サバゲー装備を揃える際に、実在の軍のユニフォームを参考にしている方は多いですよね。
例えば、アメリカ国防総省の管轄下にある4軍【陸軍(アーミー/ARMY)・海兵隊(マリーン/MARINE)・海軍(ネイビー/NAVY)・空軍(エアフォース/Air Foece)】にはそれぞれ違う迷彩パターンのユニフォームがあります。詳しくはコチラ
中でも米陸軍のACU(エーシーユー、Army Combat Uniform)はレプリカなども多く出回り、装備の話をしているとよく聞かれる単語の一つです。しかしこのACU、そもそもユニフォームの名前なのか迷彩パターンの名前なのか、迷うことはありませんか?
筆者は最近までこんがらがったまま過ごしてきてしまったため、フィールドで装備の話になっても
「マルチカムってやっぱいいよねー」
➡マルチカムはピンクが入っててかわいいよねー
「やっぱUCPよりOCPだな〜」
➡UCCなら知ってるけど? 何その暗号www つかコーヒー飲みたいw
「ユニバーサルカモのACU、迷ったけど買っちゃったよ!」
➡え?ACUってACU迷彩じゃないの!? ユニバーサルってUSJ? うはww アルファベット3文字www いえたww
ぐらいの反応しかできず周りを苦笑いさせておりましたw
実は以上の会話、すべてACUのことを指しているのですが、サバゲーを始めたばかりの方が最初にBDU(戦闘服)を選ぶのに、情報収集しているとこんがらがるポイントの一つではないでしょうか?
全部アルファベット3文字だし・・・・(⬅横文字に弱いw)
いや、こんがらがってるのは筆者だけかもしれませんが、今回はこのACUに関してちょっと整理してみたいと思います。
そもそも、ACUとは何ぞや?というところですが、これは2005年より米陸軍が採用した戦闘服の呼称です。
迷彩戦闘服の代名詞として使われるBDU(Battle Dress Uniform)も元々は1980年初頭に米軍が採用した戦闘服の呼称だったそうです。
そしてACUには現在2種類のパターンがあるのです。はい、ここがポイント!! テストに出ますよ!!
一つは薄いグレーを基調とし、色々なシーンでの迷彩効果が期待できる(とされた)UCP(Universal Camouflage Pattern)。
もう一つはアフガニスタンに赴く兵士のために採用したOCP(Operation Enduring Freedom Camouflage Pattern)。
つまり、ACUという戦闘服の中にUCPとOCPという2種類の迷彩パターンが存在するということです。
こうなった経緯を調べてみたところ、最初はトライアルにてUCPを採用したそうなのですが、アフガニスタンに行かされた兵から「迷彩効果あんまりないじゃん」という声があがり、急遽OCPを採用したそうです。
OCPは元々クライ(CRYE)(日本ではクレイと呼ばれますがクライが正しいそうです)社が開発したMultiCam(マルチカム)という迷彩パターン。その米軍採用名称がOCPってわけです。
ではそれぞれの迷彩パターンを見てみましょう。
◆ACU(OCPバージョン)
サバゲーマーの中でも愛好者が多いMultiCam(マルチカム)! 先ほど説明した通り、クライが開発した迷彩パターンです。
カーキとライムグリーンを基調に、緑、パステルグリーン、明るいピンクのドットを配置しています。この使用色から、女子にもマルチカムはウケがいいようですよ!
レプリカ品のマルチカムは選択での色落ちが激しいそうです。米軍の実物マルチカムでも「洗濯は◯回までね」と決まっていた気がします。
◆ACU(UCPバージョン)
なるべく印象に残らない配色にこだわって作られたのがUCP。ユニバーサルカモとも呼ばれます。
市街地や自然の中など、どんなシチュエーションでも目立たないパターンということで採用されましたが、兵士にはあまり評判が良くなかったようです。
しかし、こちらもフィールドでは人気があり良く見かけるパターン。特に市街地フィールドなどではグリーンを基調とした迷彩よりも効果があるのは確実です!
いかがですか?米陸軍装備、ACUについてお分かりいただけましたでしょうか?
ちなみに、日本国内ですとUCPバージョンをACU、OCPバージョンをマルチカムと表記しているケースが多いようです。その辺りもこんがらがる要因かもしれませんね。
余談ですが、米陸軍はUCPの新しいパターン、UCP-Dを検討中だとかやっぱりやめただとかウワサが絶えません。
今後の動向も要チェックですね!
UCP-Dはやっぱりダメ? 米軍がマルチカム色調のデジタルカモフラージュパターンを検討中
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