マグプルPTSの人気機種が「MASADA ACR」。
外装にポリマーパーツが多用されている最新のアサルトライフルで、PTSならではのカッチリ感と完全アンビな操作性が扱いやすいと好評です。
とはいえ、レビューや外装カスタムの記事でも述べましたが、内部にはイジりたいポイントがあり、購入したらぜひ対応しておきたいところ。
今回はMASADA ACR最大の弱点である「HOPの改善」について紹介します。
対応パーツもあるので、ちょっと面倒な分解さえできれば簡単です!
ぜひお試し下さい。
まずはアッパーの分解から
何はともあれまずは分解から。
レシーバーの前のピンと後方の上のピンを抜いてアッパーとロワーを分割しましょう。
後方下側のピンはストック固定用なので外さなくてOKです。
バレルユニットを抜いたら、次はチャンバーブロックの取り外し。
4本のネジと2本のピンを抜けばチャンバーが取れます。
ネジの方は問題ないですが、ピンはちょっと固く方向性もあるので、正しい向き(ピンの頭が面取りされていない方)からピンポンチとハンマーで叩いて抜きます。今回のサンプルでは写真の向きで上から叩くとスムーズに抜けました。
この時、大きめのハンマーで一気に叩くのがポイント。小さいハンマーで何回もコンコンやると、最悪アッパーが割れてしまうことも。ご注意を。
HOPチャンバーはダイヤルのネジを外せば完全分解。
写真のようにプラと8の字のラバーを組み合わさったHOPテンショナーが独特ですね。たぶんクイックバレルチェンジ機能のためだと思います。
しかし、このテンショナーが問題なので、何とかしなければなりません。
また、HOP調整ダイヤルが緩い!という人は、ダイヤルとチャンバーの間にシムを1枚挟んで組み上げるとテンションが強くなります。
そこで使うのがJONES AIRSOFTの「PRECISION TENSIONER」。
国内でも2,000円以下で販売されています。
BB弾の重量によって2種類がセットになっていますが、まぁ赤い方だけあれば大丈夫w
逆に、もし周囲に「青い方が余ってる」人がいたら譲ってもらいましょう。先端部を0.3mmほど削ればほぼ同じ仕様になります。
これを組み込んで元に戻せば、HOPまわりの改修はほぼOKです。簡単ですね!
ついでにバレルユニットにも手を入れる!
でも、せっかくなので、HOPパッキンも合わせて交換しましょう!
バレルユニットの嵌合部、上側のイモネジを外せばインナーバレルが抜けます、というか結構強いスプリングで飛び出てきます。
HOPパッキン部の黒いカバーをズラせば・・・
真っ赤なHOPパッキンがお目見え!(ロットによってはクリアグリーンもあるようです) これをマルイ純正のものに差し替えましょう。
ただし、写真のように3mm前後のカットは必須。こうしないとパッキンがたるんでエア漏れが起きます。ピッタリ垂直に切らなくても、ハサミでチョキンとやれば大丈夫です。
あるいは5mmほど切ってしまって、シールテープを1周~1周半ほど巻くのもアリ。エア漏れが減って初速が安定します。
これらの改修で、0.2g弾でもちょうどよいHOPがかかるようになって、サバゲでも十分以上に使えるようになります。
なお、メカボックスの内部は(今回のサンプルでは)特に問題ありませんでした。ベアリングはちゃんと接着固定されており、シムも(ほぼ)バッチリ。さすが高級中華w
欲をいえば、モーターをマルイの1000(ショートタイプ)に交換すれば、燃費が良くなりサイクルもちょっと上がるはず。
インナーバレルはデフォルトのもので問題ありませんが、国産品に変えておくとより集弾するようになるでしょう。加えてタペットプレートもマルイ純正のM4用(だったはずw)に交換すると、給弾位置がぴったり決まって同じく命中精度がアップするようです(やってないので未確認ですw)。
このように、最低限HOPまわりに手を入れれば、何の問題もなく使えるしっかりとした電動ガンです。
面倒な加工がなく、社外パーツに差し替えるだけで何とかなるので(≒お金で解決!)、ビギナーでも自力で調整できる海外製電動ガンともいえますね。
国内の市場在庫もそろそろアヤしくなってきたので、欲しいという人は「なるはや」でゲットしておくことをオススメします。
本当にいいガンですよー。
[amazonjs asin=”B00C63LZL2″ locale=”JP” title=”WII TECH Magpul MASADA対応ホップアップチャンバー+ノズルセット”]