実銃の世界でAR用のマガジンといえばMagpulのPMAGがメジャー。
丈夫な樹脂製で弾送りも良好、そして12ドルくらいで買えるとなればハヤらないわけがありません。
民間マーケットはもちろん米軍でも使っている兵士が多く、写真などで目にする機会も多々あります。
一方、エアガンでも各社からPMAGが出ていますが、最も人気のあるのがPTSの製品でした。特にMagpulの正規ライセンスを取得した120連のM versionは外観の再現度がバッチリ。もちろん弾送りもよく愛用している人も多いはずです。
しかし、MagpulがPTSとの契約を終了して絶版になってしまいました。
そんな状況でPTSがリリースしたのがオリジナルのEPM(ENHANCED POLYMER MAGAZINE)。スタンダード電動ガン用の150連樹脂マガジンになります。
さっそく入手してみたのでリポートします!
見た目はMagpulのEMAGによく似ていますね。側面にリブがなくフラットで残弾確認口が両面にあります。
国内での実勢価格は4,000円弱といったところです。
とりあえずPTSのPMAG、EMAGと比較してみましょう。
当然ですが同サイズ。カーブの曲率もほぼ同じです。
手触りや匂いからすると外殻のポリマー素材も同じもののようです。
左がEPM、右がEMAG。ロワーに刺さる部分が幅広ですが、幅自体は全く同寸。
奥がEPM、手前がEMAG。リップ部は一段くぼんでおり、その分だけ給弾部が伸びています。
そして特徴的なのがボトム部。
なんかゴム製のバンパーがあります。これは何のためかというと・・・
マガジンを接地させるとこの角度で銃が水平になるというもの。
うーん、マガジンを地べたに押し付けるのはちょっと抵抗あるかなぁw
マガジンフォロワーは鮮やかなオレンジ色。エンプティインジケーターだそうです。
なお、ストッパーのスプリングはかなり強めです。
ボトム部は中央のボタンを押すと前方に抜けます。
おや、このカタチは・・・・?
PMAGやEMAGのボトムプレートがつきました!
PTSで出していたレンジャープレートも装着できますね。
うん、やっぱりこのカタチがしっくりきます。
しかしこう見るとほぼEMAGですね。
底部のネジを外すと中身が抜き出せます。
クリア素材なんですね。
残弾ダミーの金属板やウインドウはEMAGとよく似ていますが互換性はありません。
左がEPM、右がEMAGの中身。
サイズもロック部も固定用ネジ穴もほぼ同じ。
これは互換性があるのでは・・・・?
ダメです。張り合わせのネジ穴が引っかかってEMAG(PMAG)の外殻に入りませんでした。
これを削り落としちゃうわけにもいかないので諦めましょう。
というわけで。
EPM独特のボトム部が気になるかもしれませんが、マガジン自体はほぼEMAG。給弾性能も悪くない(むしろいい)ので、実用性は問題ありません。
EMAGが好きな人、あるいはHK416ユーザーはマストなマガジンですよ!
ただ、できればPMAG(EMAG)用のボトムプレートに交換して使いたいかなぁw
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