今から一年前の2012年12月、米軍はベレッタM9用の改良モジュラータクティカルホルスター(IMTH)のプレ要請を発表しました。
軍で採用しているM9S用のドロップレッグホルスターの改良だけでなくリュックサックなどの装備品(MOLLE)用モジューラの軽量化、アサルトパネル(TAP)やタクティカルベスト(IOTV)等のボディーアーマーの上からでも装備可能なホルスターの要望の公募を発表。
それから1年後の2013年12月、米国陸軍省はモジューラタクティカルホスルター(IMTH)契約業者の発表を行いました。
契約社は2社でADS Incと、 Military Hardware, LLc。契約金額は ADS Inc ($24,288,000) そして Military Hardware, LLc($49,000,000)とのこと。
これを受けてADSはBlackhawkのSerpaシステムの採用を発表。Serpaは米海軍をはじめ、世界中で採用されていることを考えるとうなづけますが、今年の初め、米空軍治安部隊、75th Ranger Regt 、他のSOF団体もSafarilandのSerpaシステムを使用したホルスターを取り止めたばかり。
なんでもロックレバーを解除した人差し指がそのままトリガーを引いてしまうことがあるらしく、一部のタクティカルスクールでもSerpaホルスターの使用は禁止されているらしいです。
また、Military Hardware, LLCでは G-Codesホルスターを採用しているので、異なるメーカーの異なるホルスターシステムを同時に採用した形になりました。
契約金額を見ると軍はSerpaシステムのおおよそ2倍の金額でG-Codesを購入することになりそうですが、一体どうなるのでしょうね・・・。
まだ少し先の話ですが、ちょっと気になる話題です。
■Military Hardware LLc
http://www.militaryhardware.us/
■参考サイト
http://soldiersystems.net/2013/12/26/us-army-announces-improved-modular-tactical-holster-winners/
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