IWA2014が開催されたドイツの有名銃器メーカーであるWalther。
ハンドガンで有名な会社ですが、かつての栄光は今やなく、CyberGunと双璧をなすエアガンメーカーのUMAREXの傘下に入っています。
Walther
ガンマニアなら必ず知ってるWalther。
大戦中はライフルや機銃など大物も作っていましたが、最近ではハンドガンとエアライフルがメインになっています。まぁ、UMAREXの子会社ですから仕方ありません。
ちなみにドイツでは「ワルサー」ではなく「ヴァルター」と発音します。
競技用のエアライフル。Waltherはエアライフル競技の世界ではトップブランドの一角を占めています。
PPK/Sの22LRバージョン「PPK/S.22」。3.3インチバレルの小型オートですが、外観やサイズは380ACPを使うPPK/Sと(ほぼ)同じです。
380ACPを使う小型ポリマーフレームの「PK380」。見ての通りデザイン的にP99に近く、細身のグリップで持ちやすくできているとのこと。装弾数は8発。
22LR仕様の「P22」。装弾数は10発で現行ラインナップのエントリーモデルです。写真は3.42インチバレルのレーザーサイトつきですが、5インチバレルやDEカラーのフレームなどバリエーションが6種類ほどあります。
IWIとの協力によるUZIもラインナップしていますが、これも22LRバージョン。マガジンは10発または20発。サイズはノーマルとほぼ同じで重さも約3.5kg。
MP5の22LRバージョン。カタログモデルは16.1インチバレルですが、これはHK社のMP5と同じくショートバレル仕様です。
HK416のピストルタイプ・・・・ではなく、これも22LRバージョンの「HK416 PISTOL」。
やはりサイズはオリジナルとほぼ同じでレプリカのような扱いなのでしょうか。通常の長さのHK416Dの22LRモデルもラインナップしています。
ARはARですがやっぱりこれも22LR仕様。名前もそのまま「COLT M4 CARBINE」です。カタログにあるのは16.2インチバレルですが、このようなショートバレルも生産しているようです。
単発のエアライフル。リアサイトのあたりからブレイクダウンする中折れ式です。このタイプは競技専用ではなく鳥撃ちなどに使う人も多いそうです。
エアライフルの専用弾。基本的に4.5mmのツヅミ弾ですが、競技用の銅製ブレットやバーミントハンティング用の弾頭つきアルミ弾など、いくつかの種類がありました。
UMAREX
こっちが親会社のUMAREX。エアソフトガンやタクティカルグッズなどをメインに、自社生産モデルとライセンスを販売しての社外生産モデルを多数取り揃えています。
エアガンメーカーとしてはCyberGunと1、2を争う世界規模のメーカーといえます。
2013年に発売されたガスブローバックの「PPQ」。最新のオートマチックハンドガンですが、細部を見るとP99のダウングレード版にしか見えません。
「PPS」はPPQのコンパクトバージョン。写真はエクステンドマガジンを装着しています。
HKの版権はUMAREXが持っており、人気のHK45もモデルアップしています。
国内でも発売されていますが刻印もバッチリ入り、デキはかなりのもの。まもなく発売されるマルイ製と比較してみたいですね。
ソーコムピストルとして知られるMK.23。デザートイーグル並みに巨大なコンバットピストルです。
これも国内で入手が可能(けっこう高いですけど)。このバカでかいアルミスライドが(国内の134aでも)ガツンガツン動くなど、リアルさだけでなく動作もいいそうです。
UMAREXはIWIと業務提携しているらしく、IWI製の「JERICHO B」もモデルアップ。ジェリコの現行モデルはポリマーフレームでこんな形になっているのです。CO2+4.5mmBB弾仕様です。
手前の「UZI」はCO2ブローバックの4.5mm仕様、奥の「Tavor」は電動ガンです。
イタリア軍が使用するベレッタの「ARX160」の電動ガン。
実銃にならって軽量で扱いやすいライフルです。
電動のUMPにDEバージョンが追加!
ただでさえデカくてゴツイUMPが、より大きく迫力あるルックスに見えますね。
ベレッタの92SBのサイレンサーモデル・・・ではなく、セフティセレクターを見ると3点バーストが可能!
ガスブローバックモデルですがCO2モデルなので日本の134aでは動きません。
エアソフトガンのラインナップは写真のようにガラスケースの中に数多く展示されていました。
さすが天下のUMAREX。現状ではVFCやS&TあたりのメーカーがUMAREXから版権を購入してHKの銃器を製品化しているようです。国内でもマルイのHK416やM320、HK45はここからj版権を購入していると思われます。
UMAREXはともかく、Waltherは現状ちょっとさびしい印象がありますが、それでも定期的にハンドガンの新製品を発表しているので、できるだけがんばって欲しいところですね。
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