SHOTSHOWリポート、まだまだあります、スイマセンw
今回は大口径もオートローディングも含めたスナイパーライフルをまとめてみました。
ではどうぞ!
◎最新スナイパーライフル
BARRETT FIREARMS
大口径ライフルの代名詞がBARRETT(バレット)。50口径セミオートの「M82」が有名ですが、ブースにはその他のモデルも展示!
おなじみのM82を改良したM107は29インチバレルで長さ145cm、重さ約15kgというサイズ。しかしながら、構えてみると高い剛性+バランスが良く、「意外と撃てそう?」な印象がありました。最新の3ポートマズルブレーキは反動軽減効果が高く、12Gショットガン程度のリコイルにまで減少できるそうです。
ちなみにM82とは主にストックが違います。
マウントアームに乗ったM82A3のCQBモデル。
20インチバレルで全長は122cmにまで短縮(それでもドラグノフサイズです)。
実際はCQB用というよりも、携帯性の向上が目的みたいですが、これを抱えてドアエントリーとかイヤすぎます。
338LM(ラプアマグナム)+ボルトアクション機構の「Model98B」。
重さは約6.1kgと軽量なのがウリ。実際に構えてみても「あれ?」と思うくらい軽かったです。価格は4122ドル。
338LM、300WM、308仕様の「MRAD」。
17~26インチのバレルが選べ、フォールディングストックを装備した軽量なスカウトスナイパーです。
重さも5.3~6.7kgと軽く、持ち運びもだいぶラクそうですね。
写真は338LMの26インチバレルで、価格は5100ドル。
シレッと装着されていたM107用のサプレッサー。
長さ44cmで太さ6.5cm、重さ2.2kg! 先端にマズルブレーキがついてたり、クイックデタッチャブルなのが何ともw
Sako Defence
命中率と精度に評判のあるフィンランドのSAKO(サコー)。
現在はベレッタの傘下にあり、ベネリなどとともにブースの一角を占めていました。
写真は「TRG M10」のDEモデル。
脱着式マガジンを備えたボルトアクションライフルで、口径は338LM、300win、7.62mm。
写真の338LM仕様で6.5kg弱とカタログスペックでは軽量な銃ですが、構えてみるとフルート入りのブルバレルがめっちゃ重くてフロントヘビー。6.5kgのうち5kgはバレルの重さといった印象ですw
バイポッド射撃専用と割り切ったのでしょうか。
フルアジャスタブルなストックは折りたたみ式。調整式のモノポッドも装備しています。
Accuracy International
高精度な狙撃銃で有名なイギリスのAccuracy International(アキュラシー・インターナショナル)。
写真はレミントンのM700を組み込んだ「AICS」。で口径は300win。Key-Modレイルが現代的ですね。
手に取ると重さはありますがバランスが良く、立射でも普通に撃てそうな印象でした。まぁ、7.62mmですし。
Steyr Mannlicherは「シュタイヤー」あるいは「ステアー」と呼ばれるオーストリアのメーカー。日本で実銃射撃をやる人には「ステイヤー・マリンカ」でおなじみでしょうか。ブルパップライフルのAUGを作ったメーカーです。
ここも狙撃銃では有名で、写真のボルトアクションのSSGシリーズは世界中の軍や警察で採用されています。クラシックなタイプからタクティコゥ(笑)まで、同じ機関部でもずいぶん印象が変わりますね。
「SSG 08」の新作は軽量なスポーターストックが特徴。
ストックの剛性向上やグリップ位置の矯正だけでなく、ボルトガイドとしての役割もあるそうです。
5.56mm仕様の「SCOUT」。
19インチバレルでものすごく軽い(3.0kg)ハンティングライフルですが、標準装備のバイポッドがかっこいい! 折りたたむとフォアエンドにピッタリ収まります。
Springfield Armory
今でもM14の民間バージョン「M1A」を製造しているスプリングフィールド。
16インチに短縮した「SOCOM16」や「SCOUT」などのショートバレルが目立っていました。
手に持ってみるとマルイの電動ガンよりずいぶんと軽く感じたのは気のせいかな?
SIG SAUER
SIGの「SIG50」はその名の通り50口径のボルトアクションライフル。
ストックはフィールディングではなく取り外し式です。
バレルだけでなくボルトにもドリルみたいなすごいフルートが入っていました。
29インチバレルで重さは10.6kg! まぁ、50口径だしボルトアクションだしw
AAC(ADVANCED ARMAMENT CORP)
サプレッサーで有名なAACのブースにあったのはレミントンの「MSR(Modular Sniper Rifle)」! あ、そうか。これのオプションのサプレッサーはAAC製だったんだ。
7.62mmと300win、338LM対応のモデルがありますが、これは7.62mmのバージョン。さすがに剛性が高くフォールディングストックもガッチガチ。MSTシャシーすっげぇ、こりゃ当たるわ!というスバラシイ印象を持ちました。
うーん、構えると実にしっくりくるなぁ、これはイイ銃だ!
どうしてもDE色のイメージがありますが、ブラックもカッコイイです。ARESのMSRが欲しくなりましたw
Remington Defense
ボルトアクション狙撃銃として不動の地位を築いているのがレミントンのM700。
膨大なバリエーションがあり限定モデルも多数。その全貌は把握しきれません。
写真はレミントンディフェンスの方から出展された「M700P」。文字通り警察用です。
これは「M700LSR(Light Sniper Rifle)」。20インチのショートバレルで携帯性を上げたモデルですね。
民間用の「M700 SPS TACTICAL」とほとんど同じですが、ストックの材質、マズル先端のねじ切り、表面がマット仕上げ、が点が相違点だそうです。
McMILLAN
海兵隊のM40はレミントンのM700に社外品のストックをアッセンブルしたものですが、そのストックがMcMILLAN(マクミラン)社のものです。
M700にかぎらず各種のボルトアクションライフル用に、写真のようなストックを用意しています。
ちなみに、写真中央のA4やA5ストックは、約400ドルでした。
ストック単体だと意外と安いんですね!
ボルトアクションライフルは、特に興味がないと全部同じに見えてしまいますが、最近ではMSRのようなタクティコゥ(笑)なデザインが多数登場しています。
また、大口径ライフルも50口径一辺倒から408CTや338LMなどといった直進性に優れた弾丸がデビューしており、長距離狙撃の精度はまだまだアップしそうです。
[amazonjs asin=”B00AUPDBPQ” locale=”JP” title=”ARES製 XM2010(MSR-338)エアコッキング TAN 【M3スコープ&バイポッド付属】Ver”]