IWA2014リポート~その3:マニア好みのスイスのメーカー・・・B&T編

ドイツのニュルンベルグで開催されているIWA2014のリポート、お次はスイスの「B&T(Brügger & Thomet)」です。
B&TというとSMGのMP9やAPC9などが思い出されますが、今回のIWA2014でもやはりそのあたりを出展。ただ、ヨーロッパの銃器メーカーらしく、さまざまな純正オプションも多数展示されていました。

MP9
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日本でもおなじみの「MP9」は9mmパラを使うポリマーSMG。元々はシュタイヤーが特殊部隊用に開発し、製造権をB&Tに売却したものだとか。
コンパクトでリコイルもマイルドながら、MP5の影に隠れてセールスはイマイチという不運の銃でもあります。

APC9
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APC(Advanced Police Carbine)9」は公的機関向けの9mmカービン(SMG?)。
シンプルで汎用性の高い警察用SMGとして販売していますが、昨今では9mmパラでは威力不足ともいわれています。シンプルで見るからに使いやすそうな銃なんですけどね。

SPR300
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昨今流行の300ブラックアウトを撃ち出すボルトアクションライフルが「SPR300」。サプレッサーとフォールディングストックは標準装備です。
弾丸の特性上その有効射程は短めですが、市街地の警察用途では十分すぎるものでしょう。
5.56mm口径の「SPR223」をベースにしており、サブソニック弾+パンチ力のある300ブラックアウト仕様として追加されたものです

APC223
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上記の「APC9」の5.56mmバージョンが「APC223」。やはり昨今のボディアーマーを撃ち抜くにはこれくらいの口径が必要なのでしょう。
内部はAPC9のブローバック方式からガスピストン方式となり、ポリマーフレームの軽さを活かしたLE向けのライフルになっています。

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各種銃器用のレイルマウント。専用設計で品質は折り紙つきですね。

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モノによってはレイルハンドガードもあり。
アメリカではKey-Modが流行っていますが、LE向けが主流のB&Tではフルレイルがほとんどでした。

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実はサイレンサー(サプレッサー)も多数ラインナップしています。専用モデルだけでなく、アタッチメント交換で汎用的に使えるタイプもいくつかありました。



シビリアンマーケットよりも警察を中心としたLE向けのイメージが強いB&Tですが、中にはセミオートオンリーの民間向けモデルもあり、スイス製らしい高精度と最新のポリマーフレームを組み合わせた、なかなか未来的なプロダクトが多いと思いました。
エアガン化されているモデルもあり、今後も注目のメーカーです。

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乾 宗一郎

東京都生まれ。親の影響で幼少時よりモデルガンに親しんで育つ。装備品よりは銃器類の方に明るく、民間ARとオールドリボルバー、SFプロップガンが専門分野。ここ数年はガスブローバックのARカスタマイズにハマっている。好きな映画は『エイリアン2』、好きなモビルスーツは「トールギス」。サバゲはエアガンカスタムのフィールドテストとして嗜む程度。

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