米国では一般歩兵に向けてM4からM4A1への移行が行われているそうです。
これは特殊部隊で使われているのと同じM4カービンで、フォートライリー(カンザスにある軍事基地)の歩兵師団から順次移行していくとのこと。
これにより3点バースト射撃から、フルオートになるなどアップグレードされることになります。2019年をめどに陸軍50万人に対しM4A1への移行を行う予定で、軍の在庫も含めた大がかりな計画。必要コストは1丁あたり約240ドル、合計で1.2億ドルになる予定。
出典:http://kitup.military.com/2010/12/inside-the-m4a1-purchase-and-upgrade-program.html
ということで、3発バーストのM4は順次フルオート可能なM4A1へと交代されるそうです。M16系の3発バーストは、「2発発射時点でトリガーを戻すと次のバーストでは1発しか発射されない」のが問題になったのでしょうか。自衛隊の89式は途中でやめてもトリガーを戻すとちゃんとリセットされて毎回必ず3連射できるそうです(マガジンに弾薬がある限りですが)。
ただ実際はもうすでにかなりの数がM4A1に代替されているそうで、書類上は「部品扱いのロワー」、「アッパーは消耗品のバレルを含めた交換部品」として処理されていると聞いたことがあります(本当かどうかは分かりません)。アフガンなどへ派遣されている部隊はほとんどA1でしょうが、今度は全軍、つまり予備役や州兵の分まで入れ変えてしまうのではないかと思います。
また、今回の調達はコンプリートでまるまる1丁の支給になると思いますが、それで1丁あたり240ドルというのはかなりお安いのではないでしょうか。
バレルやボルトキャリアなど主要部品に大幅な変更はないようですよ。
■Army Times
http://www.armytimes.com/
■参考サイト
http://www.armytimes.com/article/20140521/NEWS04/305210069/1st-ID-soldiers-receive-upgraded-M4s
[amazonjs asin=”B0025KVAUM” locale=”JP” title=”No4 M4A1カービン (18歳以上次世代電動ガン)”]