アメリカを代表するガンメーカーの1つがS&W(Smith & Wesson)。
かつては高精度なリボルバーで一世を風靡しましたが、世のオート化の流れに乗り遅れて一時は会社の存在自体がピンチに。しかし現在ではM&Pシリーズが好評でかなり持ち直してきているそうです。
そんなS&Wはラインナップの大半がハンドガン。IWAでの展示もハンドガンが中心となりました。
M&P Pistol
S&Wの現行ラインナップの主力製品がハンドガンの「M&Pシリーズ」。
ストライカー方式、ダブルカラムマガジン、ポリマーフレームという現代的なコンバットオートで、口径やサイズでいくつかのバリエーションがあります。
特徴は中折れ式のセフティトリガー(写真はサムセフティ付きのモデル)で価格は569USドル。
9mm口径の「M&P9 VTAC」。 Viking Tacticsのライセンスを得たカスタムモデルで、F/RのVTAC Warriorサイト、FDEカラーのスライドなどが特徴です。
バレル長4.25インチの標準的なモデルで価格は799USドル。
M&Pコンパクトの携帯性を上げたモデルが「M&P9 SHIELD」。バレル長は同じく3.1インチですが、シングルカラムマガジンで装弾数は7+1発。重さも538gと軽くなり、コンパクトキャリーとして最適なモデルです。
M&P9の真っ赤なモデル。ラバーガンではなくちゃんとした実射可能なものです。詳細は確認できませんでしたが、フレームはポリマー成型色でした。
これもブルーガンではなくシミュニッション専用弾モデル。
特注のブルーフレームにSIMUNITION社の専用スライド+バレルのコンバージョンキットを組み込んだものです。使用弾は「9mmSecuriBlank」で装弾数は変わりません。
新製品の「SD9 VE」。9mm×19弾を16初装填できるダブルカラム・ストライカー方式のオートマチックで、見るからにグロックっぽいというか、かつてあったSIGMAっぽいというか・・・。
M&P9よりローエンドを担うハンドガンで、389ドルとお手頃価格です。
S&Wにも1911シリーズがラインナップされています。
写真は最も基本的な「S&W1911」。フロントセレーションが入るスライドにロープロファイルサイトを装備。外装式エキストラクターも装備し、装弾数は標準マガジンで8+1発というセミカスタムモデルです。
価格はちょっとお高く1,079USドル。
SHOTSHOW2014でデビューした「BODYGUARD 380」。9mmショート(380ACP)を6+1発装填するコンパクトキャリーガンです。価格は419USドル。昨今ではこのクラスのコンパクトオートは各社揃ってラインナップしていますが、そんなに人気なんでしょうか?
「M629 Performance Center」。ノンフルートシリンダーにレイル付きフルーテッドバレルを装備。口径は44マグナムで6連発。バレルは9インチです。
さすがにものすごい仕上がりですが、その分お高く1500USドルくらいするらしいです。
S&WのARクローンが「M&P15」。写真は22LRモデルで新製品の「M&P15-22 CAMO APG」。
手軽な22LRのARは各社ラインナップしていますが、それだけ需要があるらしいです。
価格も559ドルと格安(通常のM&P15は1,000USドル以上します)。
今回の展示をみると、S&Wといえばやはりハンドガン、しかもちょっと高級な一流ブランドと改めて意識しました。特にパフォーマンスセンターのカスタムモデルのデキは見事。銃に詳しくない人でも「コレ高いでしょ」と分かるレベルです。
しかし、1911もARもS&Wがリリースするとは、時代は変わったなぁと思わずにはいられませんw
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