◆ヒストリカルイベント「ベトベトしま戦か?」に潜入!!
皆様、ヒストリカルイベントというものをご存知ですか? 簡単にいうと歴史の中のミリタリーな一幕をみんなで再現しちゃおう!というイベントです。
「日本ではデコガン(モデルガン)よりもエアソフトガンが普及していることもあり、サバイバルゲームと混同してしまう場合もありますが、ゲーム性や勝敗、エアガンの性能を重視するサバイバルゲームに対し、決められた年代の中で装備や銃器、自分自身の設定にまで凝り、一兵士の役割を演じる(ベトベトしま戦か?HPより抜粋)」のがヒストリカルイベントなのです。
今回紹介するのはヒストリカルイベントの中でも比較的ライトな感覚で楽しめる、ミッキーマウスクラブ主催「ベトベトしま戦か?第17弾」。 出典:ベトベトしま戦か?公式HP その名の通り、設定はベトナム!
今回は65年〜75年という大まかな設定で、ミリタリー映画のワンシーンをみんなで再現するとのこと!!
「ベトベトしま戦か?」は以前から雑誌やwebでも話題になっていたイベントです。 千葉県香取市にあるフィールド、エリア51にて1泊2日で行われた同イベント、さばなび取材班は一番盛り上がるという噂の前夜祭に潜入してまいりましたのでその様子をレポートしたいと思います。
さてさて、フィールドの駐車場に到着するやいなや、なぜか置いてある大型トラック・・・・(ステージ仕様)何に使われるのかは後ほどお伝えしますw
こちらのM151はなんと自走するそうです。 所有者の方、これに乗って現地まで来たそうですよwかっこえええ!! (もちろん自走する際は、道路交通法に乗っ取った形にカスタムします。)
出店もでていました。 こちらはベトナム装備も扱うミリタリーショップ CLASSIFIED (クラッシファイド)さん。 オーナーはもともとミリタリーアイテムのコレクターだったそうですが、好きが高じてショップを持つまでに!! 今日のおすすめアイテムはベトナム戦時代はSOG(米軍特殊部隊の元祖)のスターボ(緊急脱出の際などにヘリからつり下げられる用のハーネス)だそうです。 レプリカですが、再現度は◎とのこと。
これ実物めっちゃ高いんですよw
こちらの店舗はVショーでもおなじみ、エイトボール商会さん。 「お酒が入ると商売どうでもよくなっちゃうんだよねー!!」といいながらも丁寧に商品の説明をしてくださいましたw タイガーストライプのBDU(ベトナム戦で一部の米軍兵士が着用していたBDU)なども扱っていましたので装備の現地調達も可能!?
エイトボール商会さんの今日のおすすめは無可動実銃(RPD機関銃)!!ポーランド製で1960年代に使用されていたもの。ダミーカート・ケース付で特価12万円とのこと。
こんな感じで、駐車場からイベント感満載でした。さて、それではいよいよ参加者の皆さんが集まっている方へ突入してみましょう!!
◆そこにはあの頃のベトナムが…
さて、ここからは皆さんにも雰囲気を味わっていただきたくセピア加工した画像でお届けしますw まずはベトナム戦時代の生活展示。使われている食器なども当時のものです。
ブラック・パジャマ(ベトナム戦争時代、解放前線で農民がそのまま兵士として戦う際に着用していたもの。もともとは農民服)でガンを構える方も、サマになっておりますよ!
その他の装備はコチラから!!➡サバコレ!サバゲーファッションコレクションinベトベトしま戦か?ベトナム装備特集
いいですねー!ヘルメットにタバコ!これぞ映画の世界!
このタバコは、かつて米軍のレーションに入っていた時のもの。分かっていらっしゃる~!
ダミーのベルトリンクもこれだけあると本物にしか見えませんね・・・・。
先ほどもちょっと触れましたが、このイベントは土曜日の夕方から始まり、日曜日が本戦となります。つまり、フィールドに野宿するということですね。 というわけで、宿泊装備!?もなかなかのものでした。
ランタンは夜明かりがないところで過ごすわけですから、必須アイテムですね。ちなみに1960年代当時のものだとか。こうした細かな部分にもこだわってます!
宿泊施設のテント。中には折りたたみ式の簡易ベッドが。 こちらは1名用の宿泊施設。つまり個室ですねw なかなか寝心地も良さそうです。※ベットを入れるため、本来ならセンターに入る支柱を意図的に取り外しているそうです。 こちらも宿泊施設。夜になったら幌をおろすのでしょうね。
この写真を見る限りでは、ミリタリー好きな方がまじめにその歴史を考察し、当時の雰囲気をたしなむというおカタいイベントにみえますが、この後始まるイベントでその概念が覆されますww
◆18:30 狂乱の宴wwがスタート!
