イタリアの銃器メーカーといえばまず思い浮かぶのがBERETTA(ベレッタ)ではないでしょうか。
元々は散弾銃で有名でしたが、第一次・第二次世界大戦を経て小火器の総合メーカーとして発展。現在ではフィンランドのSAKOやTIKKAを傘下に収め、民間用からミリタリーまで幅広い銃器を取り扱っています。
今回のIWA2014ではSAKOやTIKKA、Ubertiなどと同じブースで出展を行いました。
92FS INOX
92Fのステンレスモデル。BERETTAといえばこのモデルが真っ先に思い浮かぶ人も多いでしょう。
M9の名前で米軍にも採用されるなど、世界的に有名なハンドガンの1つです。
ちなみにヨーロッパ向けモデルには型番の頭に「M」が付きません。
81FS Cheertah
9mmショート(380ACP)を使うのが84FSで、その7.65mm仕様が81FS。共にシリーズ80のラインナップで、92Fなどのシリーズ90よりひと回り小型になっています。「9mmショートだと頼りないけど7.65mmならいいんじゃない!」という人向けでしょうか。
PX4 typeG
現行モデルの主力ハンドガンがPX4シリーズ。フルサイズポリマーフレーム・シングル/ダブルアクションのハンマー式がこのtypeGです。他に45ACPや40S&Wのモデルもあります。
PX4 Storm SubCompact
PX4シリーズの中で最小モデルがSubCompact。バレルは3インチまで短縮されています。口径は9mm×21IMIと40S&Wの2種類。9mm×19はイタリア国内だと民間人の所持が禁止されているためかこのモデルにはありません。
CX4 Storm
シリーズ90/80、あるいはPX4シリーズをベースとしたピストルカービンが「CX4」。バレルは16.6インチもあるので命中精度と安定性が非常に高いとか。ベースとなったハンドガンと共通のマガジンを使用するため、既存の装備に追加できます。
ARX160 Pistol
22口径アサルトカービンであるARX160のピストルバージョンが「ARX160 Pistol」。22LR仕様で装弾数は5発(イタリア本国仕様)。
アサルトライフルのARX100シリーズは(ほぼ)同型のボディで223remを使用します。ただ、イタリアでは所持できないこともあり、ARX160とはまったくの別モデルになります。
BERETTAの主力商品であるショットガン各種。手頃なタクティカルモデルからオーダーメイドのプレミアムラインまで多数が展示されていました。
BERETTAはハンティングを中心としたアウトドアアパレルでも有名です。
OPTIFADEパターンの防水アウター上下。
配色的にMarpatのウッドランドによく似ています。
右のハンティングブーツがかっこいい!
このあたりは革製品で有名なイタリアならでは?
Uberti
クラシックなSAAやレバーアクションライフルなどのレプリカを製造するUberti。
このあたりのアメリカンクラシックモデルはヨーロッパでも一定の人気があるようです。
SAAレプリカだけでなく1851NAVYも! 他にもウォーカーやドラグーンといったパーカッション式リボルバーが新品で買えます!
パーカッション式リボルバー専用弾。
SAKO
高精度なボルトアクションライフルで有名なフィンランドのSAKO。
ハンティングライフルを中心にラインナップをアピールしていました。
SAKOは弾薬も製造しており、高価なマッチグレード弾が有名。ヨーロッパでは大口径マッチ弾での遠距離ハンティングで愛用者が多いそうです。
総合銃器メーカーともいえるBERETTAは、ガンのラインナップはもちろん、関連グッズやアパレルの展示が好評でした。実際、アパレル類や革製品はかなり品質が高く、ハンティング業界では名の通った一流ブランドだそうです。
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