8月24日に本番を控える、陸上自衛隊最大の実弾演習イベントと言えば、「富士総合火力演習(総火演/そうかえん)ですが、さばなび編集部は本番に先駆けて、8月19日に行われた学校予行に行ってきました!
そんなワケで、今回から数回に分けて、総火演の詳細を動画付きで紹介していきます!
今回ご紹介するのは、総火演の前段(前半)「陸上自衛隊の主要装備の紹介」で行われた遠距離火力・特科火力の紹介に参加した、99式自走155mmりゅう弾砲、203mm自走りゅう弾砲、155mmりゅう弾砲(FH70)の3種類の装備の砲撃シーンと、自衛隊の練度が高いと言われる由来の1つである、TOT(同時弾着射撃)の様子をご紹介!
まずは、
【99式自走155mmりゅう弾砲】
操作人員:6人
重量:約40トン
全長:約11m
全高:約4.3m
全幅:約3.2m
愛称:ロングノーズ
※データは装備展示の際に置かれていた看板に記載されていた数字です。
[youtube]http://youtu.be/5aF2x0aKH0Y[/youtube]
画面左は、車体の正面に砲塔を向けての発射、画面右は砲塔を横に向けての発射で、どちらも99式自走155mmりゅう弾砲となります。
続いては、
【203mm自走りゅう弾砲】
操作人員:13人
重量:約28.5トン
全長:約11m
全高:約3.1m
全幅:約3.2m
愛称:サンダーボルト
※データは装備展示の際に置かれていた看板に記載されていた数字です。
[youtube]http://youtu.be/yKo7DuPyfbI[/youtube]
そして
【155mmりゅう弾砲(FH70)】
口径:155mm
全長:9,800mm(走行時)/12,9400mm(射撃時)
砲身長:約35cm
全備重量:約5.8kg
給弾方式:自動装填
愛称:サンダーボルト
※データは装備展示の際に置かれていた看板に記載されていた数字です。
全備重量が5.8kgとなっているのはたぶん誤植ですねww。Wikpediaには7,800-9,600kgと記載されています。
[youtube]http://youtu.be/koNMHJzs9g8[/youtube]
FH70は基本的には車両に牽引されて移動するのですが、冒頭の写真のように自走することもできます。上の写真は、射撃のために展開されたFH70です。
続いては、「TOT」(ティー・オー・ティー)こと、同時弾着射撃の動画をご紹介しましょう。
ちなみに発射速度が異なる火器から出た弾を同じタイミングで爆発させることは、かなりの訓練が必要な技術のようです。
1回目は、横一列に弾を爆発させるTOTを見せ、
その後、開催地にちなんで富士山型に弾を爆発させる「TOT FUJI」を披露!
それがコチラの映像です。
[youtube]http://youtu.be/PT3QVzCv3jE[/youtube]
お見事!
天気さえよければ、本物の富士山がバックにこの高い技術が堪能できたのが唯一の心残りです。
次回は、皆さんお待ちかねの戦車の砲撃シーンをお伝えします。
お楽しみに~!
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