【小物にも注目】各メーカーのサバイバルグッズも見逃すな!-危機管理産業展2013リポート その2

東京ビックサイト・西1・2ホールで2013年10月2日から4日まで開催された「危機管理産業展2013」。
今回は同時開催の「東京国際消防防災展」「東京国際航空宇宙産業展」の様子も併せて紹介していきましょう。

 

ダットサイトなど光学機器で有名な「サイトロンジャパン」のブースの一角で、マニアに話題の「セラコート」の出展(鈴友)がありました。

セラコートはとにかく皮膜が強く、耐熱性も約1,000℃。実銃メーカーのコルトやナイツでも採用されています。つまり、「ナイツの黒」とオーダーすれば、そっくり同じ色で仕上がってくるのです。また、写真のようなカラーチップを参考に、好みの色調が選べます。
従来は焼付けのみでしたが、今では非焼付けタイプもOK。樹脂部品にも施工できるそうです。

 

イスラエル製の包帯・止血帯
負傷時を考慮して片手で巻けるのが特徴で、巻く途中に弓型のプラスチックパーツをかませるのがポイント。巻き方を工夫すれば、包帯だけでなく三角巾のようにも使えます。
エマージェンシーキットの中にぜひ入れておきたいですね。

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こちらは便利グッズ。
左は濡れても書ける全天候型ボールペン「ALL-WEATHER TREKKER PEN」。いくら防水紙があっても、普通の筆記具では雨の中じゃ書けません。野外で使うにはピッタリ。遭難時に遺書を書くのにも(笑)
右は最新の防虫ネット「NO-FLY ZONE」。蚊取り線香に使われる除虫菊の成分の合成に成功したらしく、それを練り込んであるとか。単にネットで防ぐだけでなく、攻撃的な(?)防虫グッズです。

 

いつでもどこでも話題になるiPhone。その専用カバーがいくつか見受けられました。
例えばあのPELICANの耐衝撃+防水バージョンと、防水のないモデルがラインナップ。
PELICANブランドなので、間違いなく頑丈でしょう。
下はiPadのカバー。ドイツ製の「aiShell」、見ての通り防水です。
誰が見ても分かるインパクト抜群の展示でした。

 

スコープなどでお馴染みのブッシュネル社のソーラー充電パネル「ソーラーブック」。
柔軟性があり、くるくる巻けるソーラーパネルを採用しているのがポイント。1~2個のUSBポートから出力が可能で、スマホでもタブレットでも充電できます。
また、もし一部が破損しても通電する構造になっており、高い汎用性を誇ります。

●●●東京国際消防防災展2013●●●
こちらは消防をメインとしたイベントで、ホンモノの消防車や救急車などを見られるのがポイント。
メーカーだけでなく各消防本部からの出展もあり、子供から大人まで楽しめます。

まずは注目の消防車メーカーの新車から。

消防車メーカーのモリタが展示していた「空港用化学消防車」。近未来的なキャビンとルーフの放水銃がかっこいい!
油脂火災用の化学消火剤を搭載し、空港内で使用される大型の消防車です(参考出品)。
空港内でしか見られないため、レア度は非常に高い特殊車両ですね。


水上署がある消防本部に配備されている「水上オートバイ」は、船舶の救助活動などに使用されます。
赤白のペイントがあると締まって見えますね。
そしてこの水上オートバイで牽引する専用のスレッドもありました。

写真のように担架に載せた要救助者を迅速に搬送可能。
運河や用水路が多い地域では効果的に運用できそうです。


ARGO社製の小型汎用ビークル
あれ、これのカーキ色のやつをアフガンの写真で見たことあるような気が…?

●●●東京国際航空宇宙産業展2013●●●
こちらは文字通り航空・宇宙産業に関する展示会。部材的な出展が多いかとおもいきや、想像以上に興味深いイベントでしたよ。

 

自衛隊の訓練機だった「T-33A」のカットモデル。
このように正確に美しくカットするのは独自のノウハウが必要だそうで、見る人が見れば「信じられないレベル」の仕上がりだそうです。

 

警視庁の警察ヘリ「はやぶさ」の実機が展示。
コクピットにはピーポくんが鎮座ましましておりました。
間近で見る機会はほとんどないため、周囲にはヘリマニアと警察マニアが群がっていたのが印象的です。

 

インド製の戦闘ヘリコプターの模型。
最近ではインドはヘリを国産化しています。
ベースはユーロコプターっぽいですが、このパッケージで輸出を狙っているのでしょう。
しかし、最近ではインドとかブラジルとか、欧米以外の航空機メーカーの話題をよく耳にしますね。

 

宇宙関連ということで、惑星作業ロボットも出展。
いかにも!なルックスで、見ているだけでテンション上がる人も多いのでは?
あと数年で「アナライザー」も実現しそうです(笑)

 

さて、このように各イベントを駆け足で紹介しましたがいかがだったでしょうか。
消防や航空に興味がなくても、行けば必ず何かしら楽しめるイベントです。
今年はもう終わってしまいますが、また来年、チャンスがあったらぜひ訪れてみて下さい。

 

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乾 宗一郎

東京都生まれ。親の影響で幼少時よりモデルガンに親しんで育つ。装備品よりは銃器類の方に明るく、民間ARとオールドリボルバー、SFプロップガンが専門分野。ここ数年はガスブローバックのARカスタマイズにハマっている。好きな映画は『エイリアン2』、好きなモビルスーツは「トールギス」。サバゲはエアガンカスタムのフィールドテストとして嗜む程度。

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