以前にその発売を紹介したMadbullの「KAC QDC SAPPRESSOR」。
現行の最新サプレッサーをモデルアップしたもので、QDC Flash SuppressorまたはMAMS muzzle breakにワンタッチで装着できるのが特徴です。
そのQDC/CQBタイプをさっそく入手したので軽くリポートしてみます。
今回は短いバージョンの「556 QDC/CQB」の方を入手しました。
内容物はサプレッサーとハイダーのみで、ワッシャーも付いていません。
ちなみに、KACのフラッシュハイダーやマズルブレーキにはクラッシュワッシャーではなくピールワッシャーを使います。これが実物の写真。
ハイダーとバレルの間にシルバーのワッシャーみたいなものが見えますか?これがピールワッシャーです。
さて、本体の紹介です。
サプレッサー本体はアルミ製ですが、ハイダーとの接続部や表面のパンチングメタルはスチール製。そのため、全長125mm。直径43mmというコンパクトサイズながら、重さは190gあります。
KACの正規ライセンス取得品なので刻印もバッチリ。実物でマーキングがある位置に何もなくのっぺりしていると興ざめなのでありがたいところです。
指先でつまんだような独特な先端形状がポイント。そういえばKACのMAMSもこんなデザインでしたね。
中には一応、目の粗いスポンジが詰め込まれています。
サプレッサーは手前の大型リングをズラして脱着を行います。写真でチラっと見える銀色のボールベアリングが、ハイダーの丸い穴にピタッとはまって固定するというわけです。
実銃もこれと同じ機構で、ハイダーやサプレッサーが焼けて変色するくらいまで撃ち込んでも固着せず、ワンタッチで取り外せるそうです。
ハイダーはスチール製で、3プラグタイプのQDC Flash Suppressorを再現。
ただ、ナイツマークの直後にあるべき位置決め用のピンが生えてません。うーむ、正規ライセンス品ということで「実銃に付けられないようピンがない」のではないかと推察しますw
取り付けは14mmでCWとCCWが選べます(今回は14mmCCWのバージョン)。
ナイツマークの真裏には固定用イモネジがあります。
バレルの長さを選ばずどんなスタイルにも合いやすいシンプルなデザインでカッコイイですね。
表面は塗装ではなく黒染めのようなので耐久性があり、また補修も簡単です。
11.5インチバレルのURX4カービンに装着してみたところ、URX4とほぼ同じ太さに。なおかつ短いので、ハンドガードがズビっと延長したように見えるかも?
実際の消音効果ですが、さすがにこの長さだとあまり実感できません。ただ、この11.5インチカービンは「プチ流速仕様」なので、流速独特のパチンパチンという破裂音はだいぶ減少できます。
これでこの11.5インチカービンはハンドガードやフラッシュハイダー、アイアンサイトなど最新バージョンのKACパーツが揃ってきました(全部レプリカですけどw)。
パッケージにはでかでかと正規ライセンス品を示すシールが。やっぱりコレがあると安心ですね。
しかしKACがエアガン用パーツを正規認証とは時代の流れでしょうかw
Madbull製ということで決して安くはありませんが、その分デキはかなりいいと思います。SHOTSHOWのブースにサプレッサーはなかったので比較したわけではありませんが、目につくところでは妙なディフォルメもありません。一応KACからライセンスを得ているのであまりヘンなものではないはずです。
今回は香港のショップから海外通販で購入しましたが、現地価格は79.95USドル(約8100円)でした。
ここ数年、アメリカの民間ARではサプレッサーの装着がちょっとずつ流行しているとか。犯罪歴がなく税金をいっぱい納めていれば所持できる州が多く、レンジでの難聴対策として広まっているようです。さすがにKACのサプレッサーは民間販売してないと思いますが、このQDC/CQBモデルなどはまさにそういった用途のものでは?と思います。
回転防止のピンはありませんがそれ以外のデキはかなり良く、そして高品質で脱着もスムーズ。そのクオリティで最新のKACサプレッサーが買えるとなれば、気になっている人も多いのではないでしょうか。
購入の参考になれば幸いです。
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