週末にサバゲに行きたいけど丸1日は予定が空いていない…。
高ストレス社会をサバイバルし続ける現代人に贈る、
サバゲに行けなくてもストレスを発散できそうな
オススメ映画紹介コーナー!
1本目は、大富豪のまさかの転落をリアルタイムで記録したドキュメンタリー
『クィーン・オブ・ベルサイユ 大富豪の華麗なる転落』です!
【あらすじ】
アメリカの大富豪シーゲル夫妻のアメリカ最大の邸宅建築計画!
無一文からタイムシェア(共同所有)リゾートビジネスで、巨万の富を得る大富豪となり、ジョージ・W・ブッシュを大統領にのし上げた男、夫デヴィッド・シーゲル。元ミセス・フロリダでグラマラスボディをもつブロンド美熟女のジャッキー。二人が抱いた野望の頂点は、アメリカ最大の邸宅建築だった。フロリダに総工費100億円のベルサイユ宮殿が出現!
富と消費主義をテーマに写真を撮っている監督のローレン・グリーンフィールドは、この馬鹿げた、しかしとてつもなく壮大なアメリカンドリームを記録することを夫妻に打診し、かくして、2007年彼らのベルサイユ宮殿の完成までを記録するドキュメンタリー映画の撮影がスタートしたのだった。15のベッドルームに6つのプールをもつ個人の家、“自宅”。1,000億円を超える年収を得、ラスベガスに巨大なビルPHタワーズ・ウエストゲートを建て、絶頂期を迎えたデヴィッドの新たな富の象徴、「ベルサイユ」と名付けられたその自宅の建築は着々と進み、ジャッキーは誇らしげな笑みを浮かべながら、わが宮殿に招いた友人に破格の構想を語るのだった。まるで女王のように…。カメラは見ていた! アメリカンドリームの頂点からどん底に落ちる大富豪の姿を。
2008年秋、リーマン・ブラザーズの破綻により世界的な金融危機が起こり、シーゲル夫妻も1,800億円もの純資産をもつ身から、数週間の間に1,200億円の借金を抱える身に成り下がった。そして、カメラは見ていたのだ、大富豪が転落していくその様を…。かくして「ベルサイユ」建設のドキュメンタリー映画は、大富豪の転落の記録映画として完成することとなった。2012年サンダンス映画祭ドキュメンタリー部門監督賞を受賞、そのほか各主要メディアの評価も独占し、全米で大ヒットと遂げた本作に、人々は何をみたのか。一方、キング&クィーンは、今もなお「ベルサイユ」の夢を捨ててはいない・・・。
[youtube]http://youtu.be/bDbR50kSXoQ[/youtube]
アメリカ最大の豪邸を建築する、その過程を追うはずだったドキュメンタリー。が、建築中にリーマンショックが起こったことで、期せずして大富豪が栄光から転落する様を記録することに。事実は小説より奇なりという言葉を体現する作品です。
純資産1,800億が数週間で1,200億の借金に・・・。凄すぎて想像もつきません!
公開日:2014年8月16日(土)
公式サイト:http://www.queen-cinema.jp/
2本目は、フィンランド人の若者が挑んだ実験生活を映画化したドキュメンタリー
『365日のシンプルライフ』です。
【あらすじ】
ヘルシンキ在住・26歳のペトリは、彼女にフラれたことをきっかけに、モノで溢れ返った自分の部屋にウンザリする。ここには自分の幸せがないと感じたペトリは、自分の持ちモノ全てをリセットする”実験”を決意する。ルールは4つ。Rule1. 自分の持ちモノ全てを倉庫に預ける
Rule2. 1日に1個だけ倉庫から持ってくる
Rule3. 1年間、続ける
Rule4. 1年間、何も買わない1日目は、空っぽの部屋から倉庫まで、全裸で雪のヘルシンキを駆け抜ける。こうして始まった365日の“実験”生活。毎日、倉庫からモノを1つ選ぶたびに、「自分にとって今、必要なモノは何か?」を考える。そんな中で、モノに反抗したくなったり、逆にモノが恋しくなったり、気持ちは日々変化していく。
「必要が満たされた時に、人はモノに何を求めるのか?」
「モノを買わないと決めたのに、直すより買った方が安い。どうしたらいい?」
「何のために、自分はたくさんのモノを持っていたのか?」といった無数の問いと葛藤が、ペトリを襲う。
優しい相談相手であるおばあちゃん、兄を心配して食料を差し入れてくれる弟、文句を言いながらもモノの出し入れや修理を手伝ってくれる友人たち、新しく出会ったアウトドア好きなガールフレンドなど、様々な人々との関わりの中で、「自分を幸せにする、人生で大切なものは何か?」の答えを、ペトリは見出していく。
[youtube]http://youtu.be/9A0ATATSQz0[/youtube]
フィンランドで公開された時には、映画を観た若者に大きな影響を与え、多くの“実験”フォロワーが生まれたそうです。1日目を映画と同じ方法で乗り切った人はたぶんいないと思いますがw フィンランド版の断捨離(だんしゃり)と言えるかも。
さばなび読者の場合、サバゲーグッズを何日目あたりに持ってくるかが最大の悩みどころになりそうですね。
公開日:2014年8月16日(土)
公式サイト:http://www.365simple.net/
3本目は、ローマを囲む「環状線GRA」の周辺に住む人々の暮らしを映像に収めたドキュメンタリー『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』です。
【あらすじ】
1日の車の交通量16万台、全長約70㎞、大都市ローマを取り巻く大動脈「環状線GRA」。その周辺には旅行者たちが知らない愛すべき人たちの暮らしがある。木の中の「音」世界を研究し続ける植物学者。ブルジョアを装い偽りの今を生きる没落貴人。不釣り合いなモダンな建物に移り住みあてもなくお喋りしながら暮らす老紳士とその娘。事故現場で人命救助を行い、その合間を縫って年老いた母親の面倒をみる救急隊員。伝統を守りつつ後継者がいないことを憂うウナギ漁師。子守唄を口ずさむ両性具有の車上生活者。スポットライトを浴びることもなく懸命に生きる人々の人生に目を留めると、その風景の中に喜び、怒り、哀しみ、そして夢が見えてくる――。
[youtube]http://youtu.be/pxTq899MMxM[/youtube]
第70回ヴェネチア国際映画祭で、『風立ちぬ』などを抑えて、ドキュメンタリー映画としては史上初となる金獅子賞を受賞。ローマを囲む環状高速道路GRA(グランデ・ラッコルド・アヌラーレ)の周辺に住む個性豊かな人々の暮らしを、イタリアの美しい映像と共に描き出した作品です。
公開日:2014年8月16日(土)
公式サイト:http://www.roma-movie.com/
また、カンヌ、ベルリン、ヴェネツィア国際映画祭の受賞作品から、日本未公開の作品を選んで公開する「三大映画祭週間2014」が8月16日(土)からヒューマントラストシネマ渋谷を皮切りに開催されます。未公開作5作+過去の名作5作の計10作品のラインナップです。こちらも要チェックです。
[youtube]http://youtu.be/-bEfDQefW9w[/youtube]
三大映画祭週間2014公式サイト:http://sandaifestival.jp/