IWA2014リポート~その36:イタリアの大手総合銃器メーカーBERETTA編

イタリアの銃器メーカーといえばまず思い浮かぶのがBERETTA(ベレッタ)ではないでしょうか。
元々は散弾銃で有名でしたが、第一次・第二次世界大戦を経て小火器の総合メーカーとして発展。現在ではフィンランドのSAKOTIKKAを傘下に収め、民間用からミリタリーまで幅広い銃器を取り扱っています。
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今回のIWA2014ではSAKOやTIKKA、Ubertiなどと同じブースで出展を行いました。

92FS INOX
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92Fのステンレスモデル。BERETTAといえばこのモデルが真っ先に思い浮かぶ人も多いでしょう。
M9の名前で米軍にも採用されるなど、世界的に有名なハンドガンの1つです。
ちなみにヨーロッパ向けモデルには型番の頭に「M」が付きません。

81FS Cheertah
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9mmショート(380ACP)を使うのが84FSで、その7.65mm仕様が81FS。共にシリーズ80のラインナップで、92Fなどのシリーズ90よりひと回り小型になっています。「9mmショートだと頼りないけど7.65mmならいいんじゃない!」という人向けでしょうか。

PX4 typeG
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現行モデルの主力ハンドガンがPX4シリーズ。フルサイズポリマーフレーム・シングル/ダブルアクションのハンマー式がこのtypeGです。他に45ACPや40S&Wのモデルもあります。

PX4 Storm SubCompact
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PX4シリーズの中で最小モデルがSubCompact。バレルは3インチまで短縮されています。口径は9mm×21IMIと40S&Wの2種類。9mm×19はイタリア国内だと民間人の所持が禁止されているためかこのモデルにはありません。

CX4 Storm
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シリーズ90/80、あるいはPX4シリーズをベースとしたピストルカービンが「CX4」。バレルは16.6インチもあるので命中精度と安定性が非常に高いとか。ベースとなったハンドガンと共通のマガジンを使用するため、既存の装備に追加できます。

ARX160 Pistol
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22口径アサルトカービンであるARX160のピストルバージョンが「ARX160 Pistol」。22LR仕様で装弾数は5発(イタリア本国仕様)。
アサルトライフルのARX100シリーズは(ほぼ)同型のボディで223remを使用します。ただ、イタリアでは所持できないこともあり、ARX160とはまったくの別モデルになります。

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BERETTAの主力商品であるショットガン各種。手頃なタクティカルモデルからオーダーメイドのプレミアムラインまで多数が展示されていました。

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BERETTAはハンティングを中心としたアウトドアアパレルでも有名です。
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OPTIFADEパターンの防水アウター上下。
配色的にMarpatのウッドランドによく似ています。

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日常にも使えそうなショルダーバッグ。しっかり防水仕様です。

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右のハンティングブーツがかっこいい!
このあたりは革製品で有名なイタリアならでは?

Uberti
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クラシックなSAAレバーアクションライフルなどのレプリカを製造するUberti
このあたりのアメリカンクラシックモデルはヨーロッパでも一定の人気があるようです。
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SAAレプリカだけでなく1851NAVYも! 他にもウォーカードラグーンといったパーカッション式リボルバーが新品で買えます!
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パーカッション式リボルバー専用弾。

SAKO
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高精度なボルトアクションライフルで有名なフィンランドのSAKO
ハンティングライフルを中心にラインナップをアピールしていました。16
SAKOは弾薬も製造しており、高価なマッチグレード弾が有名。ヨーロッパでは大口径マッチ弾での遠距離ハンティングで愛用者が多いそうです。

総合銃器メーカーともいえるBERETTAは、ガンのラインナップはもちろん、関連グッズやアパレルの展示が好評でした。実際、アパレル類や革製品はかなり品質が高く、ハンティング業界では名の通った一流ブランドだそうです。

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乾 宗一郎

東京都生まれ。親の影響で幼少時よりモデルガンに親しんで育つ。装備品よりは銃器類の方に明るく、民間ARとオールドリボルバー、SFプロップガンが専門分野。ここ数年はガスブローバックのARカスタマイズにハマっている。好きな映画は『エイリアン2』、好きなモビルスーツは「トールギス」。サバゲはエアガンカスタムのフィールドテストとして嗜む程度。

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