【週末映画ピックアップ!】2014年5月9日~5月11日 今週末に見に行ってみたいさばなび編集部が気になった公開中映画を大紹介!

週末にサバゲに行きたいけど丸1日は予定が空いていない…。
高ストレス社会をサバイバルし続ける現代人に贈る、
サバゲに行けなくてもストレスを発散できそうな
オススメ映画紹介コーナー!

今週の1本目は、青春林業エンタテインメント『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』です!
01 『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』

【あらすじ】
毎日お気楽に過ごしていた、チャランポランな男子・ユウキ(染谷将太)は、大学受験に失敗、彼女にもフラれ、散々な状態で高校の卒業式を迎える。そんな時、ふと目にしたパンフレットの表紙でほほ笑む美女につられ、街から逃げ出すように1年間の林業研修プログラムに参加することに。ローカル線を乗り継ぎ降り立ったのは、ケータイの電波も届かぬ”超”が付くほどの田舎・神去(かむさり)村。鹿やら蛇やら虫だらけの山、同じ人間とは思えないほど凶暴で野性的な先輩・ヨキ(伊藤英明)、命がいくつあっても足りない過酷な林業の現場…。
耐えきれず逃げ出そうとするユウキだったが、例の表紙の美女・直紀(長澤まさみ)が村に住んでいると知り、留まることを決意するが…。
休む間もなくやってくる新体験、野趣あふれる田舎暮らし、底なしに魅力的な村人に囲まれ、ユウキは少しずつ変化していく―。
果たして、ユウキと直紀の恋の行方は?勇気は無事に生きて帰れるのか!?

[youtube]http://youtu.be/ypQi69XGs6U[/youtube]

三浦しをんのベストセラー小説『神去なあなあ日常』を、『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』の矢口史靖監督が映像化。珍しい題材を扱ったコミカルな青春映画というのは矢口監督の持ち味なので、期待が高まります。
ロケ地は三重県津市美杉町。三重というと伊勢湾や熊野灘など海のイメージが強いんですが、こんなに綺麗な山や森もあるんです!
ちなみに、クライマックスのお祭りシーンではなぜかJNN各局の男性アナがエキストラとしてふんどし姿を披露しているそうですw

公開日:2014年5月10日(土)
公式サイト:http://www.woodjob.jp/

2本目は、栄光の陰に隠された真実に迫る山岳ドラマ『K2 初登頂の真実』です。

02 『K2 初登頂の真実』

【あらすじ】
1954年、イタリア・ミラノのデジオ教授は世界最高峰のエベレストよりも過酷と言われる世界第2位の高峰K2の初登頂を果たすため、最強のアルピニスト・チームを集結させた。強靭な足腰と精神力を持つ青年ボナッティは、初登頂への強い決意を固め、厳しいトレーニングを積み、最少年ながら12人の遠征隊の一員に選ばれ、K2制覇に向けて登頂を開始する。行く手には様々な困難が待ち受けていたが、クライマー達は闘志と結束力で乗り越えていく。
高所でも無類の強さで仲間を支えるボナッティだったが、最終的にデジオが登頂アタックのクライマーに選んだのは、コンパニョーニだった。しかし、ボナッティに初登頂の偉業を奪われることを危惧したコンパニョーニは、ボナッティと合流する予定地よりも遥かに高い位置にキャンプを設け、妨害を企てる。
何も知らず、必死の思いで酸素ボンベを荷揚げしていたボナッティであったが、予定地に到着しても何もなく、疲れ切ったハイポーターとともに必死のビバーグを余儀なくされる。そしてコンパニョーニと彼に選ばれたラチェデッリは、ボナッティが荷揚げした酸素ボンベで、K2登頂へ出発するのであった…。

主人公のワルテル・ボナッティは、数多くの初登頂・初登攀を成し遂げ、20世紀を代表する登山家とも言われた人物です。本作は若き日のボナッティが味わった苦い経験を、実話を基に描いています。
登山家にとって初登頂は大いなる名誉。「非常の山」の異名を持ち、エベレストよりも困難と言われるK2の初登頂ともなればまさに偉業です。それだけに名誉欲や嫉妬心が抑えきれなかったのかも知れませんが…。何とも凄まじい話です。

公開日:2014年5月10日(土)
公式サイト:http://www.mtk2.net/

最後はアメリカで活動する日本人監督・中島央による近未来SFサバイバル・ドラマ、『シークレット・チルドレン』です!

03 『シークレット・チルドレン』

【あらすじ】
今からそう遠くない未来。物語の舞台は、とある先進国X。この国において、36年前に「シークレット・チルドレン」と呼ばれる3万人のクローンが、人間の手によって作り出された。以来、クローンと人間は平和に共存していた。しかし、1年前の政権交代で大統領の座についた独裁者ブルームクイストが「クローン廃絶運動」を政策として掲げた事により事態は一変する。ブルームクイストは国中にいるシークレット・チルドレンの完全絶滅を目指し、「クローン監視委員会」を設立する。監視委員会の捜査官たちは、国中のいたる所に隠れ、逃走するクローンたちを次から次へと発見しては捕獲し、冷酷に廃絶し続けていく。

多くのクローン達がただ無残に殺されていく、そんな絶望の日々が続いていく中。残されたシークレット・チルドレン達の思惑は交錯し、複雑に絡み合っていく。

単独にレジスタンス活動をし、多くの仲間を救出し、隠れ家で保護するセドリックとソフィアのクローン・カップル。やがて彼らは政府の最大の敵になり、シークレット・チルドレンの間で英雄になっていく。彼らの活動を陰から応援するスポンサーでありながら、長年の親友である人間のマックス。クローンでありながら人間になる事に強く憧れるギル。逃走生活に強い迷いを感じ始めるクローンの夫婦・ベンとアンジェラ。独自のやり方で革命を計画するクローンのランス。人間の振りをしてただやり過ごそうとするクローンのカール。今、絶滅の危機に瀕したシークレット・チルドレンたちは、それぞれの想いを抱え、最後の賭けに乗り出す。生きるためではなく、ただ生き残るために-。

[youtube]http://youtu.be/eMMyWQgST5s[/youtube]

『Lily』でハリウッド日本人監督としてデビューを果たした中島央監督の最新作。
独裁政権下でレジスタンスとして戦うカップル、という設定はジョージ・オーウェルの小説『1984年』に影響を受けているとのこと。
ハリウッドで活躍する日本人俳優が徐々に増えていますが、これからは監督も増えていくのでしょうか? そうなったら嬉しいですね!

公開日:2014年5月10日(土)
公式サイト:http://thesecretchildren.com/

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横須賀 敦史

1978年生まれ。酒(ウィスキー&ラム)とプロレスとバカ映画をこよなく愛す中年男子。サバゲーでは、ついつい前に出たくなり、わりとソッコーでヒットされてしまうのであまり戦力にならない。記者歴は丸13年(2014年現在)で、撮影と執筆担当。取材に行くのが三度の飯と同じくらい好き。学生時代は戦場カメラマンになりたかったが、「サバゲーを撮る」という、とっても安全かつピースフルな形で夢を叶えた。

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