突如フィールド駐車場に鳴り響くノリノリなミュージック! 「ベトベトしま戦か?」名物MCのボブさん登場で会場のボルテージが一気にあがります。 ステージに上がるなりハイテンションな演出で、盛り上がりの導火線に着火! ちなみにこの方、プロのDJさんです・・・・w
このイベント恒例のミス・サイゴンコンテスト! アオザイを着た美女たちが登壇。 一人一人、ボブさんにいじられながら(?)自己紹介と意気込みを!! うーん、みんなカワイイですね。アオザイがお似合いです。
ミス・サイゴンショーが終わると何やらものものしい雰囲気。 MPがステージ前に整列しております。そう、『地獄の黙示録』のあれですよ・・・。 おおー!!セクシーダンサーさんの登場だー!!! 登場したダンサーさんたちは皆さんプロの方です。 こちらはアサコさん。渋谷のPasoというスタジオで講師をしていらっしゃいます。 かなこさん(上)とティンティンさん(下)。G’D UP Vol.Ⅲ MACK 10 JAPAN LIVE Showcaseなどに出演予定とのこと。 いやーホントにセクシーっす。目のやり場に困っちゃいますね。
さて、ここからはまた雰囲気を出す為にwセピアでお届けします。 最初はおとなしめにノリノリな兵士たち。 しかしテンションが上がってくると・・・・ でました!ダンスショーでのお約束!!ステージ乱入!ww ステージに登ろうとしては、MPたちに制止されるというシーンがたびたび繰り返されていました。 みんなとっても楽しそう!! うおーー!祭りじゃぁぁぁぁ!!!www 中には包囲網をかいくぐってステージオン!!してしまう人も! そしてこのドヤ顔ですw 大いに会場をわかせてくれましたが・・・ もちろんあえなく確保www ダンスショーが終わると、自薦他薦とわずステージに上げられた熱い漢(おとこ)たちによる漢たちのための腕相撲大会。 勝てば天国!! 負ければ地獄・・・・w 見てくださいこの迫真の演技!!w 大人の本気をだした〝ごっこ遊び〟ならではのリアルな演技力。 ひぃぃーやめてくださいー!! ちなみにこの後熱い接吻をかまされていたのは内緒ですw ※すべて演出ですのでアム○スティなどに通報はしないで下さい。
ステージイベントが終わると、広場にキャンプファイヤーが組まれて、おのおの好きなように過ごす時間に…。
何だか学生時代を思い出します。 大人になってこういうことができる機会、なかなかないですよね。 バーベキューをしたり・・・・
1.8kgのステーキを焼いてるグループもありました。 ご厚意でご相伴にあずかりましたがとってもおいしかった~!
お酒を飲みながら談笑したり・・・
しみじみと語りあったり、
明日に備えて銃のメンテナンスをしたり、
ちなみに、一緒に行く人がいないからちょっと・・・・ と思っているそこのアナタ!! 運営の方のフォローも手厚いことと、皆さんのウェルカム精神が素晴らしいことで、1人で初めてきた方も、すっかり輪の中にはいっていましたよ。同じ趣味をもった仲間同士、すぐに仲良くなれますよね。
配食準備しているグループ。 これまたおいしそうでした。
ちゃんと当時のアルミトレーですね。
運営のテントでは若者を交えて熱い語らいもされていました。 きれいな星空の下、同じ趣味について語り合う時間、貴重ですよね。
そして、夜は更けてゆくのでした・・・・。 前夜祭の様子は以上ですが、翌日が本戦としてフィールド内でヒストリカルゲームが行われるそうです。
◆「ベトベトしま戦か?」の魅力とは?
さて、「ベトベトしま戦か?」は今回で7回目ですが、皆勤賞で参加している方も沢山いらっしゃいます。その魅力とはどんなところにあるのでしょうか?
何名かに「ベトベトしま戦か?」についてインタビューしてみました。
・初めてヒストリカルイベントに参加する人から、ベテランの方まで幅広く楽しめる所がいい。ヒストリカルイベントに興味がある方は、まずはデビュー戦としてもおすすめなイベントです。
・魅力は参加してみると何かを強制するようなものもなく、緩い雰囲気ながら運営がしっかりしているので雰囲気が破綻しないところ。
・ベトナム装備の魅力は現在の兵装にはあり得ない不便なところwだがそこがいい。そんな話を共有できる仲間と友に過ごす夜は最高です。
・みんなで一つのテーマを共有し、雰囲気を作り上げることで映画の登場人物になれる。普通のコスプレでは味わえない感覚、これは参加してみないとわかりませんよ!
