【Key-Mod】人気のKACレプリカ! DYTACとIRON AIRSOFTのURX4を比較してみたよ!

ここ最近の民間ARのハヤリは「軽量化」。フルレイルにヘビーバレルのARにオプションてんこ盛り!といったスタイルは民間ではほぼ衰退しました。代わりに主流を占めつつあるのが「軽いAR」。最低限のレイルスロットやスリックなハンドガードにライトウェイトバレルというARです。

そんな中、カスタムメーカー各社が採用したのがKey-Modというアクセサリーの規格。詳細は略しますが、これを採用すると結果的に薄くて軽いハンドガードになります。
そしてそんなKey-Modハンドガードの中でも1・2を争う人気があるのがKAC(Knight’s Armament Company)URX4でしょう。
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数あるKey-Modハンドガードの中でも最もシンプルでバレルナットさえ使いません。そのインストールビデオを見るときっとビックリします。

その分軽さはダントツで、握りやすく構えやすいという注目のハンドガードなのです。
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人気があるということで、当然ながらエアガン用レプリカが発売されています。
今回は「DYTAC」と「IRON AIRSOFT」の2社から発売されているエアガン用URX4を比較してみました。
ちなみに、レプリカは両方ともごく初期にあったQDマウントがないバージョン。試作~先行量産品ともいわれるタイプをモデル化していて、現在の正規品は上の写真のようにQDマウントが付き、Key-Modホールも少なくなっています。

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今回用意したのは2社とも同じURX410インチ。10.5~12インチバレルと組み合わせてCQBサイズのARを作ろうと思い、比較もしたくて自腹で購入したものです。

香港の某ショップでDYTAC製は88USドルIRON製は72USドルでした。
ちなみにKACの本物は280USドルくらいです。

さて。一見するとほぼ同じに見え、仕上げも決して悪くありません。
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DYTACは塗装で真っ黒。ナイツブラックの雰囲気満点です。一方のIRONは塗装ではなく表面処理っぽい仕上げでダークグレー。キズに強いのはこっちでしょう。
しかし、両者には根本的な違いがありまして・・・

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薄くてシャープなIRONは重さ215g
Key-Modホールの裏のナナメの面取りはありませんが、歪みなくキレイに仕上がっています。
ネジで締め込むタイプなら実物のKey-Modアクセサリーが装着できるようです。
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ハンドガードの厚みは1.2mm。薄いです。
外形は41.8mm、内径は39.3mm(平均)でした。

一方のDYTACはというと・・・
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見ての通りぶ厚いのです。その分重さもあって280g。全然軽くありません。
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ハンドガードの厚みは3mm! IRONの2倍以上あります。
外形は40.9mm、内径は35.1mm(平均)でした。

厚みの違いはKey-Modホールを見れば分かります。
これはIRON製。
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こっちがDYTAC製。
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レシーバー側の面取りの形状もかなり違います。
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アッパーにネジ込むと違いはハッキリわかると思います。

上部レイルは両方とも問題ないようですが・・・
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写真だとDYTACの方がシャープに見えますが、1コマずつノギスを当ててみるとDYTACの方は0.1mmくらいの誤差がありました。IRONの誤差はほとんどありません。

そして最大の違いが取り付け方法。
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IRONは実物同様、直接アッパーにネジ込みます。
DYTACの方はバレルナットをアッパーに取り付け、そこにURXをネジ込んでいく方式。緩み止めのダブルナットがあります。
両者それぞれ一長一短があり、実物通りのIRONは実銃用の専用工具がないとキッチリ締め込めない可能性があります。これがそのURX4専用ツール。本物のURX4を買うと付属品でついてきます(最近やっと単品販売も始まったようです)。
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逆にDYTACはURX2用のパイプ状のインストレーションツールがないとがっちり締め込めません。
どちらがお手軽かといえば、DYTACの方式でしょうか。IRONの実銃方式は上部レイルに専用工具を引っ掛けて力ワザで回すので、ほぼ間違いなくレイルにキズが入ります。専用工具の代わりに適当なマウントを使うとなおさら・・・・。

総合的に見てどちらがいいかといえば、やはりIRON製に軍配が上がります。せっかく軽さを求めてURX4にするのに、わざわざ厚くて重いDYTACを選ぶ理由はありません。
とはいえ、厚い分だけ丈夫でしょうし、取り付けもG&Pあたりのツールがあれば確実に締め込めます。その辺をしっかりと見極めていればDYTACを選ぶのもアリかもしれません。

いかがでしょうか。Key-Modハンドガードの中でも人気の高いKACのURX4にしたい!と考えている人の参考になれば幸いです。
ちなみに、筆者はIRONの方を使うことにしました。
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とりあえずはこんなかんじにしてみました。どうでしょうか?
さて、余ったDYTACのやつはどうしよう・・・w

 

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乾 宗一郎

東京都生まれ。親の影響で幼少時よりモデルガンに親しんで育つ。装備品よりは銃器類の方に明るく、民間ARとオールドリボルバー、SFプロップガンが専門分野。ここ数年はガスブローバックのARカスタマイズにハマっている。好きな映画は『エイリアン2』、好きなモビルスーツは「トールギス」。サバゲはエアガンカスタムのフィールドテストとして嗜む程度。

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