東京・市ヶ谷にある防衛省といえば、陸、海、空の自衛隊を司る拠点。
スパロボ的な価値観で語るなら、マジンガーZの基地のような謎のベールに包まれたトップシークレットかつとっても重要な施設です(笑)。
そもそも現在の防衛省がある市ヶ谷台には、徳川御三家の1つである尾張徳川家第二代光友公が、江戸幕府四代将軍・家綱公より拝領した5万坪の敷地に建てた上屋敷がありました。
戦前には、陸軍士官学校があり、戦中には大本営陸軍部、陸軍省、参謀本部が置かれ、戦後は「極東国際軍事裁判」(東京裁判)の法廷として使われ、さらにその後、陸上自衛隊東部方面総監部として使われていた頃には、作家の三島由紀夫氏らによる、三島事件が起きるなど、文字通り、日本の近代史を見守ってきた場所です。
ちなみに防衛省(当時は防衛庁)がこの地に移転してきたのは、平成12年5月。
それまでは、現在・東京ミッドタウンが建っている六本木地区の檜町にありました。
そんな防衛省が、毎週・月曜日から金曜日まで一般向けの施設見学ツアーを行っていることを、皆さんはご存じでしょうか?
正門前の物々しい警備を見ていると、よもや中に入れるとは思えないのですが、事前に予約を行えば無料で見学ツアーに参加することができるのです。
今回は、そんな市ヶ谷台ツアーの「休日特別開催」と銘打たれた、2013年11月16日(土)の回に参加してきたので、高橋優菜ちゃんと共に紹介していきましょう。