AR、あるいはM4のマガジンといえば、一昔前は純正のアルミマガジン(STANGマガジン)でした。
例えばこんなの↓
M16が登場した頃からあるお約束のマガジンですね。
しかし、最近ではあまり見かけなくなっています。
というのも、より軽くて丈夫なポリマーマガジン、中でもMAGPULのPMAGがものすごい勢いで普及してるためです。
写真はKWA(KSC)用のもの。
このMAGPULのPMAGは、実銃の世界だけでなくサバゲなどエアガンでも大人気。純正扱いのPTSブランドをはじめ、さまざまなメーカーから出ています。
しかし、このPMAGの現状はどうなっているのかご存じですか?
今回はSHOTSHOW2014で入手した最新カタログを元に、PMAGの現状を解説します。
基本的にポリマー製で、表面に格子状の模様が入るのがPMAG。
現在ではGen.M3が最新のものになります。
まずはGen.M3のウインドウあり/なしのもの。
Gen.M3の最大の特徴は「全AR系対応」で、HK416やM27 IARでも使えるようになりました。
側面下部にゴルフボールのようなモールドがありますが、これは滑り止めではなく「マーキンググリッド」。
マーカーペンなどで番記入れても、こすれて消えにくい!そうです。
従来型のGen.M2はMOEラインとして残っており、若干お安くなってます。
現行のGen.M3との違いは材質(耐熱素材なのは共通)とダストキャップのあり/なし。
また、DEやFOL、ODといったカラーバリエーションはMOEにしかないのです(現状では)。
そしてGen.M2はHK416には刺さりません。これを何とかするためにGen.M3になったといわれています。
新登場の40連バージョン。
Gen.M3がそのまま伸びたもので、対応機種や機能などは同じです。
MAGPULの中の人がいうには、「40連でこれだけスムーズなマガジンは他にないよ!」とのこと。
ミリタリー用途よりも、3ガンマッチなどコンペでの需要を狙ったものだそうです。
これは20連と10連のショートマガジン。Gen.M3になっていますね。
20連タイプはGen.M2ではストレートでしたが、今では緩くカーブしてるのがポイントです。
10連はさすがにまっすぐですけどw
こちらは7.62mm仕様の20連と10連PMAG。もちろんGen.M3です。
まぁ、そのまま大きくなっただけですねw
7.62mmPMAGでは30連がない代わりに、この25連が最大容量になってます。
対応はSR25とM110とのことですが、SCAR-Hでも使えるかは未確認(聞くの忘れたw)。M14はマグキャッチが違うので使えません。
これはちょっと変わり種。
左の6.8SPC仕様はLWRCのSIX8専用
右のPMAG30GはH&KのG36専用です。
特にG36はノーマルのマガジンがかさばるので、スリムなPMAGの需要は結構ありそうです。
最新の7.62mmAK用のPMAG30AK/AKM。
MOEラインの製品なのでお求めやすくなっておりますw
AKのポリマーマガジンはPalmなどもありましたが、これは比較にならないくらい薄く携帯性は抜群。
それでいて弾送りもスムーズなんだとか。
発売開始直後から売り切れが続いている話題のマガジンです。
他にもみなさんご存知の「EMAG」もありますが、あれは米国内では販売していません。
EMAGのEは「Export」のEで、輸出専用品だからです。
へぇー、知らなかったー。
とまぁ、こんな感じでMAGPULのPMAGについてつらつら書いてみました。
とりあえず電動ガン用のGen.M3が欲しいところですが、現状ではGen.M3はブラックしかないですよ。
そのあたりも考慮して、各メーカーさん、お願いします!
MAGPUL:http://www.magpul.com/
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