トム・ハンクスといえば、宇宙から帰れなくなったり(「アポロ13」)、祖国のクーデターで空港から帰れなくなったり(「ターミナル」)、無人島に漂流して帰れなくなったり(「キャスト・アウェイ」)と、何かと家に帰れなくなることが多い俳優さんです(笑)。
そんなトム・ハンクスが、またまた家に帰れなくなるかもしれないのが、今回紹介する『キャプテン・フィリップス』です。
そもそもこの映画は、2009年4月にソマリア沖で実際に起きた海賊によるアメリカの貨物船の襲撃及び船長人質事件を元にした作品です。
アメリカでは、かなりの注目を集めた事件で、日本でもこの事件後、ソマリア沖の海賊問題がしばしば取り上げられるようになりました。
トム・ハンクス扮する、フィリップス船長が、海賊と対峙し、そして人質となった4日間を描いた映画です。
2ページ目へ
*次ページからレビューに入ります