IWA2014はアウトドアがメインのイベントなので、銃器やグッズだけでなく刃物メーカーもいくつか出展しています。そこで今回紹介するのはアメリカのCOLDSTEEL。ナイフ好きな人は「あぁ、あそこね」とよくご存知のメーカーでしょう。
「いくらあのCOLDSTEELといっても、IWAだとハンティングナイフがメインなんでしょ?」と思っていたのですがブースを見ると・・・。
いきなりこれですw
COLDSTEELのラインナップで(たぶん)最も有名な「GURKHA KUKRI」。見たとおりククリナイフを現代的な素材と手法でリニューアルしたナイフ(マチェット?)です。
ステンレスではなく炭素鋼のブレードなのでその切れ味は推して知るべし。
創業当初からラインナップされているアメリカンボウイナイフ。
ウッドグリップ+ブラスヒルトのボウイナイフはクラシックな趣で世界中にコレクターがいます。
ブレードも切れ味を重視してSK-5やO1といった炭素鋼がメインです。
ひと昔前にはやったタントーブレードもしっかりラインナップ。
5インチ以上のタントーポイントはどう考えてもハンティング用じゃありませんw
そもそも、どんなに荒っぽく突き刺しても先端が欠けないように、と開発されたのがタントーポイントですからね。
新製品の「MAGNUM WARCRAFT TANTO」。
緩くカーブしたブレードは12インチの3V高炭素鋼+DLCコーティング。
いうまでもなくナイフコンバット用で、9インチ前後のナイフに対して圧倒的優位に立つというコンセプトだとか。また、DLCコーティングは差し込んだブレードが骨や筋肉に挟まれてもスルッと抜けます。
いかにもヨーロピアンなサーベルやレイピア、中華刀などが!
これらは全部ホンモノの刃がついており、ダミーの模造刀じゃありません。、マジで切れます。
そして当然ながら日本刀も。なんか大太刀とか長巻とかあるしw
ただ、日本刀独自の玉鋼+たたら吹きではなく、炭素鋼を使った西洋のナイフのような研ぎ作りになります。それでも実際に切れる日本刀が600~800USドルで買えるとなれば、ソコソコの人気を博しているというのも納得です。
写真下段の真っ黒なソードやメイスはラバーやポリカーボネイト製のトレーニング用です。
COLDSTEELはキッチンナイフもいくつかラインナップしています。
これらのセットは手入れや研ぎが大変な炭素鋼ではなくステンレス鋼で作られています。
あぁ、ハルバードやスピアなどのポールウェポンも製品化されているんですね。くどいですが、ちゃんと刃がついていてリアルに切れるやつです。もちろん日本ではNGでしょうねぇ。
ブースにいたスタッフもこんな格好でノリノリでした。
手に持っているフリントロックピストルはさすがに製品じゃないはずですがw
はっ、足元には先込め式の大砲が!
COLDSTEELと言えばネットでも話題になったこちらの動画もあります。
[youtube]http://youtu.be/0McQ-cQmUZA[/youtube]
なんだか使い方を間違っているような気がしないこともありませんがきっと海外ではこういう使い方をするんでしょう。
実はこんなものもあったりします。
[youtube]http://youtu.be/EaWUQXx7u9w[/youtube]
見るからに物騒な対人用刃物をメインとしているCOLDSTEELですが、ユーザーは実用よりもネタというか面白がって買っているんじゃないかと思いました。さすがに日本刀やツーハンデッドアックスが実用で必要な人は世界中どこにもいないと思います。
そう考えると、見栄え重視でちゃんと切れる!という同社のラインナップはアリですね。もちろん、日本ではNGな物も多数ありますけど。
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