IWA2014リポート~その25:今年は10/22ライフルの50周年! RUGER編

今年2014年、名物の10/22ライフルが発売50周年となるRUGER
アメリカの銃器メーカーで、「Sturm Ruger(スタームルガー)」が会社名、ブランドネームが「Ruger(ルガー)」となっています。
一般的にはコストパフォーマンスが高く、価格の割には性能や品質がしっかりしているというイメージがあるようです。実際、今回のIWA2014に展示された各種モデルも、「えっ、このお値段?」と思う物が多かったように思いました。
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かなり大きめのブースで力の入った展示を行っていましたが、ARクローンの「SR-556」は1本も展示がなっかたのが残念でした。

MINI-14 TACTICAL
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M14を5.56mm化してコンパクトにしたのが「MINI-14」。セミオートオンリーですが、かつては「AC556」というセミ/フル切り替えモデルもありました。
ストックグリップなので見た目の威圧感が少なく、その理由で警察のSWATなどに採用されたこともあり、現在でも扱いやすいスポーターライフルとしての地位を築いているそうです。写真の20連マガジン仕様の「#5847」の定価は989USドル。

 

10/22シリーズ
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Rugerといえばまず思い浮かぶのが22LR弾を使う「10/22シリーズ」ではないでしょうか。
50年も発売されているベストセラーで、手頃な価格とシンプルな構成、確実で堅牢な設計など最も人気のある22LRライフルともいえます。サードパーティ製のカスタムパーツもあちこちから発売されていますね。
上はブルバレルとHauge製ストックを備えた「10/22TACTICAL #1230」で579USドル、下は「10/22TACTICAL #1261」で329USドル。どちらも装弾数は10発です。

 

GUNSITE SCOUT RIFLE
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308winのボルトアクション、着脱式10連マガジン、18インチバレルという仕様の「SCOUT RIFLE #6822」。
価格は1099USドルとややしますが、マイカルタ製ストックやマット仕上げのステンレス素材など、一流カスタムガンにも負けない仕上がりです。
なお、「#6811」というまったく同じ仕様のサウスポーモデルもラインナップされています。

 

HAWKEYE AFRICAN RIFLE
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大口径ハンティングライフルのHAWKEYEシリーズの1つ、「M77 HAWKEYE AFRICAN #37186」。
375Rugerという新しい弾薬を使い装弾数は3発。375H&Hに取って代わるといわれている注目の弾薬なのです。
アフリカンウォールナットのストックと専用マズルブレーキを備え、仕上げはブルー染め。このクオリティで1199USドルというのはお買い得だと思います。

 

SR1911
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RUGER製の1911クローン。写真の「SR1911 #6700」はステンレス製の5インチモデル。F/RサイトはNOVAK製で装弾数は8+1、定価は829USドル。
マットステンレスの仕上げがとてもキレイです。

 

MK3 HUNTER
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RUGERと聞いてこの22LRのMK3が思い浮かぶ人も多いでしょう。写真はフルート入りブルバレルの「MK3 HUNTER #10160」。グリップはウッドのターゲットグリップで価格は729USドル。
オリンピック競技にも使われる22LRはかなり命中精度が高いので、ホビー用途だけでなくこのようなターゲットシューティングにも使われています。

 

22/45 LITE
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ポリマーフレーム+アルミ製アッパーで軽量化されたのが「22/45 LITE #3906」。今回の新製品。
基本的な構造はMK3と同じです。KG9風のバレルジャケットを懐かしく感じる人も多いのでは? 価格は499USドル。

 

22/45 THREADED BARREL
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同じく22/45のバリエーションで、ブルバレルの「22/45 THREADED BARREL #10149」。
写真のモデルはF/Rサイトがなく代わりに上下にレイルが装着されています。

 

LCR
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コンパクトなスナブノーズリボルバーが「LCRシリーズ」。
写真は22WMRFという変わった弾を使う「LCR #5414」。Hauge製のラバーグリップでハンマーは内蔵式。
バレルは1.875インチ、重さは470g。価格は529USドルです。

 

SUPER REDHAWK ALASKAN
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ハイパワーダブルアクションリボルバーの代名詞ともいえる「SUPER REDHAWKシリーズ」。写真のALASKANモデル(#5301)は撃ちやすさを度外視して携帯性を上げたハンティング用モデルになります。
2.5インチバレルで口径は454カスール、装弾数は6発。グリズリーでも白熊でもなんとかなる・・・・かな?
価格は1079USドルと意外とお買い得だと思いました。

 

SUPER BLACKHAWK BISLEY HUNTER
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シングルアクションの大口径リボルバーが「SUPER BLACKHAWK」。
44マグナムを6発装填できるフルアジャスタブルサイトモデルになります。写真の「SUPER BLACKHAWK BISLEY HUNTER #0862」のバレルは7.5インチで、本体が意外とコンパクトなのがわかると思います。
価格は859USドル。

 

SP101
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GP100シリーズの流れをくむ「SP101」。コンパクトさを重視したステンレスリボルバーです。
写真の「#5771」は357マグナム×5発仕様、4.2インチバレルでファイバーサイトを装備していました。
価格は699USドル。

 

 

今回はあえて各説明に定価を記載してみましたが、同クラスのコルトやS&W製品よりかなり安いのがわかると思います。もちろん、価格の差ほど性能に差はなく、実用性を重んじるアメリカで好評なのも当然。ヨーロッパでも同様の評価があるそうです。
また、一部のプレミアムラインではかなり魅力的なラインナップもあり、今後もますます注目のメーカーといえるでしょう。

 

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乾 宗一郎

東京都生まれ。親の影響で幼少時よりモデルガンに親しんで育つ。装備品よりは銃器類の方に明るく、民間ARとオールドリボルバー、SFプロップガンが専門分野。ここ数年はガスブローバックのARカスタマイズにハマっている。好きな映画は『エイリアン2』、好きなモビルスーツは「トールギス」。サバゲはエアガンカスタムのフィールドテストとして嗜む程度。

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