうです。
しかしテレビ番組の取材とはいえ兵器工廠の内部を公開するとか太っ腹ですね。輸出用モデルなので宣伝したいのでしょうか？
こういった動画はあまり目にする機会がないでしょうから、戦車好きな人はぜひごらん下さい。
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