世の中の技術の進歩を感じずにはいられない昨今のニューテクノロージーといえば、3Dプリンターが代表格の1つです。
立体物を精密に作り出すことができる3Dプリンターは、どんな物まで作れてしまうのか?とは、当然誰もが思うこと。
実際、ハイレベルなサバゲーマーの間でも、カスタマイズする際の機能改善パーツに3Dプリンターで作った部品を利用しているなんて話も聞きます。
そんな中、禁断の製作物といえるのが「実銃」です。
最も有名なのが、アメリカで製作されたリベレーター(Liberator)と呼ばれている3Dプリンター銃。
[youtube]http://youtu.be/drPz6n6UXQY[/youtube]
銃社会アメリカといえども、相次ぐ銃による悲しい犯罪や事故が起きるたびに、銃規制に関する議論は高まるようで、当然3Dプリンターによって実銃が作れてしまう事実は、アメリカ社会に大きな衝撃を与えました。
ちなみにリベレーターの設計データはネットで配布されたこともあり、既に世界中に広まっているといわれています。
そんな中、気になるニュースが現地時間の2013年12月3日に飛び込んできました。
「米下院、プラスチック銃禁止を承認するも、3D銃器法は改訂せず」
ニュースの概要としては、アメリカの下院で、3Dプリンターによる実銃製作への規制にまで目を向けた「プラスチック銃禁止法」が改訂されなかったというもの。
現在アメリカでは、金属探知機などで検知できない銃を規制する法案があり、銃器メーカーは金属探知機で検知できる十分な量の金属を含めなければならないという自主規制があります。今回の下院での採決では、3Dプリンターによる実銃に関する項目の追加はなく、既存の規制の延長のみにとどまったとのことです。
新たな技術に対応した、適切な法整備は必要なことですが、時として過剰な規制になり、技術の可能性をつぶしてしまうこともないとはいえません。
非常に難しい問題ではありますが、アメリカの動向によって日本にも何らかの影響を与えそうなので経過を見守りたいところです。
一方日本でも、実銃ではありませんが、3Dプリンターで38口径のモデルガンを作った人の動画もありました。
[youtube]http://youtu.be/voGiuQ7Tuzg[/youtube]
小学生並みの感想になってしまいますが、3Dプリンター、すげー!!!!!!
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