総火演関連記事が2本続いてしまい申し訳ありません。
もうしばらくおつきあい下さい。
【前回までの記事】
第一弾
第二弾
第三弾
第四弾
第五弾
第六弾
いわゆる「富士総合火力演習」は、昼間に行われる実弾演習イベントですが、本番が行われる前に2日間実施される「学校予行」と、本番の前日に行われる「教育演習」では日没後に夜間演習が行われているのです。
今回は、知る人ぞ知る夜間演習の様子をご紹介しましょう。
まずはどんな感じか分かる動画を3本ご覧下さい。
[youtube]http://youtu.be/n78X90tIJbY[/youtube]
[youtube]http://youtu.be/NmzpQ1e35ck[/youtube]
[youtube]http://youtu.be/CUO-3e1ZWjI[/youtube]
ご覧のように月明かりくらいしかない、真っ暗闇の中で、74式戦車や90式戦車が主砲を撃ったり、89式装甲戦闘車が、90口径35mm機関砲や74式車載7.62mm機関銃を撃ったりする演習です。
夜間の有視界戦闘が難しい中で、暗視装置や照明弾を使っていかに自衛隊が戦うかを見せる演習となります。
PVS-5タイプかな?
会場に設置されている大型スクリーンでは、各暗視装置や照明弾の説明が行われ、その後、射撃&砲撃へと移行していきます。会場に流れるアナウンスもあるので、真っ暗でも何となく何が行われようとしているのかも分かりますよ!笑
こちらは照明弾を使っての射撃訓練。
取材日は、あいにくの曇天&濃霧のため、照明弾の光が拡散してご覧のような薄暗さ。
手前に発射した照明弾は雲の影響を受けませんでした。
照明弾、明るいなぁ。
曳光弾が入った機銃を使った射撃はご覧のように赤いラインがキレイに見えてきます。
まるで花火大会。
的となっている山に辺り、跳ねる曳光弾は夜間演習ならではの光景です。
ちなみにこの夜間演習は、おおよそ19:30くらいから開始されるのですが、開場時間は16:00過ぎと結構早めから会場入りできます。
その際に密かな楽しみなのが、夜間演習に向けた点検射。
まだ日が出ているうちに、点検を目的とした試射が行われるのです。
この点検射は、あくまでも点検が目的なので、発射のタイミングがとってもわかりにくいのが難点。大まかなタイミングはアナウンスで分かるのですが、実際の演習の時のように「テェ~」というドンピシャなタイミングのかけ声がないのです。
なので、油断していると、「チュドーーン」といった感じで、かなりビビります。
[youtube]http://youtu.be/d4u7gSoUws8[/youtube]
[youtube]http://youtu.be/gdJaIgGdxP0?list=UUnGUSGZylLplD3xMf0KVMFA[/youtube]
[youtube]http://youtu.be/heutExi4z1I[/youtube]
照明弾の点検射も行われました。
取材日の8月19日は、16時に会場入りするとご覧のような濃霧状態。
車両のシルエットがかろうじて分かるくらい。
とても夕方とは思えない写真が撮れましたww。
最終的には、もう少し霧は晴れましたが、晴れていればもっとキレイだっただろうなぁ…。
この天気との巡り合わせも総火演の醍醐味だと割り切るしかないですね。
その日しか見られない光景だと思うしかしませんww。