昨年(2012年)9月に日本でも公開された、全世界でヒットした究極のサバイバル―ゲームを描いた『ハンガーゲーム』。その続編となる作品がいよいよ明日より公開となります。
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少し前にさばなびでも前作のDVDレビューを紹介しましたが、ついにその第二弾が公開されますね。
そもそも『ハンガーゲーム』ってなんぞや?という人もいるかと思うので、簡単にあらすじと設定から説明していきましょう。
時代は近未来。
かつてアメリカと呼ばれた北アメリカ地域には、パネムという独裁国家ができていた。
このパネムは、12の奴隷地区と、キャピトルと呼ばれる一部の富裕層&支配者層が住む地域で構成されている。
12の奴隷地区は、キャピトルに富と繁栄をもたらすために存在し、奴隷地区の人々たちは満足な食料も与えられず、貧困に喘いでいる。そして、ちょっとでも国家への不満をもらそうものなら、反逆罪で厳しい弾圧を受けるような世の中なのだ。そんなパネムで1年に1回、行われる国民的一大行事が「ハンガーゲーム」である。
12の奴隷地区から男女1名ずつ選ばれた若者たちが、厳しい自然環境を再現したフィールドに集められて、最後の1人になるまで殺し合いを行い、見事、生き残れば、生涯の富と名声が得られる。
ゲームの様子は、完全生中継され、キャピトルの人間たちはそのゲームに熱狂し、奴隷地区の人々は、明日は我が身とばかりにパネムの国家権力の強大さに恐怖する。
というのが、この物語の設定です。
次に前作から今回に至るまでのあらすじですが、
最愛の妹の身代わりとなって、ハンガーゲームに志願したヒロインのカットニス(ジェニファー・ローレンス)は、同じく地区から選出されたピータと共に見事生き残ることに成功する。
しかし、その活躍が奴隷地区に住む人々に勇気と希望を与えることになり、国家への革命への火種になると危惧した最高指導者のスノー大統領は、カットニスを危険人物と考え、イメージを失墜させた上で、抹殺しようと画策。そこで考えられたのが、25年に1回行われるハンガーゲーム記念大会となる75回大会での「歴代勝者たちによるハンガーゲーム」だ。
各奴隷地区でまだ生存する勝者から選ばれるのだが、カットニスが住む第12地区で生存する女性の勝者は彼女しかいない。
完全に仕組まれた戦い。そして各地区から選ばれた勝者たちは、比較的裕福な地域で幼少期からハンガーゲームで生き残るための訓練を施された、殺しのプロたち。
この絶体絶命の状態を彼女は打開できるのか?
まさに「ひぇー」と叫びたくなるような展開です。
ちなみにハンガーゲームのルールを列記すると、
●勝者は生き残った1名のみ
●闘技場にあるものはすべて武器として使用可
●闘技場での全ての言動はTV中継され、プライバシーはない
●プレイヤーには専属の教育係、スタイリスト、PR担当がつく
●チームプレイも認められる
-会場-
さまざまな罠が仕掛けられた湖・森林を改造したヴァーチャル闘技場
-勝利者得点-
生涯の富と名声