IWA2014リポート、第二弾は中国のNORINCO equipment(北方装备有限责任公司)。NORINCOがこの手のガンショーに出展するのはかなり珍しいと現地でもウワサになっていました。
出展した銃器も西側の5.56mmや9mmパラなどに対応したモデルがあり、輸出を念頭に置いたラインナップをアピールしていました。
NR97A
95式アサルトライフルの民間セミオートモデルが「NR97A」。ただし使用弾薬を5.56mmとした西側仕様。人民解放軍が使うオリジナルの95式は5.8mm×42弾を使用します。
5.56mmということでマガジンはM16/M4と互換性があります。
NR97B
NR97Aのショートバージョンが「NR97B」。同じく5.56mm仕様ですがバレルは約14.5インチなので、民間での通常販売はできない模様。このフォアグリップとサムレストの寸法がアジア人にはすごくしっくり来ました。
NRCQA.223
M4コピーの「NRCQA.223」。14.5インチのミリタリーバレルですね。
アメリカではワケの分からないメチャクチャなカスタムのベースとしてNORINCOのM4が重宝されているとか・・・。
精度の必要ない内部パーツはこれで十分という人もいますし、ブッシュマスターやDPMSといった格安M4クローンはNORINCOのパーツを使っているというウワサもあります。
NR81M 7.62mm
見ての通りRPKの民間用セミオートバージョン。
AK用の7.62mm×39を使用しますが75連のドラムマガジン!
もしかしたら外観はドラムマガジンだけど装弾数は10発とかの民間用マガジンかもしれません(?)
NLR4
タクティコゥ(笑)なボルトアクションライフルが「NLR4」。ファイバーストックに上面レイルなど、西側のトレンドをよく把握していると思います。
前方の短いレイルはナイトビジョン用でしょうか。実際の精度など気になるところですね。
口径は308win(7.62mm)です。
NCSLR5 12.7mm
中国にも50口径のアンチマテリアルライフルってあるんですね。
ただ、NATO標準の50口径(12.7mm×99)なのか、ワルシャワパクトの50口径(12.7mm×108)なのかは不明です。
上からM16コピーの「NRCQ.223」、中段はAKMコピーを改良型した81式の民間バージョン「NR81 7.62mm」、下段は俗にいう56式2型風の81式「NR81-2 7.62mm」。どれもセミオートモデルですが、AKの弾薬は7.62mm×39です。
ちなみにM16コピーの刻印はこんな感じでした。
ハンティング用のロングライフルもありました。
上は308win仕様の「NR8511ボルトアクション」、中段は12ゲージ縦二連の「NSJS12」、下段は言わずもがなのドラグノフコピーの「NR352」。ただし口径は308win。マガジンが小さいの分かりますか?
NP42
NORINCO製のポリマーフレームオートが「NP42」。9mmパラのダブルカラムマガジンでアンビセフティも装備。92式手槍の民間輸出バージョンです。
TT-OLYMPIA 5.6mm
22LRを使うワルサーOLYMPIAのコピーが「TT-OLYMPIA 5.6mm」。口径も仕組みも名前もそのままコピーしたものですね。会場内にいるワルサーの中の人は怒らないのかなw
各種の弾薬も展示。
ひと昔前は格安だけど信頼性がアレという評価でしたが、最近ではちゃんと発火して撃てるようですよ。
やはりというか、既存のコピー銃がほとんどを占めていました。
しかし、中にはNR97やNP42といったオリジナルの銃器もあり、また各モデルとも西側の弾薬に合わせた仕様で販売しています。中華製で格安だけどそこそこ撃てるとなれば、購入候補に挙げるユーザーもかなりいるのではないでしょうか。
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