・平和な日本だからこそできる遊び。こういうイベントができるのは平和だからこそ。装備を楽しむだけではなくて、そういったことも発信していきたい。
やはり、同じ趣味をもつ仲間同士で一つの世界観を作り上げるというところにこのイベントの魅力があるようです。そして、最後の「平和だからこそこのイベントができる」というお言葉、深いですね。サバゲーも然り、当たり前に戦争ごっこが遊びとしてできる今の平和が続いてほしいものです。とさばなびらしからぬ?ちょっと真面目なことを考えてしまいました。
◆「ベトベトしま戦か?」に参加する際に必要な心得とは!?
さて、この記事を読んで興味を持った方へ、運営代表の方から参加にあたって2つのアドバイスを頂きましたのでお伝えします。
【その1】基本知識を知っていた方がより楽しめる!!
ベトナム戦争やベトナム装備に精通していないと参加してもついていけない・・・?いやいやそんなことはありません。なるべく敷居を下げて皆さんに楽しんでもらうためにはじめたイベントですので。でも、いろんな方とコミュニケーションをとって積極的に楽しむ為には最低限の知識を入れておくことをおすすめします。といっても、本を読んで歴史を覚えろとかそういったことではなく、映画を見るとかその程度で大丈夫ですよ。おすすめの2本はコチラ!
プラトーン
1970年代の「ディア・ハンター」や「地獄の黙示録」に次いで、1980年代にベトナム戦争を描いたオリバー・ストーンの代表作。 ベトナム帰還兵であるオリバー・ストーンが、アメリカ陸軍の偵察隊員であった頃の実体験に基づき、アメリカ軍による無抵抗のベトナム民間人虐殺・放火、米兵たちの間で広がる麻薬汚染、仲間内での殺人、誤爆など、現実のベトナム戦争を描く。 アメリカ国内だけで予算の20倍を超える1億3800万ドルの興行収入を記録した。(wikiより) 出典:amazon.jp
フルメタルジャケット
明確に二部に分かれた構成。前半では海兵隊訓練所で新兵が受ける過酷な訓練、後半では彼らのベトナムでの行動が描かれる。 ベトナム戦争時、アメリカ海兵隊に志願した青年たちは、サウスカロライナ州パリス・アイランドの海兵隊訓練キャンプで厳しい教練を受ける。キャンプの鬼教官・ハートマン軍曹の指導のもとで行われる訓練は、徹底的な叱責と罵倒、殴る蹴るの体罰が加えられ続けるという、心身ともに過酷を極めるものだった。さらに連帯責任による懲罰、訓練生の間で行われるいじめなど閉鎖的な空間で受ける社会的ストレスが次々と描かれていく。落ちこぼれだった訓練生レナード(ほほえみデブ)はこれにより精神に変調をきたし、卒業前夜にハートマンを射殺し自らの命を絶つ。 厳しい訓練を耐え抜き一人前の海兵隊員となった彼らは、ベトナムへ送られる。テト攻勢の第一撃を受けた後、前線での取材を命じられた報道部員のジョーカーは、訓練所での同期であったカウボーイと再会し、彼の部隊に同行することとなる。ある日カウボーイたちは、情報部から敵の後退を知らされ、その確認のためにフエ市街に先遣される。しかし交戦地帯で指揮官をブービートラップで失った上に敵の狙撃を受け、部隊は混乱する。(wikiより) 出典:amazon.jp
【その2】最低限の装備を揃えよう!
みんな気合いを入れた実物装備なんじゃないか、と気後れしてしまい参加を見合わせる方もいますが、「ベトベトしま戦か?」ではあまり細かいことはいいません。 しかし、みんなで雰囲気を作り上げることがこのイベントを楽しむ醍醐味です。 なので、最低限の装備は必要ですが、そんなに高いものである必要はありませんよ。 主催のミッキーマウスクラブHPにベトナム装備を扱うショップのリンクがありますので、是非見てみてくださいね。
ヒストリカルイベントというと敷居が高いイメージがありますが、お話をきいてみると全くそんなことないということがお分かりいただけるかと思います。 取材でお邪魔したさばなび班でさえも暖かく仲間として歓迎してくれる雰囲気はいい意味で独特でした。
装備に興味がある方、ミリタリーが好きな方から、学生時代のようなキャンプをしたい方、熱く語れる仲間が欲しい方、野外フェスのようなイベントや映画が好きな方にもおすすめのイベントです。
【ベトベトしま戦か?公式HP】
【主催:ミッキーマウスクラブHP】
【告知】ヒストリカルイベント「ベトベトしま戦か?」ですが、今回まで開催場所となっていたサバイバルゲームフィールドArea51(エリア51)が今年の4月をもって営業終了となってしまいます。 そこで主催のミッキーマウスクラブさんでは新たにこのようなイベントの開催に協力していただけるサバイバルゲームフィールドを関東近郊で募集中とのことですよ!
うちでやってもいいよ、というフィールドマスターの方、いいフィールドがあるよというサバゲーマスターの方、是非ベトベトしま戦か?公式HP右下、お問い合わせよりご連絡をよろしくお願い致します!!
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