SHOTSHOW2014のリポート、まだあったりします、スイマセンw
今回は特に新製品というわけではないのですが、会場で目にしたブルパップライフルをまとめてみました。
以前に完全新製品で話題のブルパップライフルを取り上げましたが、今回は皆さんおなじみの機種。
ただし、ちょっと新しい要素があったので軽ーく紹介します。
◎ブルパップライフル編その2
IWI TAVOR
TAVOR(タボール)はIWI(Israel weapon industries)が製造するブルパップライフル。元々はイスラエル軍のために開発された銃ですが、その民間バージョンが市販されています。
民間バージョンは基本的にミリタリー仕様のTAR-21をセミオートにしただけのもので、ストックの素材や中身はほとんど同じということでした。
構えてみると、ブルパップ独特のリアヘビー感はありますが、取り回しやすくホールディングは悪くありません。
写真はミリタリーバージョンの9mmモデルで、オプションのMEPROLIGHT製ダットサイトを搭載。収納式のフォールディングサイトは標準でトリチウム入りでした。
民間用の「TAVOR SAR FLATTOP Series」の「TBS16」のクリプテックカラー(参考出品)。
マガジンまでばっちりペイントされています。
バレルが短く見えますが、これでも16.5インチありますよ。
9mmバージョンはコンプリートモデルではなく、「9mm SAR CONVERSION KIT」で構成されます。
17インチバレルとボルトアッセンブリー、マガジンアダプタと32連マガジン(UZI用?)がセットになったキットです。
つまり、フレームやレシーバーは標準の5.56mm仕様と互換性があるというわけ。ある意味モジュラー構造でもあります。
SARのカットモデルも展示されていました。
ロングストロークのガスピストンやハンマーまわりの構造がよくわかりますね。
見ての通り中身はけっこう詰まっていますが、単体重量は約3.1kgとかなり軽く仕上がっています。
Steyr Mannlicher
オーストリアのシュタイヤー(あるいはステアー)社のAUG。
写真はフラットトップレシーバーに専用光学機器を乗せた「AUG A3」です。
フォアグリップもレイルマウントによる汎用品が装着されていました。
昔懐かしいスコープ・・・ではなく、今風のスコープを乗せた「AUG A3SF」。
スコープの上に小型のダットサイトを追加することもできるそうです。
このフォオールディンググリップは見慣れた形状で安心感がありますねw
カタログを見ても各種オプションによるカスタマイズはいろいろできるみたいです。
展示ラックの下の方にシレッと置かれていたのがこのAUG。
単なるフラットトップ・・・ではなく、MagpulのPMAGが刺さっています!
北米向けの民間モデルには、M16/M4用のSTANGマガジンに対応したモデルがあるようです(詳細は未確認ですスイマセン)。
実際、アメリカだけでなくNATO標準のマガジンでもあるので、こうするだけで汎用性はケタ違いにアップするでしょう。電動ガンでもこのモデルは欲しいですね!
タボールもAUGも、どちらも電動ガンではおなじみですが、改めて実銃を触ったところ、重さや重量バランスの違いにちょっと戸惑いました(そりゃ当然ですが)。
また、電動ガンと枝番が違うこともあり、日本国内でのイメージと実物とのギャップも少なからず感じた次第です。そう、我々が知っているタボールもAUGも、ちょっと前の古いモデルなのです。
こういうことを改めて意識できたのもSHOTSHOWを訪れてよかったなーと思える点です。
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