ここ数年のSHOTSHOWで話題になったハンドガンといえば、Arsenal-Firearmsの「AF2011-A1 Double Barrel Pistol」でしょう。
Arsenal(アーセナル)社はロシアのメーカーですが活動拠点はイタリアだとか。そしてSHOTSHOWやIWAに出展しており、(マニアの中では)その認知度はかなりのもの。
つい先日もCYBERGUNがエアガンをモデルアップするというニュースで話題になったりしています。
当然、今回のIWA2014にも参加し会場内のそこかしこにどどーんとツインガバの魅力を伝えています。
AF2011-A1 Double Barrel Pistol
ブースでプレスキットをもらったので、高解像度の写真を載せてみました。
しかし、いつ見てもこのムリヤリ感というか強引さはスゴイです。まさにおそロシア。
グリップは角材やペットボトルを握っているみたいですし、左右同時の2発発射しかできません。
機構的には1911を単に2丁くっつけただけですが、スプリングレートなどで微妙な調整が入っているそうです。ちなみにArsenal社はけっこうな高級銃を作っており、その仕上げはとても美麗。ビシっと出た平面や精度の高い細部の仕上げ、高級素材のウッドグリップなどプレミア感がたっぷりです。
しかし、そんなことなどどうでもいいと思わせてしまう、有無をいわさぬルックスはタダ者ではありません。
口径は45ACPに加え、2013年から38Superが加わりました。
そしてAF2011にはこんなにも純正アクセサリーが用意されています。専用ホルスターはまぁいいとしても専用のガンベルトとか・・・。
もう全力でネタに走っているとしか思えません。
STRIKE PISTOL SYSTEM
Arsenalは普通のハンドガンも作っています。それがこの「STRIKE PISTOL」。ストライカー式のダブルカラムオートで、口径は9mmパラ、 9x21IMI、 357SIG、40S&Wと多彩。フレームはポリマーとアルミ合金から選べます。
2度見してしまいそうなカラーリングはともかく、なかなか握りやすそうなフレームですね。
FAB Defense製のアクセサリーもあります。それがこのピストルカービンキット。ポリマー製のフレームにSTRIKE PISTOLをインストールします。
ちなみにこのカービンキット、プレスキットに入っていた公式写真ではダットサイトが前後逆についていました。時間ギリギリで間に合わせたのでしょうかw
SPR-1 Special Purpose Rifle
あれっ、どうしたの?といわれてしまいそうな、ごく普通のボルトアクションライフルが「SPR」。
口径は308win、300winマグナム、6.5×284Normaの3種類。写真はシンセストックのカモフラージュバージョンで内蔵マガジンは3または5発。昨今流行のタクティコゥ(笑)なデザインです。
こちらは無塗装のシンセストックのボックスマガジン仕様。ストック先端にレイルを取り付けています。
ボックスマガジンの装弾数は10発とのこと。別売りでショートマガジンもあるようです。
純正アクセサリーにはこんな高級ガンケースもあり。
これ以外にもオーダーメイドであらゆるガンケースを作ってくれるようです。
AF2011がどうしても話題になりがちですが、それ以外はかなりマジメというか、持ち前の高級感が遺憾なく発揮された製品をリリースしています。しかし、その力の入れ方がおかしいというか、ベクトルが斜め上というか・・・。
今後もぜひこの調子で、他社にはマネできない独自の路線を突き進んで欲しいですね。
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